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    kaccodaihuku

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    kaccodaihuku

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    初めて回したKPのログです。

    シナリオは「おいしくなぁれ、もぐもぐ」様
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17105787
    をお借りいたしました。ネタバレが一ページ目からがっつりございます。

    また、改変が少しあるのでお気を付けください。

    おいしくなぁれ、もぐもぐ【卓ログ】 探索者達は、あるものは仕事帰り、あるものは旅行で、各々の都合で、初めて来る町へと訪れていた。

    柘伊佐 : CCB<=75/2 【アイデア】 (1D100<=37) > 26 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=99/2 【知識】 (1D100<=49) > 99 > 致命的失敗
    思路李氏斗 : CCB<=80/2 知識 (1D100<=40) > 9 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=50/2 【アイデア】 (1D100<=25) > 91 > 失敗
    思路李氏斗 : CCB<=70/2 アイデア (1D100<=35) > 18 > 成功
    柘伊佐 : CCB<=45/2 【知識】 (1D100<=22) > 26 > 失敗

    犬の散歩をしていたり、庭に犬小屋がある家が通常より多いように感じる。

    この町では20年前、残忍な猟奇殺人があったことを知っている。内容は以下の通り。

    =====
    子ども食堂のような形で、無料で子どもたちに食事を提供する場所があった。しかし、まれに子どもが帰らなくなる。その子ども食堂の経営者が、子どもを殺害していたのである。殺害した子どもはバラバラにされ、野外に野ざらしで遺棄されていた。経営者は行方不明となっている。
    =====

    そろそろ昼食時で空腹を満たそうと町の中を歩いていると、不意にトンネルに出くわした。トンネルは短く、向こう側の景色が見えている。

    何気なくくぐったトンネルの奥は、妙に静かな町だった。そして、探索者たちはある違和感に気づく。この町の建造物に影がないのである。
    人の気配はおろか、鳥の鳴き声すらしない。胸騒ぎを覚えて振り返ってみると、自分たちがくぐったはずのトンネルが消えて、見覚えのない街並みが広がっていたのである。探索者は、見知らぬ土地でおきた不思議な出来事に不安を募らせるだろう。

    麗麗一郎 : CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 8 > スペシャル
    柘伊佐 : CCB<=65 【SAN値チェック】 (1D100<=65) > 21 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=74 SANチェック (1D100<=74) > 81 > 失敗

    system : [ 思路李氏斗 ] SAN : 74 → 73

    トンネルをくぐり、周りを見渡してみると店はあるが店員が居らず、明かりもついていない。民家に明かりはついているが人の気配がない。そのような、不気味な街並みが広がっているのである。
    また、そこには同じような境遇の男たちが3人いました。

    柘伊佐 : 「……あれ、さっきまでトンネルあったのに」
    思路李氏斗 : 「えぇ!なになにっ!??俺通ってきたトンネルがない?!!」
    麗麗一郎 : 「……おかしいね。どこから帰ればいいのかな」
    麗麗一郎 : 「ごきげんよう、紳士諸君!君たちも……トンネルを通ってここに来たのかな?それとも別の道から?」
    柘伊佐 : 「どうも。オレもトンネルを通ってきたんだけど、なんか戻れなくなっちゃったみたい。お兄さんたちもなんだ?」
    思路李氏斗 : 「あ、そうそうそうでんねん~~……って、いやぁっ!やっぱりやばい街なんちゃうんっ?ボクらもバラバラにされてまうんやぁ~~~~!」
    柘伊佐 : 「バラバラ?」

    思路はバラバラ殺人について話しました。

    麗麗一郎 : 「大丈夫だよ、落ち着きたまえ。事件は今起こっているわけじゃないのだろう?無事に帰れるよう協力しようじゃないか!」
    麗麗一郎 : 「僕は麗麗一郎と言うんだ。不思議な縁だが君たちと出会えてよかった!よろしく頼むよ」
    思路李氏斗 : 「あ、これはこれは……ボクは思路李氏斗っていいますぅ。テレビでコメンテーターとかしてるんで知ってはるかもなぁ」

    柘伊佐 : CCB<=45 【知識】 (1D100<=45) > 4 > 決定的成功/スペシャル
    麗麗一郎 : CCB<=99 【知識】 (1D100<=99) > 40 > 成功

    柘伊佐 : 「あ、テレビで見たことある。オレ、結構タイプだよ」
    思路李氏斗 : 「えぇっ知っててくれてるん……?!」
    思路李氏斗 : 「って……たいぷぅ???」
    柘伊佐 : 「オレは柘伊佐。伊佐でいいよ。よろしくね、麗ちゃんと、李氏斗くん」
    麗麗一郎 : 「うむ!では伊佐くんと、李氏斗くんだね!」

    探索者達は、これからどうしようかと途方に暮れるかもしれない。しかし、そんな時でも空腹感がなくなるわけではない。ふんわりと、食欲をそそる料理の香りが漂ってくる。思わず、探索者達はその匂いのする方向へと目を向けた。

