まるで生娘を白いシーツの上に飾るかのように横たえられる。何をって私だ、私をまるで生娘のように扱っているのだ、この年上の部下は。
「おい、シャリア!何を…っ!」
「ふふっ、驚いて言葉遣いが荒くなっていますよ、シロウズくん?」
「何をそんなー…んっ」
茶番を、とつなげようとした言葉を塞がれる。何にって、シャリア・ブル中佐の唇にである。なんだこれは、とんだ色男の手管じゃあないか!
頑なに閉じている唇の境目をぬるりと熱い舌で舐られ、固く尖らせた舌先で何度か扉をノックするように突かれる。
私が唇を開かないことにしびれを切らしたのか、いやらしい水音を立てて殊更ゆっくりと唇が離された。
「シロウズくん、大人のキスは初めてですか?」
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