まずチャンドラは自分を恋愛対象とする男なんて現れる事はないと思ってる。
ハインラインとノイマンの事を目の当たりにしても、ノイマンは顔も整ってるし、やばい操舵する特別な奴だからって感じてる。
コノエはいつもの様にチャンドラをお茶や食事に誘って口説き始める。チャンドラは、冗談だと思ってなかなか口説かれてくれない。
「君と毎日一緒に食事したい」
「毎日は無理でしょう、可能な限りはお付き合いしますよ」
「僕の家に一緒に住まない?」
「プラントにあるんでしょう?俺はナチュラルなので行けませんよ」
「じゃあオーブに家建てて一緒に住もう」
「遊びに行かせて貰いますよ」
何を言っても恋愛方面に考えてもらえないので
コノエ、作戦を変更
言質取ってから外堀埋める作戦
コノエはチャンドラに嫌われては居ないと思っていて、むしろ好感度は高いだろうと感じてる。
実際、チャンドラからコノエへの好感度は高い。
(尊敬できる上司、楽しくお喋りできる人)
コノエに「僕とずっと一緒にいてくれる?」と聞かれても話し相手居なくなったら寂しいだけだと思ってチャンドラは「いいですよ」って答える。
言質とったコノエ、外堀を埋める
コノエ、人格者なのですぐ外堀埋める事ができる。そしてチャンドラの退路も塞ぐ。
「チャンドラ君、左手を貸してくれるかい?」
「どうぞ?」
コノエはチャンドラの左薬指に指輪嵌めながら
笑顔で言った
「ずっと一緒に居てくれるんだよね?」
「言いましたけど…。えっ、なんですこれ?」
「僕のこと本当に嫌だったら外して」
チャンドラとしてもコノエとお喋りしている時間は楽しいし、楽しみにしている。
コノエの事が嫌なわけない。外せない。
「僕のこと恋愛対象としてみて欲しいんだ」
チャンドラはこの事でやっと、自分が恋愛対象として見られてることに気づく。
あの時も、あの誘いも、全部本気だったんだ。
そんな事があってからもコノエはチャンドラの事をお茶や食事に誘う。その度に嫌だったら断ってねってちゃんと言う。チャンドラは嫌じゃないから断れない。
これまでと同じ口説き文句でもコノエの事を意識し始めたチャンドラの反応も違う。
恋愛対象として見て欲しい発言から変わったのは、チャンドラの左手をコノエが取って親指で指輪にそっと触れるぐらい。
チャンドラもだんだんコノエの事を恋愛対象として見始める。決定打は自分の手に触れてくる時のコノエの眼差し。
コノエに恋したチャンドラは、自分でも指輪を用意する。
そしてコノエの左薬指に指輪を嵌めながら、「死ぬまでずっと一緒に居てあげますよ」って言う。
「本当に?」
「男に二言はありません」
「ありがとう」
そう言ってコノエはチャンドラのこと抱きしめる。チャンドラにはコノエの思いの外、しっかりしてて厚みのある体にドキドキして欲しい。
成立までに一年以上かかって欲しい。
ゆっくり恋に落ちて欲しい。
コノエとチャンドラ、体格差がありそうでそこもいいと思ってます。