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    Tyon。

    五悠を書いています。
    誰かに刺されば嬉しいです!

    @yon_472

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    Tyon。

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    五悠です。
    五条教官×悠仁くんの教習所パロ

    まだ途中だけど、取り急ぎ!
    完成したら、再掲載します。

    #五悠
    fiveYo
    #教習所パロ
    drivingSchoolParody

    教習所 十八になる春休み。自動車教習所に通い始めた。
     交通の便が良くなったとは言え、やはり車移動の方が何かと便利だし、爺ちゃんとも遠くまで行ける。
     バイトで貯めた三十万を納金して、今日から呪術自動車教習所に通うことになった。

    「5番の人〜」

     座学を終えて早速実技。
     ファイルに挟まれた車体番号が呼ばれて「はい!」と返事をして車へ向かった。
     銀髪に真っ黒なサングラスをかけた教官が担当だ。

    「虎杖悠仁くんね。僕は、五条悟。よろしくね」
    「よろしくおなしゃっしす!」
    「へぇ〜九十度のお辞儀なんて礼儀正しいね。嫌いじゃないよ、そういう子」

     見るからに軽そうで、上から目線なその教官は不思議な雰囲気がある。
     なんだか初めて会った気はしない。人の顔は覚える方だし、こんな目立つ人忘れるはずないんだけどな。
     じーっと見つめていると、口の端が上がりニコッと微笑まれる。やっぱり、会ったことねーか。

    「まずはタイヤは空気が漏れていないか、ライトは付くかの車の確認からね」
    「うすっ!」

     タイヤもライトも確認して、車に乗り込む。

    「そしたら、座席、ハンドルの位置を直して、ミラーを確認。あと、シートベルトも忘れないでね」
    「うす!」
    「左がブレーキ、右がアクセル。ブレーキ踏みながら、シフトレバーをDにする。そしてハンドブレーキを下ろす」
    「うす!」
    「よし、走ってみようか。場内は20キロ制限だから、制限時速は守る様に心がけてね。もしもの時は、僕がブレーキ踏むから安心して」

     ちゃらちゃらした人かと思えば、ちゃんと教官だ。分かりやすいし、親しみやすい。
     場内を一周して、時間はあっという間だった。実技も終わりの頃、五条教官が変なことを聞いてきた。

    「悠仁はさ、彼女いるの?」
    「俺?いねーけど。教官は?」
    「僕もいないよ」

     シフトレバーをPに入れ、ハンドブレーキも持ち上げて、この会話は終わった。
     車を降りてから「じゃあ、悠仁。また実技出会えたら良いね」と声をかけられたけど、次回が誰かなんて俺は決められない。そりゃ教習所にいる限りはいつか会うだろうと「また、五条教官だと良いな!」と返した。
     


    ◻︎◻︎◻︎


     実技2回目。
     早く卒業できるようにと、座学はまとまった日を作って全て終えた。残るは実技のみ。
     実技も連続でコマ取ってすぐに終わらせよう。この調子なら、予定より早く卒業できそうだ。
     今日の車体は5番。前回も5番だったな。

    (もしかして、五条教官だったりして)

     とか考えたら口角が上がった。

    「5番の人〜」
    「はーい!」

     と向かった先には、白髪のサングラス男性。

    「あ、」
    「あぁ〜悠仁〜!」

     実技は久しぶりだし、教習所生も分からんくらいいるのに、五条教官は俺を覚えていた。

    「また会えたね、悠仁」
    「うす!今日もおなしゃす!」

     俺の顔を見てニコニコしてる五条教官は、きっと生徒を覚えるタイプなんだろう。
     車のチェックも終え、運転席に座る。シートベルトを伸ばして、ハンドルを握ろうとした時、シュルシュル…とシートベルトが元に戻ってしまった。

    (あ、ちゃんと刺さってなかったんだ)

     そう思って、再びシートベルトに手を掛けようとすると、教官の手が伸びてきて、自然な流れでバングルにカチャと音を立てて、差し込まれる。

    「…ありがとう」
    「はい。シートベルトは、後部座席も義務化されてるからね。後ろに乗る時も忘れずにね」
    「うす…」

     五条教官はやっぱり不思議な人。他人にこんなにも自然にパーソナルスペースを脅かされたことはなかった。
     自分でも不思議なくらい、五条教官の隣は落ち着く。安心の間違いかな。

    「ミラーも確認したね。そうしたら出発ー!」
    「おう!」

     講師だけど、フレンドリーだし、接しやすい。今日の実技もうまく行く気がしてきた。
     アクセルを踏み込む。

    「あ、20キロ制限は守ってね」
    「うす!」
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