湯治の旅から始まる全国討伐旅行(5sパロ)続き殴り書き道中で見たい話
・ふと間違えて順平が荒垣の荷物開けたらえぐい量の薬出てきてヒュッとなる話
・(絵描くのに資料とか撮るのに使えるかもと)順平が買ってくれたカメラを持ってきたチドリが旅の記録撮ると言って、すごい最初は下手だけど最後はめちゃくちゃ素敵な写真を撮れるようになってる話
・夜中に荒垣が息をしてるか確認の為起きてる真田の話
・荒垣シェフ
・荒垣が目を覚ました後どう思ってたか語るやつ
・途中で寄った海で遊ぶ特別課外活動部とか、ちょっと見学だと言って浜辺で待機の荒垣の所にやたら皆が貝やら昆布を持ってくるせいで何か豪華になる荒垣周り
・長距離移動中ずっと酔って死んでる荒垣、初めての旅行にはしゃぎすぎてこちらも酔ったチドリ

湯治の旅から始まる全国討伐旅行(5sパロ)2010年の夏、今年の夏は何をするかという話になった時真田が荒垣の体質改善目的で全国の温泉巡り行く(本人は聞いてないし初耳だし何なら意識取り戻してまだ数ヶ月)と聞いて皆が盛り上がって皆も行くとなり、キャンピングカーで温泉巡りする事になる特別課外活動部。
当日突然チドリを連れてきちゃう順平やら車でゲロ酔いの荒垣。
運転手は免許取った真田と美鶴が交代制(荒垣はドクターストップかかって取れてないし何なら杖持ちとかありそう)
夜に羽毛布団数枚とか使うからと見た目も室温も爆上がりで文句を言われる荒垣とかそんな最中シャドウ絡みの事件に遭遇してこれが全国で起きてるとわかり、旅行の目的が湯治と名物巡りの旅からシャドウ討伐ついでに湯治となる一同。

誕生日、いつも通りの朝　普段通りの時間に目を覚ました。
　ベッドから下り、カーテンを開く。日の出にはまだ早いらしく、部屋の明るさは大して変わらなかった。そのまま鍵に手をかけ、窓を開けて換気をする。外から侵入してきた冷たい風から逃れるように、窓から少しだけ離れた。ふと学習机の上に置かれたデジタル時計が目について、何とは無しに手に取って持ち上げる。非常にシンプルな造りをした四角いそれは、時刻は午前5時、日付は9月22日を表示していた。
　(ああ、そういえば今日だったか)
　いまいち覚醒し切れていない頭で、真田はぼんやりと自分の誕生日を認識した。子どもの頃は日がな一日そわそわと落ち着かない気持ちで過ごしていたものだが、16回目ともなれば特別感も薄れてくるらしい。

スターチス　その日中に終えねばならない粗方の仕事を片付け、ふうと息を吐く。するとふっと力が抜けて、こんなにも肩に力を入れていたのかと美鶴はようやく気が付いた。
　ここ暫くは公安と共同での非公式シャドウ制圧部署の設立及び始動に向けた各所への調整、交渉、加えて各地に出現したシャドウの対処など、やるべきことが隙間なく詰まっていて休む暇がほとんど無い。当然、仕事で手抜きなどするつもりは毛頭無いが、やはり疲労は相応に溜まってしまうものである。
　気分転換に紅茶でも淹れよう。そう思い立ち席を立った時、窓から差し込む夕陽が目に入った。時計を見やると、時刻はそろそろ18時になろうかという頃だった。
　ほんの少し前までは、この時間になるととっくに陽は落ち切っていた気がする。春というのはこうも知らぬ間に訪れているものだったか。大人になると時の流れが早くなる、とは聞いたことがあるものの、いざ実感すると何かに置いて行かれてしまったような寂しさがあった。それはきっと、1年前まで寮で共同生活をしていた仲間達を想う懐かしさと一体の感情なのだろうと美鶴は思う。