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    オサハタ

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    半サギョSS、ピクブラからの移動、噛みたい半田くんの話【独占欲と愛情】

    #半サギョ

    紅い唇『噛みたい』
    と、思ったのは、生まれて初めてだった。

    すぐに『駄目だ』と打ち消した、傷つけてしまうから。
    一番傷つけたくない人を、傷つけたくなくて。

    それなのにくだんの感情はいつまで経っても消えなくて、むしろ募る一方で、このままではいつか本当に──と、怖くなって。

    「どうしたんですか⁉︎」
    と、相手に聞かれるまで、気付かなかった。
    自分が泣いていることにも、それほどまでにその願望が、自分の中に深く根付いてしまっている、こと、にも。

    嗚咽の中で上手く話せていた自信は全くない。
    それでも相手は──恋人は、何度も頷きながら、一度も目を逸らすことなく、俺の辿々しくつたない、言の葉を、ひとつ残らず拾って、くれた。

    「ねぇ、先輩」
    恋人の声はどこまでも優しくて、ますます涙が溢れた。
    「先輩は、本当に、僕のことが好きですねぇ」
    面映おもはゆそうに、それでいて嬉しそうに、笑った口元の犬歯が、俺の喉元に、刺さった。
    「僕もね、噛みたくなる──好きで、好き過ぎて、欲しくて、全部、自分のものにしたくて」
    痛みは、無い。
    あるのは、優越感。
    「だからね、それは、悪いことじゃ無い──いいよ、どこでも、噛んで」
    開け広げられた身体。
    俺が迷わず歯を、立てた、のは──
    「……ストレート過ぎて、逆に意外かも」
    と、恋人に言わしめた、場所だった。
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    DONE94・🍑🌱
    2023/07/01から始まる、ヴリンスホテルコラボのノンアルカクテルを見ての妄想。
    イメージカクテルの話「どうだ、サギョウ! 素晴らしい出来だろう!!」目の前に差し出された脚付きのカクテルグラスは、瑞々しいほどの緑色で満たされていた。「この『キウイジンジャー』は名前の通り、キウイシロップをジンジャーエールで割ったものだ!! キウイの甘さとジンジャーのピリ辛さ。甘さはY談波にかかってしまったうっかりさを! ピリ辛さは、臆すること無く上司にもツッコミを入れられる力強さを表した一品と言えよう!!」「それで、これは何ですか?」グラスの飲み口いっぱいに飾られた緑の葉っぱ。「セロリだが?」さも当然と答える姿に腹が立つ。「ミントじゃないんですね。先輩のには乗ってるのに…」隣へ視線をずらすと、どっしりとしたウィスキーグラス。その中には、先輩をイメージした、『ミルキーピーチ』が注がれていた。吸対の制服をイメージした、白と青のカラーリング。味は、先輩の名前の桃味。そして、存在感のあるセロリの茎。「俺も飾りはセロリの葉で良いと言ったのだが…」「マドラー代わりにセロリの茎も使っちゃってますからね。飾りにセロリの葉を使ったら、セロリセロリしてうるさいですよ」「ロナルドの怯える姿を見るためならセロリセロリしても良いのだがな」残念そうに先輩が言う。多分こうなるのではと分かってはいたけれど、やっぱり現実を見てしまうと文句の一つも言いたくなる。「どうやっても僕のイメージは緑でセロリなんですね」「まさにサギョウをイメージしているではないか!!」「いや、あの、もうちょっとあるでしょう? 活躍の場がないんで忘れられてるかも知れませんが、僕、狙撃の腕を買われて吸対に入ったんですよ?! 狙撃主サギョウをイメージした、『君のハートを狙い撃ち♡』みた」「駄目だ」食い気味で却下された。チクショー!!
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