Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    zabznak

    @zabizina

    @zabznak

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 6

    zabznak

    ☆quiet follow

    倫理感と親子の情とロの情緒が死滅してるタイプのダビロマと生前ダヒソロ
    やることはヤッてる

    ノリで書いた反省してる

    蹴り飛ばす意味すらなく 自分をベッドに押し倒し、覆いかぶさる新緑の色をもつ美しいサーヴァントをかすむ目で眺めながら、ロマニ・アーキマンは自身の心情の動きにソロモンであった頃との相似を見つけてひどく不快な気分になっていた。



     どうしてこうなったと問われても、ロマニ・アーキマンにはいまいちよく分かってはいなかった。
     根を詰めすぎだと仕事を取り上げられて自室に休憩に戻る途中、ダビデ王と行きあって、何を話したわけでもないのに部屋まで付いてこられて寝台に押し倒されて衣服をはがれようとしている。終了。

     ダビデ王に特に欲情とか熱っぽい視線とかそんなものは見られなかったが(むしろいたずらっぽいというかなにか楽しそうではあった)、まあこれで寝かしつけてくれようとしているんだろうとか思うほど初心でも清い身でも無かった。
     というかこの人は、目の前の男が息子?息子とは言えないまでも肉体の血縁的には紛れもなく実子のものだと分かっているのだろうか。自身が避けていたこともあり、そういった踏み込んだことをダビデ王と話したことは無かった。全てわかっていますよというような顔をしたかと思えば、飄々と本心を悟らせない人だったもので。

     でもまあ、と緩やかに思考を巡らせる。
     ソロモンだったときも『こういうの』あったよなぁ。


     その時の自分は身体を作り変えていて、その時も確か自身が貴方の子であるとは伝えてはなかったけれど。
     あの時、父は抱いている女が息子であると気がついていたのだろうか。今のこの男はどうであろうか。とりとめのない思考は、まあどうでもいいか、というところに帰結して、そうして自分はすっかりきれいに裸になっていた。

     こういうところ、ちょっと人間味が足りてない気がする。と思うとめちゃくちゃ気分が沈んだが、まあ個人差個人差、ほらボクってまだ精神的には成長期だし。と言い聞かせたらちょっとマシになった。


     心理的な問題は特になかったが、肉体的な問題があった。端的にいってめっちゃ疲れてる。
     眠気はないが意識と視界が霞んでいる。ヤバのヤバであると言えよう。如何に偉大なるダビデ王に請われているとはいえ一刻も早く長く休息をとりたい。

    「ダビデ王」「ん?」「ボク寝ますね。体は好きに使っていいんで」

     おやすみなさい。返事も聞かずに体の電源をブチッとした。これぞ人類の英知、最効率の身体回復入眠である。そうと分かっているセックスくらいでは起きるつもりはない。さよならバイバイ。


     おはよう。特にいい目覚めではないがそれなりに疲れはとれた。
     ダビデ王はとっくに居なくなっていて部屋には自分一人だった。
     きれいに布団は掛けられていたが、股関節とあらぬところが痛むのでまあセックスはしっかりしてったんだなと思う。なにせ相手はサーヴァントなので確証は残っていないのだが。腹を下さなくて便利便利。
     汚れ自体はさしてないが、寝汗くらいはかいている。管制室に向かう前にシャワーを浴びよう。

     そうして廊下に出た頃には、すっかりいつもどおりであった。
     真実も事実も、何一つ価値はなく、路端の石のように転がるばかり。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    zabznak

    MAIKING書きたいとこだけ萌えたとこだけの猫i物語パロの金綱のような茨綱のようなもの。なんか妙に金ちゃんと茨ちゃんは仲良しなので注意
    台詞だけ
    例の虐待解説シーンだけ「吾は障られた綱の両親に話を聞きに行ったんだがな」「綱めが殴られた時の話なのだが。まずは一発顔を思いきり殴ったがびくともしなかったそうだ。まああやつ体幹とかしっかりしてるしな。それで怒りが収まらなかった父御はそのまま綱の髪を掴んで引き倒して、腹やら足やら、まあ片っ端から蹴りつけたり踏みつけにしたりしたそうだぞ」「一通り暴力を振るって疲れて蹴りつけるのを止めた父親に綱はこう言ったそうだ」

    『駄目だろうお父さん。子供を殴ったりしたら』

    「気持ち悪い」「散々痛めつけられて、嘔吐までしている人間が加害者に言う言葉かこれが。気持ち悪い。悍ましい。あやつには、人間としての感性が、感情が欠けている」「あんな欠陥人間を十年以上殺しもせずに育ててきたやつらには同情する」「自身の心も他人の心も分からぬくせ、真っ当であることに固執して正しすぎるほど正しい人間が一つ屋根の下に居るなど、よりにもよってそれが自分の子供などとはな」「愛のなんたるか、情の一つも理解できぬくせに家族ごっこを要求される苦痛など想像したくもない」「綱こそが加害者だ」「今回の事件は全てが異常事態だ。何もかもが異常事態で、綱だけが異分子だ」「原因はあやつで事態をかき回しているのもあやつで救われているのもあやつだ」「あやつが全部悪い」「お前とて気がついているのだろう、金時」
    596

    recommended works