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    2Lamb_77

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    2Lamb_77

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    ※死ネタるつ※
    従者or錬金術師×王様みたいなかんじ
    謎時空

    俺の語彙力で伝わるとは思えないので補足をさせていただくと、
    「王様つかは不治の病に侵され危篤状態。呼吸マスクを付けなんとかつないでいる状態での、恋人の類と最後の逢瀬であった。
    もう満足に呼吸器が働かない体で呼吸マスクを外すということは死を意味する。そんな中でつかはるいに終わらせてもらうことを選ぶ」
    みたいな話

    #類司
    Ruikasa

    「本当に、よろしいのですか?」
     いつになく深刻な声色で重々しくオレに尋ねる類。類の両手に収められたオレの手が強く包み込まれる。
    「もちろん、だ……。おまえ、に、なら」
    「ふふっ、恋人冥利に尽きます……」
     耳元で響く声は笑っている。霞み揺れる視界では、類の顔を詳細に捉えることができないが、長い間聞き続けてきた声だ。類の心の機微に気づけないオレではない。
    「僕がこんなことしたとばれたら、冬弥くんたちに怒られてしまうかもしれませんね」
     口調はいつも通りなのに、心なしか指が震えているような感触がする。酷なお願いであることは重々承知していた。でもやはり、このままいつ目覚めるかわからない状態で眠り続けるより、ほかの誰でもない、類の手で眠りたかった。
     震える手を宥めようと、鉛のように重い片手を何とか類の手のひらと重ね、そっと指でなぞる。
    「るい、さいご、に、おねがい……、きいてくれる、か……」
    「…………司様」
     オレの片手を閉じ込めていた手が開き、再びオレの両の手が包み込まれた。指の先端の感触はもう殆どないが、なんだか暖かいような気がした。
    「キス、してくれ……」
     はっと息をのむような音。聴覚以外の感覚がもう殆ど機能していないがためなのか、それともこの部屋がオレと類以外存在しないからなのか、鮮明に類の息遣いが聞こえた。しばらく長い沈黙に沈んだ。しかし、意を決したようで、ぎゅっと力強く手を握られたかと思えば、オレの手はベッドへ落ちていった。
    「あなたが……、君がそれを望むなら」
     耳元から聞こえていた類の声が、正面へと移る。オレの手を包んでいた暖かい両手は、さすがの手つきでオレの後頭部と口元へと流れるように動いていった。
     口元へ流れた類の右手がオレの口を覆う呼吸マスクを外す。
    「あいしてるぞ……、るい…………」
    「あぁ、僕もさ…………」
     今までで一番熱く深い口づけを交わす。呼吸器の代わりにオレに送り込まれる息遣いは、必死につなぎとめてくれているようで、なんだかうれしくなってしまう。こんな幸せな気持ちで眠れるオレは幸せ者だな。

     

     どれくらい経っただろうか。
     そっと唇を離せば、唇同士をつなぐ銀の糸がかかる。しかし、お釈迦様が垂らす蜘蛛の糸より脆いそれは、いとも簡単に途切れてしまった。
    「おやすみ、司くん……」
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    PROGRESS※18歳未満閲覧厳禁※

    2024/5/26開催のCOMIC CITY 大阪 126 キミセカにて発行予定の小粒まめさんとのR18大人のおもちゃ合同誌

    naの作品は26P
    タイトルは未定です!!!

    サンプル6P+R18シーン4P

    冒頭導入部とエッチシーン抜粋です🫡❣️

    あらすじ▼
    類のガレージにてショーの打合せをしていた2人。
    打合せ後休憩しようとしたところに、自身で発明した🌟の中を再現したというお○ほを見つけてしまった🌟。
    自分がいるのに玩具などを使おうとしていた🎈にふつふつと嫉妬した🌟は検証と称して………

    毎度の事ながら本編8割えろいことしてます。
    サンプル内含め🎈🌟共に汚喘ぎや🎈が🌟にお○ほで攻められるといった表現なども含まれますので、いつもより🌟優位🎈よわよわ要素が強めになっております。
    苦手な方はご注意を。

    本編中は淫語もたくさんなので相変わらず何でも許せる方向けです。

    正式なお知らせ・お取り置きについてはまた開催日近づきましたら行います。

    pass
    18↑?
    yes/no

    余談
    今回体調不良もあり進捗が鈍かったのですが、無事にえちかわ🎈🌟を今回も仕上げました!!!
    色んな🌟の表情がかけてとても楽しかったです。

    大天才小粒まめさんとの合同誌、すごく恐れ多いのですがよろしくお願い致します!
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    飽き性なので応援がなかったら全然書けないので、1人の類司に囚われてる友人にべた甘に褒めてもらってますが続けられる気がしません。
    続かせようと頑張ってます
    良かったら応援してください😭
    本編終わらないのに何故かアクスタ出来ました楽しみだなぁ\(^o^)/
    眠れる竜と満月になり損ねた魔女プロセカ人魚パロ
    【眠れる竜と満月になり損ねた魔女】

    プロローグ


    これはとある出来損ないの物語だ。



    僕は自分が異質だと気付いていた。

    黒々とした筋肉出てきた脚はほかの人魚とは異なる上に、やはり目立つ。
    手のように使いこなすことの出来るこれは便利で一度に他の作業ができる。
    何もかも器用にこなす僕は間違いなく天才と呼ばれる部類だった。
    当然異質である者は、平凡なるものとは馴染むことはできない。
    言われるまでもなく孤立していたし、媚びる気も、群れる気もさらさらなかった。
    親も兄弟もみな物心つく頃にはもう既に存在していなかったため、強いて言うなら僕の住処を隠れ蓑にしている色とりどりの小魚達が唯一の暇つぶしの対象であった。
    僕の周りを小魚達が踊る様は好きだったが、それではあまりに刺激がたりない。
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