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    verderven

    @verdervenのぽいぽい。えっちなやつとか、特殊なやつとか、ワンライの一気読み用とか。
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    verderven

    DOODLEモクマさんお誕生日おめでとう〜〜!!(フライング)
    モクチェズ版ワンライ「エンドウ」日差しというよりは湿度が高いせいか、調べていた気温よりも体感的にはずっと暑い。今が秋だなどととても信じられない暑さにノックアウトされそうになりつつ、チェズレイは一人、通された客間で大人しく座っていた。やることもなく、仕事も片をつけてきたので考えることもなく、暇つぶしに出来ることすらない状態で放置されてしまったチェズレイは、ぼんやりと客間を見回した。開放的なデザインの民家だ。レイアウトも統一されており、最低限以上に清潔に保たれている。
    モクマとともに南の国に降り立ってから約五時間。少し難しい大きな仕事を終えたチェズレイとモクマは、休暇として一ヶ月近く休みを取っていた。各国所々様々な事由により、その動きが鈍くなるとほぼ確定的な空白期間。今後通してもあるかないかの休息日。それがチェズレイ及びモクマの誕生日近くと重なったのは、随分と都合のいい話だった。「ずっと頑張ってたから、ご褒美もらえたんじゃない?」と楽観的に言われた瞬間、張り続けていた気が緩んでしまったのは秘密だ。おそらく察されてはいるので、大変今更ではあるのだが。ともかく、その期間はモクマの現在の実家へお邪魔するかと聞いたのはチェズレイのほう。モクマが了承し、モクマの母に連絡を取り、今に至る。
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    verderven

    DONE3/27 モチェワンライ「罪」一気読み用
    3/27モチェワンライ「罪」草木も寝静まった夜半。世界から音が消え、光も息を潜め、夜が重くのしかかってくる。閉塞的で嫌いじゃない。少し前まではむしろ息苦しいくらいが楽だった。ただ、最近は好むようなものでもなくなったのも確かだ。闇夜に焦がれるほど、朝日が目に染みても辛くなくなったからだろう。何せ夜でも光り輝く黄金を常に目にするようになったのだから。この世に2つとない珠玉の宝が俺を慕ってくれているなんて、何度噛み直しても全く飲み込めない。それこそ数年前の俺に言ったら「またまた〜」なんて茶化して馬鹿にするに決まっている。
    こぽこぽと小さく音を立てていた電気ケトルのスイッチが、カチンと音を立てて湯が沸いたことを教えた。ただでさえ電灯の少ない地域に建っているこのセーフハウスは、外からの明かりがないと本当に真っ暗でよく見えない。タブレットの明かりだけを頼りにやかんを探したが見つからなかったので、文明の利器に頼らせてもらった。そのせいで散らかったキッチンの棚の中身は、チェズレイが起きてくるまでに何とか片付けなければならない。夜のつまみ食いは、証拠隠滅までがワンセットだ。
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