恋は盲目 たんたんと、揺する腰に合わせて担いだ長い脚が揺れる。
そろそろだ、と伏黒が思った時に、五条は言った。
「恵。僕の目玉、食べてよ」
五条が恵に『ヤり部屋』だと教えたマンションだ。やりたくなったらここに呼ぶんだと言い、男はお前が初めてなんだよ、やばいよねと、五条はわらって恵の肉をなかに受け入れた。半年前のことだった。
数回セックスしたあとから、五条は自分の目玉を食べてほしいと喘ぐようになった。
伏黒は気が狂ったのかと思い返事をせず五条を揺さぶっていたら、五条は食べ方わからないの?と言ってまぶたを押し抉るしぐさをしたので、慌てて止め、暴発もした。
「いらないです」
「食べてっていつも言ってるのに、めぐみは、ぁっ、言うこときかないね、」
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