すこしはやくおきたひなんとなく、起きた時にはまだ辺りは薄暗くて、多分きっと日の出前なんだろうなと思いながら夜の雰囲気が残る空気を吸った。
昨夜の情事を物語るようにはだけた着物を軽く着直す。
まだ起きるのには少し早い。
いつも私が起きた時には既にいない彼女も今日はまだ隣で眠っていた。
「…れいむ」
声を掛けてみても反応がない。
どうやら本当に眠っているみたいだ。
彼女の顔にかかっていた横髪を軽く避けると、なんとも無防備な寝顔が現れた。
ほんのりと湿り気のある唇がやけに色っぽい。
今なら何してもバレないんじゃないか、そんな考えが頭を過る。
ちょっと、ほんの一瞬触れるだけならバレないんじゃないか、って。
どくん、と心臓が波打った。
なんだか悪いことをしているみたいで、いけないことをしているみたいで、そのまま心拍は加速していくばかり。
「起きてないよな…大丈夫…」
それ以上のことなんて何度も、それこそ昨夜だってしたっていうのに今更こんなことで躊躇う必要も無いはずなのに、躊躇って。
ごくりと固唾を飲む音が響いた気がして、息を吸う音でさえも大きく響いてるような気がして息を止めた。
今度は心臓が波打つ音が身体全体に響いてるみたいでキリがない。
「…ほんとに寝てる起きてないよね」
寝たフリをしててそう言われて起きてる、と言う人はそう居ないけど、何も反応がないから大丈夫。
自分に言い聞かせるみたいにそう言って、覚悟を決める。
自分の唇と彼女の唇を合わせた。
柔らかくて、暖かくて、湿り気の所為かちょっと吸い付く感じがする。
脳裏に浮かぶのは昨夜の彼女の顔。
楽しそうにほんのりと笑みを浮かべ、こちらの反応を伺うようにしている顔。
キスの時に目を開けるのはルール違反だっていつも言ってるのに全然守ってくれないけど、その顔を知っているということは私も少し目を開けているということだからあんまり強くは言えない。
ほら、例えばこんな風に、少しだけ細く目を開けて…。
その時に私の目には映ったのはばっちり目が開いてる霊夢の顔だった。
状況が理解出来なくてしばらく硬直してるうちに、霊夢がにやにやしだした。
「おはよう、魔理沙」
「あ…れ、れいむ…」
全てを知っているかのような霊夢の振る舞いに咄嗟に今の状況を理解した。
逃げようとするも先手を取られており、逃げることは叶わない。
いつの間にか腰に回されていた手はどう頑張っても解くことが出来ない。
「目覚めのキスにはちょっとまだ早いんじゃないねぇ魔理沙」
「い…いつから起きてた…」
「さぁいつかしら。名前を呼ばれた辺りから」
つまり、ほとんど初めから起きてたって訳だ。
ということは全部全部バレてたってこと…?
「起きてるんなら起きてるって言ってよ」
「それじゃあ面白くないじゃない」
面白いとか面白くないとか、そんな話じゃなくて、バレてたら私が恥ずかしいから言って欲しいって話なのに。
だって、だってそんなのまるで、まだ足りないって言ってるみたいで。
「ねぇ魔理沙、続きはしないのこんなのじゃ足りないでしょう」
「そんなわけ…」
じっと見つめる目は図星でしょう、とでも言っているようだった。
どうしても嘘はつけないみたい。
「ほら、続き」
そう言う霊夢に、私は身体を預けることで答えた。
〈あとがき〉
らくがきレイマリでしたとさ。
朝チュンと第2ラウンド、そんな感じ。
ちょ〜っとえっちだったかもしれん、すまんな。
これは私へのご褒美&皆様へのお知らせの為のやつなので〜っ!!!
高校、決まりました
投稿頻度戻ると思います〜!!やった〜!!!
書きかけの単発も連載も更新していきますよ!
いやぁ…よかったよかった…
と、まぁ大分端折ってしまいましたが、更新頻度が戻るということです
では、近いうちにまた!!!
(9時からぺこらちゃんのライブなんだよ〜!!)
レイマリは俺のジャスティス…
ぽいぴくあとがきぃ
お気に入りのものを選ぶせいで私の趣味がバレてしまうね…
いちゃらぶレイマリちゃん、とても良いと思います
最近いちゃらぶ書いてたっけ…(遠い目)
楽しいね
情事の前がとっても好きなのがバレてしまう〜〜〜!!!
情事の後も好きだよ()
また気が向いたらなにか載せます
載せる度にタグが減ってるのは気のせいではない…
ところでポイピクって10万字も載せれるのやばない?
シリーズ物完結したらまとめて載せれちゃうかも…!?
検討します〜!!!まだ何も完結してないけど!!!