5/3 E0-M2 & 5/4 E6-M0!「ふむ…。昨日は見事に一昨日の完封負けの雪辱を晴らせた試合になったね。プロ入り2年目のトモタカ投手も実に堂々たる投げっぷりだったし、後を繋いだリリーフ陣も盤石だった」
「ソラもニシグッチも僅差のリードを守りきれなくて先発の勝ちを消しちまう事が続いてたからなー。やっぱ打線がしっかりしてりゃ、投げる方も伸び伸び実力発揮できるってなもんさ!
さーて、今夜からビジター3連戦だぜ兄貴!相手先発はまたしても鷲キラーのカトウ投手だなー。やっぱりキーマンは右打者かな?ユキヤとか、フランコとか…」
「ああ。今夜の番組のチェックポイントとしておこう………それから…」
「…。兄貴〜。なーんか調子悪そうだよな。大丈夫か?」
「な、なんだマッシュ。俺は至って健康そのものだよ。本日はどんな商品を紹介しようか検討していたのさ」
「いーやおかしい。ずーっと携帯チラチラ見ちまって…
ははーん、さてはあのティナって子が連絡くれないもんだからいじけてるんだな?」
「いじけるとは何だ!そんなんじゃないよ。昨日も一昨日も番組に誘ったけれど、色良い返事が貰えなかったからね…。忙しいのかと心配になっていただけで」
「ふーーん…。どうやら今回は、だいぶ兄貴の方がお熱になっちまってるみたいだな」
「マッシュ、お前な…」
「だってそうだろ。大体今までも何人か女性引っ掛けることはあったけど、番組にまで連れてきたのはティナが初めてだもんなー。
気持ちはわかるぜ!確かにあの娘は良い子だし。どんな酷え負け方しても、絶対に選手の悪口は言わねえもの。一緒に観戦するならああいう子がいいなって、俺も思うよ」
「そうだろう。やはりお前も分かってくれるか…。
嬉しかったんだよ。あの晩…酷い負け試合に打ちのめされて球場の植え込みを刈り込んでいた私に、にこやかに話しかけてくれた彼女がまるで天使に見えた」
「番組サボってゴゴに押し付けた日だな。ッたく、えらい目に遭ったよこっちは」
「あの時は悪かった!」
「へへ。まァ何だ、ティナは真面目そうな性格だし、理由もなく兄貴のこと突き放したりはしねえだろ。そのうちまた遊びに来てくれるさ」
「…そうだな。
全く、気分は初恋そのものだよ。この俺が、に27にもなってこんな気持ちになるとはなあ…
何が起こるか分からないものだね」
なんだそりゃ、な人間模様が進行している間にもペナントレースは動いております。
今夜から5位鷲vs6位ハムの逆天王山!何としても勝ち越したい!