Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    hiraisakura1127

    @hiraisakura1127

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 17

    hiraisakura1127

    ☆quiet follow

    【あらすじ】
    母の粋なはからい?で、炭治郎はお見合いをする事に。しかし、そのお相手は良家の兄弟……2人の男性だった!
    戸惑う炭治郎に、2人と共同生活をして、どちらと結婚するか決めて欲しいと提案され……!?

    【注意】
    ⚫︎続きもので、これが第一話になります
    ⚫︎とんでもない設定で話が進みますので、なんでも許せる方向け
    ⚫︎突っ込みどころ満載
    ⚫︎エロ度低めです(当社比)
    ⚫︎炭煉、炭千、少し杏千表

    #炭千
    charcoalThousand
    #炭煉
    charcoalMaking

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖🌋😍😍🍼🍼🍌🍑😍🌋🍼🍼😍😍💖🌋
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    桜庭🌸

    PAST💎さん、お誕生日おめでとうッ!
    ということで(?)💎さん友情出演のお話です😎
    杏千 / 大正軸
    杏千プチ開催記念のアンソロジーに寄稿させていただいた小説の再録です
    (公開許可いただいています)
    酔いのようには醒めなくて「まぁ、一杯やろうや」
     酒を勧めたのは、宇髄のほうだった。
     共同任務の作戦会議後、宇髄が煉獄家に一晩泊まると言い出したのがはじまりだった。難色を示す杏寿郎の肩を気安く抱いて、「土産にうまい酒でも買っていこうぜ」と店じまいを始めた商店街に彼を連れ込んだ。「おい、宇髄」なおも抵抗する同僚に、「大丈夫、大丈夫」とけんもほろろに返す。もし拒絶されれば、酒を妻への土産にすればいい。そう考えていたのだ。
     結局のところ、家長は不在だった。「昔お世話になった人のご葬儀だそうです。さきほどまでいらっしゃったのですが、ふらりと出ていかれました」そう説明する次男は、何でもないことのようにてきぱきと夕食を用意している。鎹鴉から宇髄同伴の帰宅を聞いてすぐに炊き始めたのだろう、釜戸から漂う湯気とともに柔らかな米の匂いが立ち上ってきた。たすき掛けをした袖口からのぞく生白い細腕を見て、杏寿郎は「千寿郎を一人にするなんて」と顔を顰めた。しかし、それも一瞬のことだった。父が留守にしたのは、自分が珍しく夕方に戻ると鎹鴉からの伝達があったからだろうと納得したのだ。不器用ながらも千寿郎に一人で夜を過ごさせんとする父の心の内を想像して、杏寿郎はやっと眉を下げた。
    4653