Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    ogusareutyouran

    @ogusareutyouran

    @ogusareutyouran

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 3

    ogusareutyouran

    ☆quiet follow

    自作創作奇病の設定
    不明点はましまろとかDMとかで聞いてください

    #創作奇病
    creativity
    ##宝石病

    Tap to full screen (size:1077x1520).Repost is prohibited
    😍😍😍😍💖💖🙏🙏😍👏❤❤❤💴💴💴🙏🙏🙏🙏😭💖💖🌋🍆😭😍😍😍😍💞💞💞💖💖😭☺☺💞😍😍🌋💯🙏💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖❤❤💖💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    のくたの諸々倉庫

    DONEあるいはひどく遅効性/ディルガイ 毒を、飲んだ。
    「……はは、なるほど……これはすごい、な」
     味がひどいとか喉が焼けるようだとか、そういった点からすればそれは、ディルックが嫌う酒と同じようなものだったのかもしれない。けれど自らの体内を確実に蝕む感覚に、ああこれでと目を閉じる直前。
     横たわったベッドのすぐ近く、暗闇にそっと溶けるように──そこに誰かがいるような気がした。



    「みつけたよ、にいさん」
     言われて慌てて、ディルックは顔を上げる。そうすれば大きな目を細め、笑う義弟の──とうに死んだはずのガイアが、在りし日の姿でこちらを見つめていた。
    「これでかくれんぼは僕の勝ちだね、次は何して遊ぼうか!」
     慌てて辺りを見回した。いつかのワイナリーの敷地内だった。そして視界に映る自らの手足もまだ、随分と小さい。
     ……今ならば分かる、これは夢だ。走馬灯と言ってもいいかもしれないが、あまりにもディルック自身の願望が含まれ過ぎているとも思った。
     けれど、ならば。抱えていた膝を離して立ち上がる。どうせ全て夢だと分かっているのだ、最後に楽しく過ごすのも悪くない。
     伸ばした手は存外はっきりした感覚と共に、ガイアの頬に触れる 2709