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    レレレの冬火

    夢女。3Lどれも好き。攻主おんりー。取扱ジャンル:呪術
    pixivにあげるには短すぎる文や、全体公開は憚られる作品を限定投稿
    先行公開はパス、頂きものはフォロ限

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    レレレの冬火

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    「五を掻っ攫う」主の生まれる世代が違っていたらif
    パパ黒相手、恵ママポジ。というか恵ママポジがパパ黒
    ホルホルで後天的男体化と後天的女体化。主×パパ黒

    楽園にて 右の端に切り傷のついた、ぷっくりと膨らむ唇。今春購入したばかりの柔らかく身体を包み込むソファに身を委ねながら、その薄桃色の唇を尖らせて不機嫌を露わにする彼女。

    「遅い」
    「お待たせしました、オヒメサマ」
    「早くしろ」
    「はいはい」

     キッチンからやってきた圓利はこちらを睥睨する彼女の視線を受けると緩やかな笑みを浮かべ、肩を竦めてわざとらしく一礼する。持ち運ばれたお盆に乗った数々の皿をダイニングテーブルへ移し替えていく手際も慣れたものだ。一室を漂う匂いに、マタニティウェア越しから腹の音が聞こえた。

    「はい、あーん」
    「ん」

     先ずは食慣らし、冬瓜とカニのスープ。圓利はスプーンを手に取り、掬ったそれに息を吹きかけ程よく冷ます。彼女の開けられた口に差し出される。ぱくり。咀嚼され喉を通り、一言。

    「美味しい」
    「それは良かった」
    「ん」

     掬う。冷ます。ぱくり。掬って冷ましてぱくり。ぱくり。ぱくり。あっという間に器の中身は空っぽになり、圓利は次の皿へ手を伸ばす。スパムのチーズグラタンに向かおうとした手は、横合いから現れた彼女の右腕に阻まれた。彼女に導かれるまま手は当人の首を回り、一周する。
     圓利が隣を見遣ると、彼女は何回か重たげに瞬いて欠伸を欠きながらも、圓利の指先をくるくると弄ぶことは忘れていないようだった。

    「もういいの? 眠い?」
    「ん」
    「なら後は何時も通りワタシが食べるね。ゆっくりおやすみ」

     男にしては高く女にしては低い、明るく落ち着いた圓利の声。胸板に撓垂れ掛った彼女は全身の体重を圓利に預けると同時に、子守唄にも似た言葉に短く頷く。ぽかぽかと暖まった体温と襲い掛かる睡魔に呆気なく瞼は落ちた。

    「愛してるよ、甚爾」

     遠ざかる意識に囁かれた一言で、彼女は無意識の内に口角があがる。この世で唯一信頼する相手、その腕の中。それは安穏と幸福のみで作られた彼女だけの居場所。何物にも気を張る必要のない箱庭。半年前とは違い目に見えるほど大きく育った腹を隻腕の左肘で撫でながら、岩古甚爾は微睡んだ。



    ***
    主の前世は全て聞いており、子を産む経験を語り幸せそうに笑う主を見て自分もと夢を見る。主との子が欲しくて直球プロポーズするけど、夫はドラゴンだけと決めている主に「腕食べさせろ、産むのはお前」と返され、即決OK。腕が欠損してるのはそれ。食欲を満たすことで愛す女。
    「お前馬鹿だね」
    「お前を追いかけてるうちに似ちまったんだ」
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