    そこにあったのは、立派な洋館だ。建物は煉瓦で作られ、外国からそのまま建物を持ってきたかのような立派な造りだった。
    その入り口には、少女が一人立っていて、しげしげと足元に目を向けている。少女の前には、一枚板で作られた、これまた立派な看板が立てかけてあった。少女と建物には影があるようだ。

    柘伊佐 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 46 > 成功
    柘伊佐 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 86 > 失敗
    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 67 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=50 【アイデア】 (1D100<=50) > 16 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=85 目星 (1D100<=85) > 65 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 44 > 成功

    建物の大きさと比較して、影の大きさが合わないように見える。本来ならば、もう少し影が大きくなるはずだと感じるだろう。

    看板には、金色のペンキで文字が書かれている。内容は以下の通り。
    =====
    『 RESTAURANT 西洋料理店
      SOILCAT HOUSE 土猫亭 』
    =====

    また、玄関扉にはめ込まれたガラスから見える内扉にも同じような色で文字が書かれていることが分かる。内容は以下の通り。

    =====
    『どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません』
    =====

    麗麗一郎 : CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 59 > 成功

    探索者達はこの文字を目にした途端、急激な空腹に襲われ腹の虫が鳴く。その空腹は飢餓感とも言えるようなレベルだ。もう何日も飲まず食わずで居たような、今すぐにでも何かを食べなければ倒れてしまいそうなレベルである。探索者達は自らの体に起こった異変に、恐怖を覚えた。

    柘伊佐 : CCB<=65 【SAN値チェック】 (1D100<=65) > 100 > 致命的失敗
    system : [ 柘伊佐 ] SAN : 65 → 64
    思路李氏斗 : CCB<=73 SANチェック (1D100<=73) > 14 > スペシャル


    柘伊佐 : 「……なんか急にお腹空いてきた。変な感じ。気持ち悪い」
    麗麗一郎 : 「恥ずかしながら僕も少しお腹がすいたね……せっかくだし、あの料理店で食事していくかい?」
    ????? : 「ん~……」
    ????? : 「貴方たちは町の人ですか?」
    麗麗一郎 : 「ごきげんよう、お嬢さん!僕たちはこの街の外から来たのだよ。君はこの町の子かな?」
    ????? : 「ううんっ!私も迷い込んできたの!」
    ????? : 「お腹がとっても空いてて、お店に入りたいのだけれど、一人でしらないお店に入るのはなんだか怖くって……貴方達、良かったら一緒にお店にはいりませんか?」
    河合 寧々子 : 「私、河合 寧々子!」
    思路李氏斗 : 「あぁ。そうなんやぁ!かわいそうに!おじさん達がいっしょにはいったげよなぁ!」
    思路李氏斗 : 「な!ええよな!」
    思路は他二人に強引に同意を求めた。
    柘伊佐 : 「うーん……李氏斗くんがいいなら」
    麗麗一郎 : 「うむ、そうだね!食事も人数の多いほうが素敵な時間になるだろう。よろしく、寧々子くん」

    柘伊佐 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 17 > 成功
     寧々子は若い女のようだ
    特におかしいところは何もないように感じた。

    柘伊佐 : 「……」
    麗麗一郎 : 「こら、伊佐くん、少女を執拗に見つめては失礼だよ」
    柘伊佐 : 「ああうん、ごめんね?」
    麗麗一郎 : 「ふふ、謝れるのならいいのだよ」
    思路李氏斗 : 「お嬢ちゃん、いくつなん?」
    河合 寧々子 : 「少女に年齢をきくなんてっ!」
    寧々子はぷんぷん怒っている。
    怒っていた彼女だが、ふいに腹の虫が鳴き始めた。
    さしずめ、ぷんぷんぐうぐうといったところだろうか。
    少女は、鳴り続ける腹の虫に羞恥心からか頬を染める。腹部に手を当てて押さえようとするが、その努力も空しく効果はなさそうだ。探索者達の腹も、同じように音を立て続けている。

    麗麗一郎 : 「失礼を許してほしい、レディ。それではお店に入ろうか、どうぞ」
    麗麗一郎 : 扉をあけて寧々子から店内に入れる
    店に入ると、ガラス戸に取り付けられたベルが鳴る。そこはすぐ廊下になっていた。空腹を刺激するように洋食の良い匂いが漂ってくる。
     店内は空調が効いていて、内装も老舗の洋食屋を思わせる小洒落た雰囲気だ。

    麗麗一郎 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 89 > 失敗
    柘伊佐 : CCB<=65 【幸運】 (1D100<=65) > 30 > 成功

    オレンジ色の間接照明が探索者と少女を出迎えた。とても居心地の良い空間で、自然と緊張が緩む。しかし、この建物に入っても影があるのは探索者たちと少女のみである。

    思路李氏斗 : CCB<=75 幸運 (1D100<=75) > 48 > 成功

    ガラス戸の裏側に、金色で文字が書かれていることに気づく。内容は、以下の通りである。

    ====
    『ふくよかな方、少女やお若い方、特にお子様は大歓迎でございます』
    ====

    思路李氏斗 : 「なんやて??おじさんはいらんって??」

    入ってすぐの場所には、傘立てが置かれている。傘立ての上には『傘はこちらへどうぞ』とラミネートされた貼り紙も添えられていた。
     廊下の正面には、すぐに水色のペンキで塗られた扉があるのが見える。

