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    hydroxidestar

    @ReinesReines

    ツバサ(紅)です。好き勝手に書いてます。よしなに

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    hydroxidestar

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    刀剣乱舞、ぶぜまつ。パライソ2部曲の赤いお兄さんズの曲が色気たっぷりでちょっと怪しい曲だったので。

    Yeloow Sac SpiderYeloow Sac Spider

    (頭が警鐘を鳴らしている。これ以上毒されたら、僕は抜け出せない)
    「豊前……どうして……」

    「松井……。ここにいれば、お前は苦しい想いをしなくて済むんだ」

    松井が連れてこられた場所は、籠のような部屋だった。
    装飾は松井が好むゴシックで整えられている。
    豊前の表情は、泣いているような、苦しいような…苦悶と言った方が近い。松井の足首には赤いリボンが結ばれている。豊前は跪くと、松井の足首に恭しく唇を落とした。

    「豊前……っ!なにを……っ」
    「まつの、お前の羽根をむしってしまえば、お前はもうどこにも行かなくていいんだ。苦しい想いも、悲しい想いをしなくて済む」

    周囲を見回して松井は思った。ここは、本丸でない。本丸ではない、どこか別の場所。まるでここは、鳥籠のようだ。

    「豊前、どうして……」
    「お前を誰にも見せたくない…そしてその瞳に、俺だけを写してほしいんだ」
    「ぶぜ、」

    松井の声は、豊前からの口づけで塞がされてしまった。松井は体を動かそうとしたものの、足首のリボンが絡まって思うように動かせない。

    「お前の熱に、毒されていたのは、俺の方か」

    松井。もう離したくねえんだ。毒の糸に絡まってしまったのは豊前か松井か。それは当事者にしか分からない。
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    recommended works

    Lope

    DONE「松井江には好いている相手がいるらしい」と小耳に挟んだりいだあが、居ても立ってもいられなくなって、せめて松井くんのファーストキスだけは自分で奪おうと思い立つところから始まるぶぜまつです。甘々です。

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    プリーズ・キス・ミー 愛機が仕舞ってある納屋で、内番着の豊前江が片恋相手を待っている。豊前はそわそわとしながら、外を通る足音が聞こえる度に外をちらりと見てしまう。
     松井江には、どうやら意中の者が居るらしい。他の刀剣男士の談笑で小耳に挟んだ情報に、豊前の心が掻き乱されている。自分を慕う松井の眼差しや言葉が、自分以外の誰かに向けられるのは我慢ならない。豊前は、そう思ってしまう自分の狭量さにも嫌気が差していた。
     今の気持ちのままでは、きっと松井の恋を応援できない。では、どうすれば心から松井のことを応援できるようになるだろうか。それをずっと考えていた豊前は、己の中でようやく答えを出した。
     ふと、豊前の耳が、一人分の足音を聞き取った。聞こえた方を向いた瞬間、豊前の胸が一瞬だけ張り詰めて、そして高鳴りはじめる。
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