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    MenthoKATOU

    @MenthoKATOU

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    MenthoKATOU

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    AIのべりすと先生にチルドマンさんとニトロマンさんのお話を書いてもらいました(未完)。「俺は人工物は撮らない」以降が先生作です。
    人工物は撮らない主義のチルドさんが夜景の代わりに満月を撮るところまではスゲーよかったのに、誰だよスピアヘッド戦隊の部隊長代理パーセプションって!?!?!?唐突すぎるし実際ニトロさんの知り合いに絶妙に「いそう」なのが草を誘います。
    ◆◆◆までで終わりでよさそう(無慈悲)

    ニトロマンが駆るバイクの上で、チルドマンは線になって過ぎ去る標識や車のライトを横目に考えていた。
    たまの休暇に街にやって来て、友人たちと再会を喜び合い、つかの間の賑わいを楽しんだ後。決まってニトロマンはチルドマンを己のバイクの背に乗せ、空港まで送ってくれるのだった。
    チルドマンにはそれが不思議でならなかった。ニトロマンは寡黙な男で、どんな行動をするにしろ、自分の意図するところをほとんど喋らない。
    ニトロマンと自分とは、対して親しい仲である訳でもない。にもかかわらず毎回こうも律儀に、送り届けてくれる理由とはなんなのか。
    彼が何を考えているのか。何一つわからないのが、チルドマンには不安であった。
    「おい」
    不意にかけられた声が、チルドマンを現実に引き戻した。
    自分に背を向けハンドルを握っているニトロマンの言葉が、すぐそばで云われたかのように伝わってきた。接触回線による通信だ。
    「右だ」
    云われた通りの方向に目をやると、遠くに望む街の明かりが、地上の星々のように瞬いている。
    「撮らなくていいのか」

    やはりチルドマンには、この男の意図するところが分かりかねた。ぶっきらぼうな物言いに、他人に興味などないと云わんばかりの態度。
    この男のすることを、自分に対する好意だとか親切心だと解釈できるに足る理由がない。
    いずれにせよ、だ。チルドマンは、先方に倣って接触回線で返答した。
    「俺は人工物は撮らない」「そうかい」
    短い返事と共に、ニトロマンの背中から力が抜けたように感じられた。
    「じゃあ俺だけ撮ってやるよ。ほれっ」
    気軽な言葉と同時に放り投げられ、慌てて掴んだそれは――カメラだった。
    「いらんなら捨てちまえ」
    それだけ告げて、ニトロマンはまた無言になった。
    ――まぁ、そういうことならば……。
    受け取ったカメラを手に取り、チルドマンは夜の空を見上げた。
    星は見えない。代わりに、月があった。
    「……ふむ」
    雲のない夜空に浮かぶ満月に照らされながら、チルドマンはシャッターを押した。
    ◆◆◆
    その日の夜、チルドマンが自室で写真を現像していると、部屋のドアが激しくノックされた。
    「なんだ?」
    「私です!」
    問いかけへの答えは短く簡潔なものだったが、それを聞いただけで誰か分かってしまう自分が恨めしい。
    「入ってもいいですか!?︎」
    「ああ」
    渋々と招き入れると、入ってきたのはもちろん、ニトロマンの友人であり同僚でもある、スピアヘッド戦隊の一人にして、今は亡き部隊長代理を務める男、パーセプションだ。
    「お邪魔
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    MenthoKATOU

    MOURNINGぱなみさんとネーム交換させてもらった汽車星のおはなしの、そのまた前身のおはなしです。ネームにはここまで描いて放ってあり、それを文字起こししたものになります。
    タイトルはぱなみさんが漫画本文内で素敵な解釈をして下さってたのでお借りした概念です
    星のかけらを食うロボットの話 水で満たされたピッチャーとカラフルな英字に彩られた箱が机の上に乱暴に置かれた。
    ガラガラと箱の中身が白いスープボウルの中に注がれる。いくつもの黒い石の塊がボウルの中で山盛りになる。
    赤い機体はそれをスプーンですくって口に運んだ。ボリボリ、ゴリゴリと、石を食んでいるとしか云えない硬質な咀嚼音が響く。
    ひとさじ、ふたさじ。三さじ目を頬張りながら赤い機体――チャージマンはピッチャーを呷り、中身をぐびりぐびりと半分ほども飲み干した。

     この食事風景を眺めていた者たちがいる。同じくエネルギー補給を行っていたチャージマンの兄弟機、総勢七名である。
    彼らのエネルギー補給はチャージマンとは違い、ロボットに必要なエネルギーが濃縮されたE缶を啜ればそれでおしまいだった。だから彼らにとって、大量の石炭と水を腹の中に詰め込むチャージマンの「食事」は一種異様な光景に……云ってしまえば、動物園のゾウが大量の干し草を食べるところを眺めるのに似ていた。
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