花屋さんと警察官パロ「はぁー……」
仕入れた花の手入れをしながら花子は悩みに悩んで、大きくため息をついた。
ディスプレイも少し悩んではいるが、今彼の頭はとある人物へのことでいっぱいだった。
想い人、八尋寧々のことだった。彼女にもっとアプローチをしたいが、仕事中にむやみやたらに声をかけるのも悪いという思いから、実は連絡先すら聞けていないのだった。
特に何かあったわけでもないのに交番に行くのも仕事の邪魔になるし、何かに巻き込まれたと心配をかけてしまうのも困るなと思い、彼女が商店街にやってくるのを待っていることしかできていない。
彼女は商店街の見回りだと言って、毎週のようにお店に顔を出してくれているので、大分仲良くはなったんじゃないかと思う、勘違いでなければ。
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