    河合 寧々子 : 「家の中に扉が沢山あるのってロシアとかでよくある形式らしいですよ」
    河合 寧々子 : 「寒いところはこういう作りが多いんですって!」
    麗麗一郎 : 「そうなのだね。寧々子くんは知識人だな、素晴らしいよ」
    河合 寧々子 : 「えへへ」
    思路李氏斗 : 「ドアの中にドアってもの変なかんじやなぁ……ほな先行こか」
    柘伊佐 : 「うん」

    扉を開けようとした時に、黄色の文字が書かれていることに探索者達は気づく。内容は以下の通り。

    =====
    『当軒は注文の多い料理店ですので、どうかそこはご承知くださいませ』
    =====

     扉には鍵がかかっておらず、すんなりと開くことが出来るだろう。
    水色の扉の先は、また廊下が続いており正面に扉がある。

    河合 寧々子 : 「これは、ごはんにありつくまでに結構待たされる感じですかね……」
    河合 寧々子 : 寧々子はげぇ~~っという顔をした。
    麗麗一郎 : 「う~ん、そうかもしれないね。席に案内してもらえたら早めに注文を決めよう」
    柘伊佐 : 「そうだね」
    思路李氏斗 : 「えぇ……!紳士……!」
    麗麗一郎 : 「はは、お褒め頂き光栄だよ」
    河合 寧々子 : 「そうですね!!お腹すいちゃった! はやくいこ!」

    正面の扉にはカードが貼られ、カードにはメッセージが書かれている。
    その脇には鏡がかけられ、その下には長い柄のついたブラシが置かれている。ブラシにのみ影があった。扉には鍵穴があり、鍵が掛けられていた。

    記載されている文字は以下の通りである。

    =====
    『お客さまがた、ここで髪をきちんと整え、それから靴の泥を落としてください。』
    =====

    河合 寧々子 : 「ふむ……衛生面にかなり気を使っているお店なんでしょうね」
    河合 寧々子 : 「私、手鏡があるので鏡は使ってもらっていいですよ!!少女のたしなみですから!」
    寧々子はどうぞどうぞと手鏡を渡してきます。
    柘伊佐 : 「ありがとう」
    麗麗一郎 : 「二人とも素敵な靴を履いているね、丁寧に泥を落とさないともったいないな!」
    柘伊佐 : 「そう? ああ、オレはこれ、人に貰ったんだ。麗ちゃんの靴も素敵だね。どこのブランド?」
    麗麗一郎 : 「おや、ありがとう!今履いているこれはイタリアで買ったのものでね、日本ではあまり有名じゃないけれど……知っているかな?」
    柘伊佐 : 「イタリアのブランドなんだ。おしゃれだね」
    麗麗一郎 : 「ははは!仕事で外国に行くことも多くてね。開いている時間につい見に行ってしまうのだよ」
    柘伊佐 : 「へえ。麗ちゃんはなんのお仕事してるの?」
    麗麗一郎 : 「美術商をしているんだ。もしかしたらあまり馴染みがないかな?」
    柘伊佐 : 「そういうの、オレあんまり詳しくないから。今度教えてほしいな」
    思路李氏斗 : 「おお~~!ボクも教えて欲しいわっ!二人ともおしゃれやし!」
    麗麗一郎 : 「もちろんだよ!僕の知っているものでよければぜひ、魅力を伝えられたらいいな」
    河合 寧々子 : 「もう!なにやってるんですか!はやくいきましょ!」

    探索者達は髪を手櫛で整える。そして、ブラシで靴の裏を擦った。
    身だしなみを整え、泥を落としてブラシを戻す。すると、ごう、と強い風が舞い上がった。
    不思議なことに、からんと音がしてどこからともなく鍵が床に落ちたのである。

    探索者達は、この不思議な仕掛けを目にし、空腹感も相まって夢でも見ているかのような感覚となってくる。自分は無事に、元の町に戻れるのかという小さな不安がよぎる。

    柘伊佐 : CCB<=64 【SAN値チェック】 (1D100<=64) > 77 > 失敗
    system : [ 柘伊佐 ] SAN : 64 → 63
    麗麗一郎 : CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 23 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=73 SANチェック (1D100<=73) > 17 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=85/5 【目星】 (1D100<=17) > 66 > 失敗
    柘伊佐 : CCB<=75/5 【目星】 (1D100<=15) > 71 > 失敗
    思路李氏斗 : CCB<=85/5 目星 (1D100<=17) > 38 > 失敗

    鍵を使うと、扉を開くことが出来る。更に奥へと進むことが出来るだろう。
    次の部屋に進むと、カードが扉の裏側に貼られていた。室内にはロッカーが並び、更にゲートのようなものがある。ゲートの奥には、また扉が見えている。ロッカーにのみ影があった。

