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    オケイド

    リバでもなんでも節操ナシに描いて放り投げていくぞ気をつけろぃ

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    オケイド

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    ルクアロのワンドロワンライに参加できなかったけどお題だけお借りして描いた漫画です!

    #ルクアロ
    rquaro.

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    hbnho210

    SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライさまよりお題「耳かき」「仕事中」お借りしました!あの世界の「耳のお掃除」事情がよくわからなかったので捏造です。
    お題:「耳かき」「仕事中」6/26「アーロン、おいで」
     ルークはソファに腰掛けて、まるで猫でも呼ぶように手招きをした。アーロンは呼ばれるままルークの隣に座ったが、フと、コイツ今ネコを呼ぶみたいに俺を呼んだな、ということに気がつき、牙を剥いてルークを睨むと、ずい、と目の前に木製の細い棒を差しだされた。棒の先には見覚えのある造形の飾りがついている。
    「これ、何だと思う? 何と、ニンジャジャンの”耳かき”なんだ!」
     聞きなれない言葉とはじめてみる物体を前に、アーロンは眉間に皺をよせてその”耳かき”とやらをまじまじと見た。
    「耳の掃除をする道具なんだけど、僕たちは使ったことのない道具だよな。ニンジャジャン公式グッズショップの新作なんだ。先端にちょっとカーブがついて小さなスプーンみたいになっているだろう、この先端を耳の中へ入れて、掃除するんだ。そしてなんといってもこの持ち手の上にのっかっているニンジャジャンのフィギュアが実に見事なんだよ! こんなに小さいのに、ほら、みてくれ、こんな細部まで正確に……、待ってアーロン、どこへ行くんだ」
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    hbnho210

    SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライ様よりお題をお借りしました。ヒロルク。そしてルークとアーロンが再会するもっとずっとまえ、まだ少年のルークと少年のアーロンの話。です。捏造アリ。
    お題:「意気地なし」「雪景色」11/27 雪をみるの、はじめてなの?
     埃のようにふわふわとしたものが空から降ってくる様子をいつまでも眺めていたら、不思議そうにそう訊かれた。ほんものを見るのははじめてだけれど、これが雪だということは知っていた。空から降ってくる真っ白なもの。さわると冷たい。何故、知っているのか。何かの本で見たことがあるのだろうか、それとも誰かが教えてくれたのか。誰が? 記憶を探ってみても、そこには地面にぽっかりと空いたように闇い穴しかなくて、何も見えない。その中に手をのばしてみても、手は虚空を彷徨うばかりで、何も掴むことは出来なかった。

     ルークは大人たちの目を盗んでドアを開け、外へ出た。振返って誰も気がついていないことを確かめると、そのまま、施設の門を出た。うっすらと雪のつもった地面を踏むと、蹠にしんしんとしみわたる冷たさに、魂までも凍ってしまう思いがした。空へむかって手をのばしてみたけれど、手のひらで受けとめた雪はすぐに溶けてしまう。ルークは空を見上げた。雪は、空のずっとむこう、銀鼠色の彼方から降ってくる。ルークの額に、頬に、睫毛に、雪はどんどん降ってくる。冷たい。冷たくて、そしてとても美しいと、ルークは思った。そして、この、真っ白で美しいものを、自分は知っている。雪のようで、雪ではない、でも、それが何であるのかは解らない。ルークは雪を、好きだと思った。この眼前にひろがる雪景色の見事さに胸がいっぱいになって、
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    kinoko1923

    SPUR ME大人になったイルアズが、特になんの縛りもなく人間界に観光に行く話です。
    最初だけちょっとしんみりしちゃうんですけど、次回からは軽率に美味しいもの食べたり遊んだりして欲しいな〜と思っています。
    大人になったイルアズが人間界で食べ歩く話(牛丼)冷え冷えとしたアスファルトの道を行く。
    コンクリート製の整然とした街並みは、自由な曲線を描く魔界の建物と違って、ひどく無機質に見えた。
    生まれた世界を眺めておきたい、と思ったのは本当だけれど、隣を歩んでくれる恋人がーーアズくんがいなかったら、すぐにとって返してしまったかもしれない。

    ふわ、と鼻先に香りが届いた。
    玉ねぎと、牛肉。甘辛く煮られたそれの、あたたかで、胃をぎゅうっと握るような香りだ。
    思わず足を止めると、アズくんが身を屈めて、僕の顔を覗き込む。無彩色の街を背景に、認識阻害グラス越しの紅はきらきらと眩い。大丈夫、アズくんがいれば、僕は大丈夫。
    「……あのね、僕。あまり町に行かないようにしてたんだ」
    知らない人について行かないようにって言い含められていたのは、今思うと、僕のためじゃなくて、警察や良識ある大人に見咎められないようにってことだったのかもしれないけれど。
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