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    ohn_25

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    「勘弁してください」

    #伏五
    volt5

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    kikhimeqmoq

    DONE2020/12/31 伏五が出会った年の年越しです。「僕さぁ、紅白見んのって初めてなんだよね」
    自分だって初めてだ。
    こんな暖かい部屋で、炬燵の上いっぱいにお菓子を広げ、大人しくテレビを見る大晦日なんてそうそう無い。
    津美紀の母親はスナックで働いていて、クリスマスや大晦日のイベント日は子供達を置いて出勤していた。子供二人だけで見るテレビなんて大して面白いこともなく、冷えた晩飯を食べて早々に寝た。初詣もない。そういやサンタだって来なかった。
    でも今日は大人が、悟がいるから大晦日に夜更かしをしている。だからテレビの内容はどうでもいい。紅白ってすげえ人がいるんだな。
    「津美紀ちゃんは?」
    津美紀は悟に聞かれた質問を笑って誤魔化した。
    津美紀から返事をもらえなかった悟は、炬燵のミニ羊羹をほいほいと口に突っ込む。ついでに残った羊羹で積み木を始めた。明らかにテレビに飽きているのに帰らないのはなんでだろう。夕方突然やってきてから、かれこれ三時間以上は炬燵に入っている。テレビを見る以外は、お菓子を食べるか、津美紀にお茶が欲しいと我儘を言うか、俺を揶揄うくらいで他のことは何もしていない。大人が酒も飲まずにこんなにも何もしないのを初めて見た。
    確かにここは 4110

    kikhimeqmoq

    DONE2020年バレンタインの修正再放送です。
    恵たちが高専1年生で、五条先生にチョコをあげる話なので、未来捏造どころかパラレルになってしまいましたが、こういう日があったらよかったのになあという気持ち。っていうのは半分建前で伏五にチョコ食いながらキスして欲しかっただけです。すみません。
    「伏黒、家入さんが呼んでるって」

    その日の授業が終わり、中庭に向かう時だった。二年生が体術の稽古をつけてくれる約束だったので。
    職員棟から走ってきた虎杖は、扉の隙間からそれだけを告げ、風のように駆け抜けていった。ドタバタという足音と意味のない咆哮が遠ざかっていく。相変わらずうるせえな。

    家入さんだったら保健室か。
    保健室というよりも実験室と言った方が正確であろう半地下の部屋は、入口から薄暗い。黄ばんだ引き戸を開けると、少しだけ消毒液のにおいがした。何だか緊張する。
    保健室に来る時は大抵怪我をしているか、ミスって呪われた時か、捕獲した呪霊を実験台にする時ぐらいで、何の用事もなく来る場所じゃない。最近の任務は単純なものばかりで暇なので、特殊事例の聴収もないはずだ。
    それなのに、家入さんが?俺を呼んでるって?







    「めぐみぃ、来た?」

    保健室の中から聞こえた声は、予想していたものではなかった。
    その声に咄嗟に口を尖らせる。
    家入さんじゃないということは別にいい。その声が、聞きなれた男の声だというのが面倒くさい。また碌でもないことを始めたか。
    間延びした声で俺を呼ぶ人は、背が高 3510

    kyou99999

    DOODLE第3回 お題「半分こ」 伏五版ワンドロワンライ「恵さ、前僕にプロポーズした時僕の人生半分背負うって言ってたよね」
    「唐突に何なんですか」
    「なんかふと思い出して」
    「言ってませんね。記憶違いです。あとプロポーズはまだしてません」
    「え~言ったよ~」

    ごろごろとベッドの上を転がる五条の姿は、今から色事に及ぼうとしている人の様には全く見えない。
    伏黒が浴室から戻ってくると、五条は既に全裸にサングラスという傍から見れば異様な格好で布団もかけずにスマホを弄りながら転がっていた。
    その姿は伏黒の欲を煽るというよりも、だらしがないという印象しか与えなかった。

    「ほらあの時さ、人生がどうとか時間どうとかそういうの俺にくれみたいな事なんか言ってたじゃん」

    あの時、とは勢い余って五条に自身の想いを伝えてしまった時のことだろうか、と伏黒は当時の状況を思い返す。

    「まぁ似たような事は言いましたけど」

    伏黒は言葉を紡ぎながら五条が転がるベッドへと腰かけると五条の髪を指で梳く。やっぱりちゃんと乾かしていなかったんだな、と伏黒はひとりごちた。

    「人生半分背負うなんて言ってません。アンタの人生なんて半分にしたところで通常の1人分以上の重さあるんです 1190