    記載されている文字は以下の通りである。

    =====
    『どうか帽子と上着、金属類をロッカーにしまってください。貴重品類は、みんなここに置いてください。』
    =====

    河合 寧々子 : 「空港の金属探知機みたい……」
    柘伊佐 :
    カードを見た後、少女は上着をロッカーに片付け、アクセサリー類も外していく。
    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星→ゲート】 (1D100<=85) > 74 > 成功

    ゲートは少女の発言した通り、金属探知機のようだ。

    柘伊佐 : 「財布も?」
    河合 寧々子 : 「空港ではあずけるよ!」
    柘伊佐 : CCB<=75 【目星→ロッカー】 (1D100<=75) > 80 > 失敗
    思路李氏斗 : CCB<=85 目星 (1D100<=85) > 49 > 成功

    ロッカーの中にはハンガーがあり、上着をかけて片付けられるようになっていた。ロッカーは鍵がかけられるようになっている。また、くすんだ赤色の布が挟まっているロッカーが一つある。

    思路李氏斗 : 「なんやこれ……?みてみて~~!」
    柘伊佐 : CCB<=75 【目星→布】 (1D100<=75) > 70 > 成功

    思路李氏斗 : CCB<=85 目星 (1D100<=85) > 79 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 64 > 成功

    赤い布が挟まっているロッカーは、鍵が刺さったままになっていて中を見ることが出来る。

    中には子供用の靴や服が押し込まれていた。ロッカーの扉に挟まっていたのは、そのうちの一枚の服だった。水色のTシャツに戦隊もののキャラクターがプリントされている。
    しかし、その服は泥だらけで所々が破れている。そして、赤い布だと思ったのはそのTシャツが赤く汚れていたからだ。その汚れは、血のようでじわりと滲んだ汚れは不吉なイメージが嫌でもわき起こる。いたずらにしても趣味が悪い。
    探索者達は血で汚れた子供服に、胸が悪くなる。

    柘伊佐 : CCB<=63 【SAN値チェック】 (1D100<=63) > 16 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 32 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=73 SANチェック (1D100<=73) > 73 > 成功

    思路李氏斗 : 「オムライスとか食べたんかな?」
    麗麗一郎 : 「人のロッカーなのに勝手に開けてしまったね、失礼なことをしてしまったな」

    柘伊佐 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 35 > 成功

    柘伊佐 : 「……李氏斗くんが言ってた事件……」
    思路李氏斗 : 「ん?……そういえば……事件がおこったのも食堂やった……っけ……」

    [情報] 思路李氏斗 : 子ども食堂のような形で、無料で子どもたちに食事を提供する場所があった。しかし、まれに子どもが帰らなくなる。その子ども食堂の経営者が、子どもを殺害していたのである。殺害した子どもはバラバラにされ、野外に野ざらしで遺棄されていた。経営者は行方不明となっている。
    探索者達は素直にスマホや財布、アクセサリーなどの金属類を預けます。

    河合 寧々子 : 「ちょっと!なにみてるの??はやくあずけちゃっていこーよー!」
    寧々子はゲートの向こうで手を振っています!
    麗麗一郎 : 「ああ、待たせてすまないね!今行くよ」

    ゲートをくぐるとピンポンと音が鳴る。
    全員が通ったところで扉の鍵がかちゃりとあいた。
    部屋に入ると、また奥に扉が見える。廊下の中央には台が置かれていて、ガラスの壺が乗せられている。壺にのみ、影があった。壺の脇にはカードが置かれている。

    記載されている文字は以下の通りである。

    =====
    『壺の中のクリームを、顔や手足にしっかりと塗ってください。』
    =====

    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星→クリーム】 (1D100<=85) > 64 > 成功
    柘伊佐 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 48 > 成功

    壺の中身はバターだと分かる。

    河合 寧々子 : 「お腹が空いたの、限界になってきました…早く何か食べたいです……」
    寧々子はもう限界のようで、壺の中のクリームを手に取り手の甲や自分の首に塗り込んでいる。呆れたことに、どさくさに紛れてペロリとクリームを舐めていた。

    柘伊佐 : 「ええ……オレ塗りたくないんだけど……」
    思路李氏斗 : 「寧々子ちゃん……?それ食べるようやないで??ぺっしてぺっ!」
    河合 寧々子 : 「え?でもおいしいしいいにおいだよ~」
    麗麗一郎 : 「ううん……!?さすがに、少し困ったね。寧々子くん、本当に拭かなくていいのかな?僕のハンカチは使ってかまわないが……」
    河合 寧々子 : 「ううん!ぜんぶなめちゃった!おいし!」
    柘伊佐 : 「……さすがにバタープレイはしたことなかったなあ」
    思路李氏斗 : 「え、えぇ……?ぷれ……?」

    柘伊佐が先ほどそっとドアノブをチェックした時には鍵がかかっていたのにもかかわらず、塗り終わったあとは不思議と部屋の奥の扉には鍵もかかっておらず、すんなりと次の部屋に入ることが出来る。

