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    deundeuun

    @candi___ru059

    🔥🎴・💎⚡️が大好きです💕 久々腐りました。 
    腐る直前に書いたssなども、あげたりしてます。今は大腐りです。

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    deundeuun

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    #rntnワンドロワンライ に参加致します。
    「自惚れても、いいのだろうか。」を選びました。
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    ・🔥🎴 ・継子if ・ちょっと🔥さん弱気

    知らなかった、君のこと。 君の目は丸く大きく美しい。君の口は大きく開く、口角がぐっと上がるのが可愛らしい。君の手は…自分ではガサガサだと言っていたが、妹の頭を撫でるとき、彼女だけでなく、周りまで幸せにする。そんな君が、何故。何故なんだ。俺には全くわからない。何故俺の羽織を抱くのか。


     目につく隊士だった。殺伐とした鬼殺隊の中で、彼の周りだけ笑い声が絶えなかった。笑い合うだけでなく、最後には皆を鼓舞する。不思議な光景だった。鬼に家族を殺された者が多い鬼殺隊で初めて見るタイプだった。気付いたときには、目が追うようになっていた。今思えば、ややこしい家庭に育った俺が無意識に温かさを求めていたのかもしれない。 
     俺は自分に何も自信はない。ただ声が大きく、少し強いだけだ。君のように周りを笑顔にできるのかもわからない。近くにいる太陽のような君。そんな君が継子になってくれ、俺はその温かさを少し浴びることができ、幸せだった。夜毎命を賭して闘う、心身共に疲れる日々の、まさに癒しであった。気持ちが温かく、穏やかになるのがわかった。

     だが、今俺は、初めて彼に関わることで心臓が痛くなっている。早鐘のように、けたたましく、鼓動が走る。今日俺は屋敷に戻り、用事をこなしていた。少年は雑多な用事をこなしてくれていた。稽古だけでなく、雑務もしてくれていた。はずだった。ふと俺の自室で物音がした。そっと覗いてみると、竈門少年が畳の上に座り込み、俺の羽織を両手で胸に抱きしめている。力がこもるのがわかるほど、両手で鷲掴みにしている。表情は柔らかく、左頬をそっと優しく羽織に埋めている。唇は力なく開かれ、目はとろっと、空を見ている。気付いたら俺は部屋の外の壁に背中をつけていた。見てはいけないものを見てしまったかのようで、体が熱くなって、驚きが隠せない。

    「煉獄さん…お慕いして…おります。…ごめんなさい。今だけ…こんなことしてる…の。許してください。」

     小さくか細い声。はつらつとした、いつもの声ではない。喉からやっと産まれた声。最後のほうは、少し涙声だった。俺は自分の胸にそっと手を当てた。こんなに早く心臓が動くことを俺は知らなかった。空を見上げ、頭を壁にそっとつける。はぁっとため息をついて、俺もそっと呟く。

    「自惚れても、いいのだろうか。」
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    deundeuun

    DONE #rntnワンドロワンライ に参加致します。
    「自惚れても、いいのだろうか。」を選びました。
    ⚠️
    ・🔥🎴 ・継子if ・ちょっと🔥さん弱気
    知らなかった、君のこと。 君の目は丸く大きく美しい。君の口は大きく開く、口角がぐっと上がるのが可愛らしい。君の手は…自分ではガサガサだと言っていたが、妹の頭を撫でるとき、彼女だけでなく、周りまで幸せにする。そんな君が、何故。何故なんだ。俺には全くわからない。何故俺の羽織を抱くのか。


     目につく隊士だった。殺伐とした鬼殺隊の中で、彼の周りだけ笑い声が絶えなかった。笑い合うだけでなく、最後には皆を鼓舞する。不思議な光景だった。鬼に家族を殺された者が多い鬼殺隊で初めて見るタイプだった。気付いたときには、目が追うようになっていた。今思えば、ややこしい家庭に育った俺が無意識に温かさを求めていたのかもしれない。 
     俺は自分に何も自信はない。ただ声が大きく、少し強いだけだ。君のように周りを笑顔にできるのかもわからない。近くにいる太陽のような君。そんな君が継子になってくれ、俺はその温かさを少し浴びることができ、幸せだった。夜毎命を賭して闘う、心身共に疲れる日々の、まさに癒しであった。気持ちが温かく、穏やかになるのがわかった。
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