そらお 2021/08/06 雑伊(左右固定)に沼った 成人済み 土井尊は読み専タソ保 文字を書く。@masakanootiran ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 4
そらおMAIKING雑伊の人が書いてる。設定ねつ造、勝手に忍術学園の依頼受けちゃう伊作くんがいます。その他諸々、かって設定してます。雑渡さんがモブと結婚させられそうなピンチ お心の広い方向けここからラブコメになるはず なるだろ? なってくれるよな???ラブコメというか、両思いになって欲しいと思います。・ 「ねえ、伊作くん」 保健委員会委員長、善法寺伊作がひとりきりで医務室にこもって薬を煎じていると、真夜中すぎに不意の客人が訪れることがあった。 「はい、雑渡さん。今日はどちらからおいででしょう」 勝手知ったる相手なので伊作も起ち上がったりはしない。作業を続けながら返事だけを返す。 相手の声は聞こえるけれど姿は見えない。気配だけが少し感じられる程度だ。 「ねえ、伊作くん」 答えの代わりに、天上の板が少しだけぐらついたのが目の端に見える。はっと顔を上げると、そこにはもう闇で染め抜いたような大きな姿があった。音もなく床に降り立ち、そのまま伊作のすぐそばへと寄ってくる。 「――はい」 ほんの少しだけ、返事をためらった。見た目も気配もいままでやってきていた雑渡昆奈門とまったくおなじだけれど、わずかに伊作を慎重にさせるなにかを感じたのだ。 3597 そらおDONE #雑伊版深夜のワンドロライお題「ハロウィン」オチが行方不明。かっこいい雑渡さんはいません。猫耳しっぽの伊作くんがいます。名前のないモブ忍が出ます。ワンライ、遅刻はするわ時間超過はするわでなにひとつ成長できていないのですが、とりあえずお題を頂いて頑張って書こう!というモチベーションになっています。いつもありがとうございます。チャレンジできてうれしかったです。「ハロウィン」そらお@masakanootiran「なんでこうなっちゃったんだよ~」 伊作は頭を抱えて部屋の隅にうずくまっている。 「なんでって、君が突然こんなところまでやってくるからだよ」 「雑渡さん~」 「辛いならやめてもいいけど、任務どうするんだい」 「だって――まさか、こんなことするなんて思わなかったんですよ~」 「大丈夫。よく似合ってるよ」 「なんの慰めにもなってません!」 「言っておくけど、今回わたしはなにもしていないからね」 「分かってます~~!」 うずくまったまま嘆く伊作を横目に、雑渡は雑炊の入った竹筒を軽く振って、ここに伊作を連れくるまでを思い返した。 忍術学園の六年である善法寺伊作がうずくまっているこの場所は、タソガレドキ領内の一角にあるタソガレドキ忍軍の拠点のひとつである。 3422 そらおTRAINING雑伊版深夜のワンドロワンライお題「包帯」数馬が赤くなったのは、伊作があまりにも優しい顔をして微笑むからだというのを本文で説明したかったです。「包帯」雑伊+数馬 もう水仕事をするには少し辛い季節になってきた。包帯を洗う手を止めて、冷え切ってかじかんでしまった指先に息を吹きかけた。 温かい呼気でぬくもる度に、じわじわと血が通う気配に指先がうずき出す。 人体の不思議に心奪われ、赤みを取り戻す指先をじっと見つめた。 「伊作先輩、残りは僕が洗ってしまいますから。どうかお部屋に戻ってください」 井戸端で伊作と並んで包帯を洗っていた数馬が顔を上げて伊作をとがめた。その後ろには小山のように積まれた包帯の束がある。 「なに言ってるんだい。数馬のほうが残りの量が多いじゃないか」 「でも――そんなに指先ばかり見ていると、風邪をひいてしまいます」 「そうならないように、早く終わらせて医務室でお茶でも飲もうよ」 2286 そらおTRAINING雑伊版深夜のワンドロワンライ10/3 お題「笑顔」本当に本当の初めての雑伊「笑顔」 雑伊+保「……え!?」 その日、保健委員委員長、善法寺伊作を迎えたのは、下級生たちの戸惑いの叫びだった。 「いや……集中してたら足元がおろそかになって」 照れたように笑う伊作に五対の幼い瞳がじっと注がれている。みな声を出すのも忘れて驚いているのだ。 「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」 最初に我に返ったのは、二年の川西佐近だ。 「先輩の運の悪さは承知しております。けど――」 伊作の運の悪さは折り紙付きだ。保健委員である以上、その事実は自分たちにもつきまとっている。伊作の惨状は、ちょっと山へ入って少なくなっている生薬の種を見つけてこようとして落とし穴に落ちたか、罠にかかったかしたに違いない。そんなことは説明されなくてもわかっている。 2104 1