    柘伊佐 : CCB<=63 【SAN値チェック】 (1D100<=63) > 19 > 成功

    次の部屋に入ると、漂っていた料理の匂いが更に濃くなる。部屋の奥には、また扉が見える。この扉には鍵がかけられているようだ。

     部屋の中央には、白いテーブルクロスがかけられたテーブルがあり、クロッシュと呼ばれる銀色の取っ手のついた半球の蓋が被せられている。クロッシュはこの場にいる人数分あるようだ。カードも添えられている。
     入ってきた扉のすぐ傍らにも台が置かれ小さなクリームの壺がここにも置かれていた。そして、先ほどと同じようにカードが置かれている。

    記載されている文字は以下の通りである。

    =====
    『クリームをよく塗りましたか?耳にもよく塗りましたか?』
    =====

    河合 寧々子 : 「ここのオーナーさんは、随分と用意周到な人ですね…」
    少女は再度、指先でクリームをとって耳や耳の後ろまでしっかり塗り込んでいる。

    柘伊佐 : 「オレはいいかな」
    河合 寧々子 : 「ほら、塗っておいた方がいいと思いますよ!こんなに念を押されてるし」

    柘伊佐 : CCB<=58 【言いくるめ】 (1D100<=58) > 74 > 失敗
    思路李氏斗 : CCB<=75 言いくるめ (1D100<=75) > 88 > 失敗
    麗麗一郎 : CCB<=65 【信用】 (1D100<=65) > 21 > 成功

    断り切れず、探索者は壺を受け取る。鼻先に近づいたクリームは非常に美味しそうな匂いで、思わず舐めてしまう。空腹の現状、クリームは舌の上でとろけて甘く感じた。自分の意思に反して、手が勝手にクリームを掬い取り、塗りつつ舐めてしまう。

    思路李氏斗 : 「お、おいしい……ふ、あま……」
    柘伊佐 : 「……ん、」
    柘伊佐 : 「あ、ほんとだ、おいしい……」
    麗麗一郎 : 「え!ふた、二人とも……だ、大丈夫なの、かね……?」
    柘伊佐 : 「ん……おいしいよ。麗ちゃんも、舐める?」
    思路李氏斗 : 「う~ん、なんかめっちゃ舐めたくて、とまらん…ってかんじ……」
    麗麗一郎 : 「そ、そうなのか……いや……僕は遠慮しようかな……気にしないでくれたまえ」
    河合 寧々子 : 「おいしいよ! あなたもはやくぬってよ!」
    麗麗一郎 : 「い、いや、僕はその……耳の裏にも香水もつけているから!バターと香水が混ざってだめになってしまうかもしれないだろう、ね?」
    河合 寧々子 : 「そっか……もう匂いがついてるってことね!」

    クロッシュの横に添えられたカードには、同じようにメッセージが書かれていた。

    記載されている文字は以下の通りである。

    =====
    『前菜です、めしあがれ。』
    =====

    銀色の被せられたクロッシュを開くと、そこには湯気をたてるハンバーグがあった。

    ご飯とスパゲッティ、ちょっとした野菜も添えられている。しかし、その分量は控えめである。まるでお子様ランチのメニューのようだと感じる。
    室内に満ちる料理の香りは、飢餓状態にある探索者を酷く誘惑するだろう。

    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 3 > 決定的成功/スペシャル

    そのお子様プレートは作り慣れていて、探索者達はふと気が付く。
    まるで……子供を誘い出すための「エサ」のようだと……

    麗麗一郎 : 「……、ううん、二人とも、僕の話は耳に入るかな」
    麗麗一郎 : 「あまり好ましい表現ではないけれど……少し変なのではないかな。僕たちは大人だし、こういうメニューを出すというのは……少し作意的なものを感じないだろうか。ずいぶん作りなれているようだしね。お腹はすいているだろうけど、本当に食べるのかい?」
    柘伊佐 : 「……そういえば、そう、だね。……オレ、やめとこうかな。ここまで店の人間に会わないのも、ちょっと気になる」
    思路李氏斗 : 「20年前の事件は被害者が子供やったし……これは……もしかして、、いや、ボクもえぇかな……」
    河合 寧々子 : 「??どうして誰も食べないの?私、もう食べられるなら何でもいいわ、美味しそう!」

    寧々子は席について、フォークを手にして食べ始めてしまう。ふーふーと何度も立ち上る湯気を吹き飛ばすように息を吹きかけた後、料理を口に運び、「ん~!」と歓声を上げて、目を輝かせた。

    麗麗一郎 : CCB<=50 【アイデア】 (1D100<=50) > 78 > 失敗
    柘伊佐 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 37 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 79 > 失敗

