剥がされてろのあれ「……何だよ、酔っ払い」
弔いを終えて潮騒の街へと帰ってきたブラッドリーを見つけたネロは覚束ない足取りでブラッドリーに近寄った。
「おい、ブラッドリ……リー」
凄む目でブラッドリーを見るネロは、ブラッドリーのシャツの襟元に手をかけると、がばっと大きく左右に開いた。
「!?」
紐止めの玉が生地にぶつかりそれ以上開かなくなると素早く上着ごと肩から落とす。
ひじの辺りまで落とされた服をつかんでネロは器用にブラッドリーをくるりと反転させ、その背中にのしかかるようにして手を背に這わせた。
「……って、てめえ、何しやがる!」
ブラッドリーはネロを振り払おうとするも、中途半端に脱がされた服が手枷のようになり、行動の自由を奪われる。
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