TOHパロ それは、本当に突然の事だった。
セカイでいつもの様にショーの練習をしていたワンダーランズ×ショウタイム。何でも、類がセカイで一度試運転を行いたい演出があるそうで。楽しそー!とえむは瞳をキラキラと輝かせていた。
「類くん!今日はどんなことをするの!?」
「今日は、司くんの限界を試させて貰いたくて」
「む、オレの限界?」
司、と呼ばれた青年はパチクリと目を瞬かせた。類の演出は主に司が身体を張って行っているので、勿論今回の試運転も自分が行うんだろうなとは思っていたが。
「今更どうしたんだ?」
そう、今まで類は無理難題の演出を司にやらせてきた。無数のロボットで追いかけ回したり、飛び降りてくる司に対して下から巨大扇風機を吹かせたり、宙に飛ばしたり、様々な困難な演出を行ってきた。なのに、なぜ今頃になって。
3402