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    もんじ

    卓関連の文とか
    絵はこっち https://poipiku.com/1467221/

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    もんじ

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    クリスマスプレゼントのついでに晒そうとしたけどセッションでだいたい言っちゃったなコレってなったやつ

    伝えられなかったものこれで何かを書き残してくれたら
    なんて思ってしまう自分を許して欲しい

    貴方を咎めることも許すことも出来ず
    ただ傍に在って、

    そこまで書いて、手が止まった。
    何を書こうとしていたのだ。何を願おうとしていたのだ、と。自分はそんなことを願える立場ではない。ましてや、これを書こうとしている相手は、それを願ってはならない相手だ。
    南風原は、妹を──秋鹿を殺した相手なのだから。
    何故こんなことになっているのだろう。どうして、彼にそんなことを願うようになってしまったのだろう。わかっている。わかっているんだ。これがどうしようもなくおかしなことだと。
    正常ではない。正当ではない。ましてや、正気でもない。そう言われるだろう。それでも。
    それでも、どうしようもない感情があるのだ。
    間違っていたとしても、錯覚だとしても、偽物だと言われても。それでも、抱いた感情は捨てることはできない。

    オレは南風原唯織という男に傍に在って欲しいと、そう願っているのだ。
    こんな感情は許されるはずがない。誰にも理解されない。意味なんてきっとない。
    だから、ペンを置いた。
    紙にやる手に力を込めた。真っ直ぐ伸ばされたそれに皺が寄る。ぐしゃりという音がして小さくなる。伝えるはずだったそれを、丸めてなかったことにする。
    そっと放り投げて、机に臥した。

    「これでいいんだ……」
    誰に伝えるでもない言葉は、ゆっくりと冬の空気に溶けて消えた。
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