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    I_met_Maria_02

    @I_met_Maria_02

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    rurisakagtn121

    MAIKING大正軸無限柱稽古時空っぽい感じの付き合ってる義炭。冨岡さんの語り。
    炭治郎くんが冨岡さんに近づくモブに嫉妬している話ですが今のところのオチはそういう話ではないです。
    蕾は胎動せし 守るべきものを、悉く失ってきた。俺に残されたものがあるとすれば、この命だけなのだ。鬼狩りという仕事柄、それさえもいつ失われるか分からなかった。今の俺には、何も無いのと同じだ。生まれてきた意味も、生きていく理由も、もう分からない。
     そんな風に、全てを諦めかけた時だ。まるで悪足掻きのように拾い上げたのが、竈門炭治郎という少年である。炭治郎は、屈託のない優しさでもって俺の懐に潜り込んだ。今や、己が命よりも大切なただひとりの相手だった。俺からどんな思いで見られているかも知らずに、俺の隣で笑っている。因果なものだ。俺はまた、失いたくないものを抱えるようになった。
     俺にとって、他人を心から愛しいと思うのは、ある意味で合理性に欠けた現象だった。余所事に関心はない。そもそも人付き合いの希薄な身で、好いた惚れたの話を耳にする機会も少なかった。このまま死んでいく他ない、つまらない男を誑かしたのは、後にも先にも炭治郎だけだ。
    2529

    batako1192

    MOURNING第3回義炭ワンドロワンライ企画【寝たふり】で書いたものの、深夜執筆約2時間+翌朝新書メーカーしてたら修正したくなって30分以上というよく分からない結果になってしまったのでここに供養。
    寝たふり「………さん、ぎゆうさん、義勇さん」

    名前を呼ばれた気がして、ゆっくりと意識が浮上した。とは言え、眠気はまだ健在で、重たいまぶたは光を受ける気がないらしい。
    それでも覚醒した脳は、自然と状況整理を始めてくれる。ここはどこで、自分は何をしていたんだったか…?


    今日は中学の剣道部が休みだから、ランドセル二年目になった俺の小さな友人・炭治郎が遊びに来るんだ。それでいつもの休日よりも早めに起きたんだった。眠い目をこすりながら起き上がって、今日の為に準備しておいた青のストライプのシャツが視界に入って、思わず頬が緩んだのだ。
    少し青みがかった俺の瞳が好きらしい炭治郎は、俺が青を身に付けると似合うと褒めてくれる。でも、初めてそのシャツを着たときだけは違った。出迎えた俺を見上げたまま絶句。顔を真っ赤にして、ぽかんと口を開けたまま玄関で固まってしまった。そして、熱中症にでもなったのかと心配してオロオロする俺に、意を決したように小さな手を握りしめて言った。
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