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    verderven

    @verdervenのぽいぽい。えっちなやつとか、特殊なやつとか、ワンライの一気読み用とか。
    応援絵文字、反応のスタンプありがとうございます!すごく嬉しいです!!

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    verderven

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    モクチェズ同道後アンソロジー、後半17名様分です!!本当に感想を書くのめちゃくちゃ楽しかったです!!皆様、本当にありがとうございました!😭😭✨
    ぜひ改めて、何度でも最高本を読み返していきましょう…!!

    パスワード→アンソロタイトル「NO ◯◯ NO LIFE」

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    ☺☺☺❤❤❤💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜💛💜☺☺☺👏👏😭😭😭😭😭😭😭😭🙏🙏🙏🙏🙏🇪
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    Replies from the creator

    recommended works

    💤💤💤

    INFO『シュガーコート・パラディーゾ』(文庫/152P/1,000円前後)
    9/19発行予定のモクチェズ小説新刊のサンプルです。
    同道後すぐに恋愛という意味で好きと意思表示してきたチェズレイに対して、返事を躊躇うモクマの話。サンプルはちょっと不穏なところで終わってますが、最後はハッピーエンドです。
    【本文サンプル】『シュガーコート・パラディーゾ』 昼夜を問わず渋滞になりやすい空港のロータリーを慣れたように颯爽と走り去っていく一台の車——小さくなっていくそれを見送る。
    (…………らしいなぁ)
    ごくシンプルだった別れの言葉を思い出してると、後ろから声がかかった。
    「良いのですか?」
    「うん? 何が」
    「いえ、随分とあっさりとした別れでしたので」
    チェズレイは言う。俺は肩を竦めて笑った。
    「酒も飲めたし言うことないよ。それに別にこれが最後ってわけじゃなし」
    御膳立てありがとね、と付け足すと、チェズレイは少し微笑んだ。自動扉をくぐって正面にある時計を見上げると、もうチェックインを済まさなきゃならん頃合いになっている。
     ナデシコちゃんとの別れも済ませた今、ここからは本格的にこいつと二人きりの行き道だ。あの事件を通してお互いにお互いの人生を縛りつける選択をしたものの、こっちとしてはこいつを離さないでいるために賭けに出ざるを得なかった部分もあったわけで、言ってみれば完全な見切り発車だ。これからの生活を想像し切れてるわけじゃなく、寧ろ何もかもが未知数——まぁそれでも、今までの生活に比べりゃ格段に前向きな話ではある。
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