    少女はしつこいぐらい料理を食べる前に冷ましているようだと感じる。

    柘伊佐 : CCB<=45 【母国語(日本語)】 (1D100<=45) > 33 > 成功

    貴方は熱いものを食べるのが苦手な人のことを猫舌と呼ぶことを知っている。

    柘伊佐 : 「……きみ、猫舌なんだね」
    河合 寧々子 : 「? そうかなぁ……?」
    寧々子はそのあいだもなんどもはふはふと冷ましながらも口いっぱいに放り込んでいる。

    河合 寧々子 : 「ん……!むぐぅ……なにこれ?」
    なんと寧々子が食べていたハンバーグ中から鍵が出て来た。

    空腹に苛まれている探索者は、美味しそうな匂いの誘惑に強い意志で抗おうとする。

    麗麗一郎 : CCB<=(14*5) 【POW】 (1D100<=70) > 36 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=(15*4) 【POW】 (1D100<=60) > 86 > 失敗
    柘伊佐 : CCB<=13*4 【POW *4】 (1D100<=52) > 25 > 成功

    思路李氏斗 : 「あ、あかん……でもボク……もうがまんできひん……!」
    もぐもぐと食べてしまった。幸運なことにも中には何も入っていなかったようだが……
    探索者は、何故か涙があふれてくる。何日も食べていなかったところに出された、暖かな手料理。自分を迫害するものはなく、マナーを厳しく叱る者もいない。ここは安心できる場所なのだ。誰かが自分の頭を優しく撫でるような気がした。

    思路李氏斗 : 「お、おいしい……あ、あれ?おれ、なんでないて……?」
    その次の瞬間、体を鋭い爪で引き裂かれる。激痛が走り動けない。そのまま四肢を強い力で引きちぎられた。
    思路は、はっと我に返る。どうやら幻覚をみていたようだ。誰の感情かも分からないものが自分の中に流れ込む。このような不可思議な体験をした。

    思路李氏斗 : CCB<=73 SANチェック (1D100<=73) > 36 > 成功
    system : [ 思路李氏斗 ] SAN : 73 → 72

    思路李氏斗 : 「……っは、……ぇ………あ、おれ……」

    思路李氏斗 : CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 76 > 失敗

    麗麗一郎 : 「李氏斗くん!?大丈夫かね?」
    思路李氏斗 : 「……、あ、ぁ……ごめ、な……さ」
    柘伊佐 : 「李氏斗くん、泣いてるの?」
    思路李氏斗 : 「う……あ、だ、いじょうぶ……!ごめんやでっ!はは、なさけな、」
    思路李氏斗 : 「いいとししたおとなやのにな!」
    柘伊佐 : 「よしよししてあげるね」
    思路李氏斗 : 「べぁっ!?な、?さすがにはずかしいかな……!?」
    思路は驚いた思路の涙もひっこんだようだ。

    麗麗一郎 : 「情けなくなんかないとも、なにか怖い思いをしたのだね。涙が出るのは自然なことだよ。涙も美しいものだけれど、落ち着いたならよかったよ」

    麗麗一郎 : CCB<=61 【精神分析】 (1D100<=61) > 89 > 失敗

    思路李氏斗 : 「わ、ありがとう……」
    思路李氏斗 : 「このハンカチ、借りといてええ……?」
    麗麗一郎 : 「もちろんだとも!」
    思路李氏斗 : 「めっちゃいいにおいするねんけど……汚してもーた。ごめん、買ってかえすわな」
    麗麗一郎 : 「気にしなくてかまわないよ。君の涙に寄り添えたならそれより光栄なことはないからね」
    思路李氏斗 : 「ほ、ほれてまうやろ~~!」
    麗麗一郎 : 「ははは!」
    河合 寧々子 : 「もう!!なにしてるの!食べないならはやくいこっ!」

    ハンバーグの中から見つかった鍵を使えば、扉を開くことが出来る。
    次の部屋には、本棚がありくつろげるスペースとなっていた。奥には扉があり、そのすぐ近くにドリンクサーバーが設置され、好きな飲み物を飲めるようになっている。

    室内にはカーペットが敷かれたスペースがあり、そこにはぬいぐるみやクッション、玩具が置かれている。まるで、どこかの待合室のキッズスペースのようだ。

    柘伊佐 : CCB<=75 【目星→キッズスペース】 (1D100<=75) > 73 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星→ドリンクサーバー】 (1D100<=85) > 38 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=85 目星→本棚 (1D100<=85) > 26 > 成功

    キッズスペースには壊れている玩具があった。壊れているのは、白い犬のぬいぐるみだ。目が取れてしまい、踏みつけられた跡がある。首もとれかけで、綿が中からはみ出している。

    河合 寧々子 : 「私、犬苦手なんですよねー…吠えるし噛みついてくるし、怖くないですか?」
    寧々子はは犬のぬいぐるみに対して、あからさまに嫌そうな顔をする。

    本を読んでいると、一枚の長方形の紙がひらりと落ちて来る。拾い上げてみると、それは『影絵劇』の劇団のチラシだった。本を作るにあたって、協力をした劇団だと分かる。

    思路李氏斗 : CCB<=80 知識 (1D100<=80) > 88 > 失敗
    思路李氏斗 : CCB<=70 アイデア (1D100<=70) > 33 > 成功

