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    fuji_u2dch

    「藤浪」名義で支部をメインに活動しています。此処には支部に置かない/置けないものをぽいぽいしていきます多分
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    fuji_u2dch

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    拙作「ほしうみをのぞむ」の裏設定/解説まとめ②

    ##支部作品裏側まとめ

    「ほしうみをのぞむ」小ネタ裏設定まとめ②◯キャラ設定
    それぞれ、
    後輩くんは縦の系譜(親戚のスタジオでモデルとしてデビュー、彼(水色さん)の背を見て学ぶ)
    新人くんは横の系譜(ダンス教室の先輩後輩友人知人、知らない人(水色さん)との縁)
    青さんは縦横どちらも(親から受け継いだ才能、環境。小さい頃から関わってきた親の知り合い。旧友であり腐れ縁である水色さんとの縁。黒さんたちとの縁。海外での縁。掴んだ仕事先での業界人との関わりなどなど)
    を意識していた。


    ◯水色さん
    青さんが「音楽業界」の申し子ならば、彼は「カメラ業界」の申し子だった。幼い時からキッズモデルとして界隈で生きており、また親同士の縁で青さんと知り合っている。両親ともに日本・海外で名の知れた有名人であり海外の血を引いている。顔に傷を作ってはいけないと言われているがそんなことよりサッカーがしたい。大先生!サッカーしにいくで!はあ⁉︎ぼくいまピアノを、バカシッマお前ぇ!!!
    顔は古代ギリシャの彫刻か何かかと言われんばりに整ってはいるが、この界隈では珍しくもなんともないやろと高を括っている。それはさておき仕事のために磨くのも怠らない。やめろ。それ以上何をどうするつもりだ。
    なお口を開くと残念と言われているため、実は全体的に見ると残念なイケメン枠である。作中盛んに彼の顔の造形の良さを綴っていたのに?あれはね、後輩であり憧れの人である欲目と押し切られた洗脳状態だよ。
    飛び入り参戦でかつ俺の推薦なら絶対グルッペンが食いつくやろ(急な推薦枠でも許されるだろう)と思ってやった。普段はこんな非常識的なことはしない。なおオーディション内容が元相棒たる青さん含んだユニット結成メンバーの募集であることは周知していた。ショッピくんとチーノの業界入りに関わったとしてかなり先輩風を吹かせており大先生が顔を顰めている。ウチの子やぞお前。結果二人それぞれで二人の後輩たちによく飯を奢っている。自分たちの分は割り勘(なお大先生は昔財布を持ち歩かない主義のヒトデナシだったのでかなりコネシマさんから奢られた過去を持つ)
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    fuji_u2dch

    MOURNINGホシクジラ(宇宙鯨)という種族の青さんのお話を書こうとしてあまりのファンタジー感の強さにやめたもの

    ホシクジラ(宇宙鯨)とは?
    宇宙を泳ぐ鯨。幻想種のうちの一つ。海の鯨と似た身体をもつが、これまで関わったことのある種族のカタチを借りることもでき、言葉を交わすことも出来るらしい。
    生き物の夢を餌とする。これまで食べてきた夢を身体に貯蓄することで、透明な身体の中で星が瞬くようにも見える。
    宇宙飛ぶクジラは夢をみない 潮騒の音と月の静けさ。宵闇の安寧と夜風のせせらぎ。それらに浮かされて、すいと尾鰭で静まり返った星海を蹴った。
     人型をしていたならばきっと、鼻歌を奏でたであろうぐらいには、ホシクジラの鬱は上機嫌だった。このような夜には、美味しい食事が摂れる。事実、先ほどの海辺近くの家で眠っていたニンゲンの夢は、少しばかり食んだ瞬間にすぅと融けるような心地よいものだった。きっと水晶を食べた時は、あんな味だ。無味のようでいて、しかし爽やかで。後味の引かない涼しさに、それから少しばかりのうらさびしさをアクセントに添えて。見事にホシクジラとしての鬱が好む夢だった。
     腹ごなしも済んで、なんとはなしに人の多い都市部へ方向を変える。文明の灯りが灯された建物の聳え立つ空へ。泳ぎにくいけれども、どうせ自身を気にするイキモノは少ないからホシクジラは悠々と尾鰭を上下させ、身体を泳がす。時計塔だかなんだか知らないが、邪魔な建物を目印に。夜なのによおやるわと胸のうちで呟いて、目下のいくつもの光を眺める。月夜の海面より、地上はよっぽど眩しかった。
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    fuji_u2dch

    MEMOCharles、Charles!血濡れた一族、国の番犬!

    ——ああ、割れた鐘は、二度とその音を鳴らされない。

    彼らの作品としてまず最初に考えた結果性癖の福袋みたいな設定になりすぎてお蔵入りした「一族シリーズ」について。なお藤浪の初期の作品は大抵ここから着想を得ています。
    「一族シリーズ」メモ『とある一族の話』

    シャルル、と名付けられたその青い瞳の少年は、国が有する優秀な技術者である二人の両親の元に生まれました。

    機械工学を専攻し国のマザーコンピュータの開発にすら関わった父親と、国の諜報機関の第一線で働く母親の間に生まれた彼は、類稀なる頭脳を持った明晰な子供でした。
    乾いた大地に雨が染み込むように、父親からは機械に関する知識を、母親からは諜報のイロハの手ほどきを受けて育った少年は、国が欲する「人材」として育っていきました。
    彼は優秀でした。彼の父親も母親も彼を慈しみ、愛を持って彼を育てました。彼はそれを良く享受しながら、優秀なる人材へと育ちました。
    少年はいつか自分もお国のため、国民のために働くのだと理解していました。そこに疑問などはありません。痛いのも苦しいのも嫌いですが、そういうものなのだと受け入れておりました。大きくなったら、父と母のようになるのだと、信じていたのです。
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    fuji_u2dch

    MOURNING亡国の死神のおはなし。或いは何処かの国にいる情報を一手に担った、爪を出さない鷹のおはなし。

    完成させる未来が一切見えないので供養しておきます。古参ふぉろわが覚えているか分かりませんが一応説明すると「一族シリーズ」です。なお文章ではないです。文章ではない。これは(書きたいところしか書いていない)箇条書きと言うんだ
    亡霊の墓を暴く夢の中だ。
    そう、これは夢の中だ。或いは過去の懐かしき記憶の回想。
    自分も彼も、今よりほんの少しだけ背丈が低くて、今よりもっと若いときなのだろう。
    対面する彼の顔は見えない。長い前髪が目を覆い隠してしまっているのだ。深い深い海の底のような瞳を。
    彼が口を開く。
    常の軽々しい声とは異なり、それは重く、決意に満ちた声だった。
    「これだけは、譲れへん。例えグルちゃんの頼みでも、僕は絶対にこれだけは曲げん」
    思えば、彼が明確な意思表示をするのはとても珍しいものだった。確固たる意思なんて持ち合わせていないように見えて、その実、磐石とした決意とプライドを持ち合わせている彼は、それを他者から隠す。何枚ものヴェールを重ね、煙に巻いて、その中身を決してわからせない。性分なのか、誰かからの教えなのか。まぁそんなことはどうでもいいのだ。大切なのは、そんな彼が自分に言い放った内容。
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