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    寒冬さん

    @haru_sam175
    小説とか書く。

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    寒冬さん

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    フォロワー様から「春歌さんのにちじょう、で連載してほしい」という素敵なアイデアを頂き、書き始めたSSです。二次創作。

    #七海春歌
    sevenSeasSpringSong

    七海春歌のにちじょう。【連勤明けの夜編】 流石の連勤は疲れる。
     疲労感をあからさまに纏って、肩を低く、首を垂れて、重い荷物をくたくたの腕でギュッと握りしめた。
    「も、もう、無理です……」
     鞄に手を入れて、無造作に鍵を取り出し、ドアを開け、出鱈目に靴を脱いだ。
     荷物は玄関へ肩から落とすように置き、靴下も薄手の上着も洗濯機の中へ突っ込んだ。全てはこの疲労に対する勢いに溢れていた。
    「はあー。」
     部屋着に着替えることもなく、スカートやシャツのシワを気にする余裕もなく、ソファへ飛び込んだ。ふかふかのソファ。この為に帰ってきたといっても過言ではない。人をダメにするソファ……いや、人をゼロにするソファだ。
    「……楽、だなあ……」
     春歌は顔だけ横に向けて、一人ニンマリと笑みを浮かべた。頭の上の方に置いてあった、靴下ペンギンのぬいぐるみを引っ張って、細い足と疲労し切った腕の中で抱きしめた。深く深く、ギュッと。
     同時に、疲れ切った身と心が、ゆっくりと解れていくような感覚に落ちる。
     そんな幸せな時間を感じること、五分。春歌はいよいよ、身を起こし、顔を洗いに向かう。
     今日は早めに寝よう、と心に決めた。
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