    影があるもののみが実態を持ち、影のないものは幻覚なのではないかと気づく。この空間では、影を持つモノのみ、実体が存在すると言える場所である。

    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 72 > 成功

    思路李氏斗 : 「わーー、本いっぱいある、これ多すぎてなんか疲れてしもたから、れいくんにパスするわ~」
    麗麗一郎 : 「うむ、任せたまえ」
    麗麗一郎 : CCB<=99 【知識】 (1D100<=99) > 84 > 成功

    影絵劇とは、スクリーンに影を映して音楽や声をあてて行う劇のことである。

    麗麗一郎 : CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 73 > 成功

    本棚の一冊だけ、影のある本がある。この本だけ、よく読まれた形跡が残っていた。タイトルは『注文の多い料理店』と書かれている。内容は以下の通り。

    =====
    東京から来た二人の紳士は山へ狩りに出かけていました。山奥過ぎてあまりにも過酷な環境なので、案内人はいつの間にかいなくなり、二匹の犬は泡を吹いて死んでしまいました。

    紳士は山奥で迷い、偶然見つけた料理屋に入ります。店内に入ると『当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください』と書かれていた。

    「ここで髪をきちんとして、それから靴の泥を落としてください」
    「金属製の物を外してください」
    「壺のクリームを顔や手足に塗ってください」

    奇妙な注文が続きます。二人は不審に思いますが、なおもそれに従います。

    二人は自分達が食べられる側だとを察すると、助けを求めます。元来た扉は開かず、先の扉の鍵穴からは化物の青い目玉が覗いています。化物は「早くこっちに来い」と催促し、二人は恐怖で泣きわめいて顔がくしゃくしゃになりました。すると死んだはずの犬たちが来て、わんわんと激しく吠えました。犬は奥の扉の化物へと襲い掛かり、ネコの断末魔が上がります。

    気が付くとレストランは消え、二人は裸で草むらの中に立っていました。 やがて道案内の猟師も戻ってきて、二人はようやく安心しました。
    =====

    ドリンクサーバーの脇に、金色の液体が入った小瓶が置かれていた。小瓶には影がある。そして、壺の時と同じようにカードが添えられている。

    =====
    『メインディッシュはもうすぐ出来ます。15分と待たせず、食べられます。この小瓶の中身を、あなたの髪にどうぞ振りかけてください。』
    =====

    麗麗一郎 : CCB<=25 【聞き耳】 (1D100<=25) > 28 > 失敗

    麗麗一郎 : 「髪に……?なんだろうね、この液体。伊佐くん、思路くん、わかるかな?」

    柘伊佐 : 「どれ?」
    柘伊佐 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 90 > 失敗
    思路李氏斗 : 「へ?なんやろ」
    思路李氏斗 : CCB<=70 聞き耳 (1D100<=70) > 67 > 成功

    独特のすっぱい匂いがする。どうやら、中身はお酢のようだ。

    河合 寧々子 : 「はやくはやく、かみにかけて!」
    そういってもう寧々子は髪にすりこんでいる。
    探索者達にも促してきた。

    柘伊佐 : 「これお酢だよ。オレは髪セットしてるから、やめとくね。崩れちゃう」
    河合 寧々子 : 「そう? まぁなんでもいいから早く次のへやにいこ?」

    麗麗一郎 : CCB<=25 【聞き耳】 (1D100<=25) > 97 > 致命的失敗
    柘伊佐 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 34 > 成功
    思路李氏斗 : CCB<=70 聞き耳 (1D100<=70) > 31 > 成功

    麗一郎は扉に顔を近づき過ぎたのか、おでこをぶつけてしまった。

    system : [ 麗麗一郎 ] HP : 11 → 10

    聞き取れたのは微かな火の燃える音。
    ただ、耳を澄ませている間に寧々子が扉を開けてしまった。
    次の部屋には、蓋のされた大きな壺が置かれていた。部屋の奥には、石窯が見えた。薪がくべられ煌々と火が燃えているのが見える。
    大きな壺は、その石窯の火の明かりで影を大きく伸ばしていた。石窯の横には、大きな銀色のフォークとナイフが立てかけられている。

    入ってきた扉の裏には、大きな字で文字が書かれている。

    =====
    『いろいろ注文が多くて、うるさかったでしょう。お気の毒でした。これで最後です。どうか体中に、壺の中の塩を沢山、よく、もみ込んでください。』
    =====
    少女が壺の蓋をとると、中身を掴む。その手には、塩が握られていた。少女は、笑顔で探索者達に近づいてくる。

    河合 寧々子 : 「さあ、さあ、塩を塗りましょう?」
    探索者達は、じりじりと迫ってくる少女の背後に壺と同じく大きく伸びた影が目に入る。そして、その影には頭に耳が生えていた。

