シルクの手袋今年も夏祭りが盛大に行われた
俺たちはパトロールついでに祭りを堪能し、勿論ドラ公もめちゃくちゃ遊びまくっていた筈だった
だがその夏祭りからこっち、何故かドラ公の体調が悪い
元々すぐ死ぬやつではあったが、なんかここのところ息切れしている
ちょっと今、ご飯作れなくて、ゴメンね、
なんとか凌いでいてくれ、
私の目が無いからってあんまりジョンにオヤツばかりあげちゃ駄目だぞ
なんて言って棺桶に入ってしまう日が続いていた。
もうじきしたら多分治るから。
そのもうじき、ってのは何なんだ?
人間の風邪は、お前らは引かない筈だろう?
何で苦しがってんだお前は?
吸血鬼専門風邪?VRCとか行く?
と声を掛けてみるが、
あんなところ行っても実験材料になるだけだよ、と返される
1986