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    ill_DOCyu02

    🎤ステオリキャラ、🔞関連の置き場です
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    ill_DOCyu02

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    ステ🚚5️⃣の⌚️と💉が再び対峙する話。

    全年齢。冒頭部分です。

    👔が登場します。

    #ヒプステ
    hipster
    #時空院丞武
    tokiwainChancellor
    #神宮寺寂雷
    JingujiJakurai
    #麻天狼
    mayuriVidya-raja

    吊られた男「神宮寺寂雷をご存知ですね?」

     その男は暗闇から浮かび上がるように現れた。
     顔を覆い隠す大きなフードに大柄な体躯。その動きは随分ゆったりとしているがゆらりと歩み寄るその動作は寸分違わず統制され、一般人にはない、骨の髄まで張り巡らされた揺るがぬ体幹が見て取れた。
     終電を逃し人影のない暗い道の脇、疲れきった会社員 観音坂独歩はただならぬ気配を感じた。

    「……すみません、急いでいるので失礼します」

     すれ違い通り過ぎようとした独歩の肩がグッと掴まれる。その予想外の痛みに彼は思わず声を上げた。

    「いッ」
    「もう一度聞きます。神宮寺寂雷を、ご存知ですね?」

     一音一音確かめるような発声。フードの中の表情は見えない。ただニタリとつり上がった口元だけが不気味に街灯に浮かび上がるのが分かった。独歩の背を冷や汗が伝う。

    「何のことでしょう……?」
    「とぼけないでください、『麻天狼の観音坂独歩』。
    貴方のチームに神宮寺寂雷という人物がいることを、知らないとでもお思いですか」
    「は、離してください……!」

     渾身の力を込めてドンッと男を突き飛ばし、180度向きを変え全力で駆け出す。

    ──なんなんだ一体……!! 不審者か?! 俺が何か悪いことを……いや、そんなことはどうでもいい! 早くこの場から逃げ、

     そう思ったのも束の間、目の前が黒い影に覆われる。と同時に首にヒヤリとしたものが押し当てられ独歩はヒュッと息を飲んだ。
     その男は目にも止まらぬ速さで彼の前方に回り込み、その首に腕を回すと切っ先の長いナイフを突きつけてきたのだ。殺される……! 全身に緊張が走る。

    「動きは悪くありませんが、まだまだですね」

     言い終わるやいなや頸動脈に走る衝撃。目の前に火花が散る。意識が遠のく。

    (しまっ……た…………)

     どさりと男の肩に倒れ込む独歩。

    「少しお付き合いいただきますよ」

     男は満足そうにニィッと笑みを漏らすと、独歩の体を片手で軽々と担ぎ上げ薄暗いトンネルの向こう側へと姿を消した。





    (続)
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    ill_DOCyu02

    PROGRESS【触手×⚖️】
    2023.2.18(土) あつグニWebオンリーにて
    公開予定小説のサンプルです。

    ⚠️この作品は成人向け🔞です!
    サンプルはセーフですが、本編には特殊性癖が含まれます⚠️
    異種姦/触手責め/拘束/尿道責め/潮吹き/結腸責め/強制絶頂etc.
    何でも許せる方でお願いします。
    エンドレス・エクスタシー【プロローグ】

     それは俺が久方振りのソロキャンプを終えた時だった。

     辺りは日が沈んですっかり暗くなり、湿った土と葉の香り、そして鈴虫の音が風に乗って頬を撫ぜる。
     秋も深まったこの頃、こうして一人山に繰り出しては美味い酒とソーセージに舌鼓を打つ。このささやかな時間が俺は堪らなく好きだ。何故なら此処には休憩を乱す口煩い小坊主も、泣き虫のガキも、無自覚に競争心を煽る旧友もいない。山の真っ只中は人の気配こそないが、一人で居たい俺は敢えてそういう場所を選んでいたし、静かに自然の息遣いを楽しみ自分と対話するのに此処はもってこいの場所だった。
     いつものように片付けを終え、さぁ帰ろうと膝を払って立ち上がる。ソロキャンプとはいえ食事のみの簡易的なもので、テントの準備まではしていないから、真っ暗になる前に街が見える麓まで降りなくては。
    1908

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