    河合 寧々子 : 「私、もう、ぺこぺこなんですよ。早く、美味しい料理を食べさせてください」
    少女の口が、左右に大きく開かれたかと思うと、その口の中には鋭い歯が並んでいた。少女の皮膚から黒い毛が生えて、その毛が少女を覆いつくしていく。目は大きく青色となり、石窯の炎の明かりを受けて縦にすっと瞳孔が細くなる。少女は、目の前で巨大な化け物へと変身した。
    人間が怪物へと変化する瞬間を目撃した探索者。

    柘伊佐 : CCB<=63 【SAN値チェック】 (1D100<=63) > 9 > スペシャル
    思路李氏斗 : CCB<=72 SANチェック (1D100<=72) > 65 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) > 46 > 成功
    system : [ 柘伊佐 ] SAN : 63 → 62
    system : [ 思路李氏斗 ] SAN : 72 → 71
    system : [ 麗麗一郎 ] SAN : 70 → 69

    麗麗一郎 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 15 > 成功
    柘伊佐 : CCB<=65 【幸運】 (1D100<=65) > 80 > 失敗
    思路李氏斗 : CCB<=75 幸運 (1D100<=75) > 96 > 致命的失敗

    思路李氏斗 : 「あっえっと、何???なんで?!ねこ?!」
    焦った思路は、後ろに下がろうとしてすべって転んでしまう。
    system : [ 思路李氏斗 ] HP : 8 → 7

    探索者たちは、この化け猫から逃れなければ食べられてしまうだろう。
    化け猫と対峙する探索者は、窓のないはずの部屋に風が吹き込んできていることにふと気づく。もしかすると、目に見えている景色は見えている通りではないのかもしれないと感じた。


    柘伊佐 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 51 > 成功
    麗麗一郎 : CCB<=25 【聞き耳】 (1D100<=25) > 38 > 失敗

    遠くからワンワンと犬の鳴き声が聞こえた。化け猫が一瞬、びくりと肩を震わせて反応した事に気づく。

    河合 寧々子 : 「私、ご飯、壺……ここにあるのはそれだけ、大丈夫」
    と何かを確認した後で呟いた。

    思路李氏斗 : 「みんな!落ち着くんやで!こ、こここにあるもんは影がほとんどない!実際は全部偽物かもしれん!」
    麗麗一郎 : 「影がないから偽物……?つまり、影があればそれは本物になるということだね、李氏斗くん!?」
    思路李氏斗 : 「そそそそそうやっ!れいくんっ天才!それがいいたかってん!」
    柘伊佐 : 「……あの猫、さっき犬の人形見て嫌がってた」
    思路李氏斗 : 「ほら!やっぱり犬の影絵!……ってどうやるんやっけ?!」

    麗麗一郎 : CCB<=99 【知識】 (1D100<=99) > 8 > スペシャル
    思路李氏斗 : CCB<=80 知識 (1D100<=80) > 17 > 成功
    柘伊佐 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 44 > 成功

    三匹の犬の影絵が繋がって、それはまるで地獄の番犬ケルベロスのように感じただろう。 まるで初めてしたとは思えないほどのコンビネーションだ。

    河合 寧々子 : 「犬?!犬がいるのにゃ?!犬は嫌いにゃああああ!」
    寧々子は叫び声をあげる。強い風が吹き上げ、バリバリと大きな音を立てて建物全体が激しく揺れる。

    河合 寧々子 : 「にゃーーーーー!」

    3人は気が付くと、山の中の半壊した小屋の中に呆然と立っていた。

     天井には大きな穴が開き、ぱらぱらと土が落ちてきている。部屋の隅には古びて歪んだロッカーがあり、床には、ブラシや壺、小瓶と本が落ちていた。外を見ると、煙が立ち上り小さく火のくすぶる焚火の痕があった。

    「こんなところに人が居るなんて、どうしたんだね」
    犬をつれた老人が、小屋の中を覗き込み立ち尽くしている探索者たちに驚いて声をあげた。どうやら、探索者たちは助かったようだ。
    3人は老人から、この山で昔、ばらばらに惨殺された子供の死体が複数見つかったこと、以前から、この山には人を食べる化け猫が住んでいるという言い伝えがある事を聞かされる。この土地に住む人は風習として、化け猫避けに犬を飼う人が多いそうだ。
    3人は老人から、町で人気の食事処を聞いて別れた。夕食時の街中には、いたるところから美味しそうな匂いが漂っている。探索者たちのお腹もぐうと鳴き、美味しい食事を催促するのだった。

    柘伊佐 : 1d8 (1D8) > 2
    麗麗一郎 : 1d8 (1D8) > 4
    system : [ 柘伊佐 ] SAN : 62 → 64
    system : [ 麗麗一郎 ] SAN : 69 → 73

    思路李氏斗 : 1d8  (1D8) > 8
    system : [ 思路李氏斗 ] SAN : 71 → 73
    system : [ 思路李氏斗 ] SAN : 73 → 79

    麗麗一郎 : 1d10 (1D10) > 4
    柘伊佐 : 1d10+4 (1D10+4) > 6[6]+4 > 10
    思路李氏斗 : 1d10+4 (1D10+4) > 5[5]+4 > 9
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