ノウイセちゃれしすクリスマス ノウイセサイド 上編クリスマスが近くなった冬のとある日、黒和茶屋はクリスマスシーズン一色の内装となっていた。
黒和茶屋のオーナー兼店長でバルセロナ日本支社グループの社長であるクロードは
「今年はケーキを受け取りに来る人もいるし、バルセロナグループはもっと知名度があがるね〜」
と、目をキラキラさせながら言った。
隣で手伝いに来た音符が
「今年はバルセロナグループ力入れてますよね…マスコット達のストラップ発売するなんて」
と、マスコット達のグッズを見ながら「私が小学生ぐらいならこう言うグッズをサンタさんにお願いしてましたね」
と、チームマスコットのストラップを見ながら言った。
「それ、かわいいでしょ〜?」
「レーヴやとこなっちゅはほぼ等身大ですよね」
「まぁね、プレーンとかもそう」
「あ、長門君がいるちゃれしすのオーナーさんやほうれん草君まであるんだ」
「今回ストラップは、お日さまレストランとコラボしているから販売してるんだよ」
今回は音符達とも面識があるレストラン、「お日さまレストラン」のオーナーであるチェリボン、そして熱血ほうれん草のスピニーのストラップも並べられている。
特にチェリボンやプレーンは売れ行きがよく、特に女性層に人気だ。
「終わったら一個買おうかな…」
音符が並べられているのを見ていると「おい、イベントスペース手伝えって言ってんし」
と、同じチームメイトの槍律が荷物を抱えながら言った。
「カフェは俺らエトレヴに任せて、行って来なよ」
クロードは笑いながら言った。「じゃあ準備してきまーす」
と、音符は槍律が持っていた荷物を一部持ち、隣のバルセロナ日本支社グループのイベントスペースへ向かった。
「やっぱり今日は親子連れが多いな…」
厨房にいたフランソワが顔を出した。
「まぁ、たまには賑わってるのもいいじゃん?これから放送で子供達をイベントスペースに向かわせるし」
クロードがイベントスペースの店内放送をしようとした時、エトワールレーヴのマスコットのレーヴとスイートアヴニールのマスコットプレーンがクリスマスツリーの前で話していた。
「レーヴは飾り羽があのオーナメントに似合いそうプレ〜」
「プレーンはジンジャーマンみたいです〜」
2人を前に、「プレーン、音符達が準備してるから行きな」
と、クロードは伝えた。
「もう皆準備してるプレ!?」
「なら急いだ方がいいですよ」
プレーンは小さい足でパパッと走り、イベントスペースへ向かった。
しかしレーヴが「人間態になって移動を———」
「行っちゃったね…」
「ボク以外のマスコットはマスコット形態では上手く誤魔化しが出来ないってのにー」
「レーヴは見た目がアフリカオオコノハズクだから、いざと言う時にアフコノの仕草をすればAIロボットから生まれたマスコットってバレないからね」
すると、レーヴはクロードの肩に乗って来た。
そして身体を膨らませてクロードの頬にすりすりし始めた。
「クロードしゃま、やっぱりボクはフクロウっぽさが出てますか?」
「うんうん、出てるに決まってるでしょー♡すりすりしてくるのは癒しだもーん♡」
クロードがレーヴの羽毛を触ろうとした時、エドガーが入って来た。
「ほらそこでイチャイチャしないで、早く放送始めてクロード」
と、エドガーがクロードの耳を引っ張りながら言った。
「いだだだっ!分かったよ〜」
レーヴは「エドガーしゃま」とエドガーの肩に乗った。
エドガーとレーヴに見守られながら、クロードはマイクを持ちながら店内放送を始めた。
「——この後13時からイベントスペース2階にて、小学生までのお子様限定「スイートアヴニールのクリスマスオーナメントづくり」を開催します。ご参加されたお子様にはお菓子をプレゼントいたします。ご参加を希望されるお子様は、隣のバルセロナグループ日本支社イベントスペース1階受付前にお集まりください」
クロードがマイクを片付けると、小学生ぐらいまでの子達がぞろぞろと「オーナメント作ったらお菓子貰えるって!」
「スイートアヴニールのお姉さんいるのかな?」
「レイさんに会いたーい!」
と、イベントスペースへ向かう姿が見えた。
同時刻、プレーンは急いでアヴニールの元へ向かっていた。
「皆集まってるプレ〜!音符達はどこプレ〜?うわっ!」
プレーンは女の子とぶつかってしまった。
「いたいプレ〜、はっ!」
プレーンはすぐさまうさぎのぬいぐるみのフリをした。
振り返った女の子はぬいぐるみのフリをしているプレーンを拾い、「かわいいうさちゃん!」とプレーンを抱きしめた。
「プレ〜」
「今日はサンタさんからプレゼント貰える日なのかな?」
女の子は目をキラキラさせながら受付に並んだ。
プレーンは受付をしている音符に気づき、
「音符!助けてほしいプレ〜」
と、助けを求めた。
「じゃあ書かれた番号のところに言ってね!」
「お、おんぷ…」
音符がプレーンに気づき、「プレーンのマスコット買ってくれたの〜?ありがとね」
と、プレーンの頭を撫でようとした時、
「触らないで!」
女の子はプレーンをぎゅっと抱きしめていた。
音符は手を止めた。
(音符〜!?何してるプレ〜!?)
プレーンはショックを受けてしまった。
すると女の子はプレーン抱きしめてイベントスペースに入って行ってしまった。
「不思議な子だな…」
音符の独り言に隣で受付をしていたレイが気づいた。
「プレーン持ってた子?」
「うん…なんだか様子が変で…」
「まぁそう言う時期なんじゃない?」
「そうなのかな…?」
音符とレイは話しながら多少の違和感を覚えた。
ぞろぞろと子供達がイベントスペースに流れていくのをクロードとレーヴは見ていた。
「とりあえずはアヴニール忙しくなりそうだね」
「終わったら見に行きましょ、クロードしゃま」
一方、イベントスペース2階では、スイートアヴニールがオーナメント作りを始めようとしていた。
「それじゃあ、オーナメント作りを始めるぜ。今回教えるのはスイートアヴニールの窮ヶ崎槍律と」
「茶柱澪と〜」
「リーダーの夏空音符です!…そして!」
「萩谷緡真だ。よろしくな」
「まずは音符から今日作るオーナメントの説明と注意事項を説明してもらうぜ」
音符が、オーナメント作りの手順と注意事項を説明した後、4人はそれぞれ子供達のオーナメント作りを手伝い始めた。
「ここは…こうして、そうそう!」
「のりはこっちだぜ、あ!それはまだ使わないぞ!」
「メルヘンなユニコーンなら…こうじゃない?」
「俺のカメラが気になるか?なら、カメラを折り紙で作ってみるか?」
すると音符のスマホにとあるメッセージが届いた。
「すみません緡真さん、ちょっと確認してきます!」
「分かった。俺に任せておけ」
音符は廊下に出て、スマホのメッセージを確認した。
それはコラボ先のちゃれしすお日さまレストランにいる、大の仲良しのぱっつんからであった。
「これは…?」
イベントも無事に終わり休憩をしていた7人。
クロードの執事兼秘書であり、黒和茶屋の従業員の藤と妻の春乃、そしてイベントスペースを手伝っていたバルセロナグループ日本支社の社員数名が集まっていた。
「今日は半日だけでしたが、お疲れ様でした〜!」
クロードが乾杯の挨拶をし、フランソワお手製の料理が並んでいた。
すると、緡真が音符にある事を聞いた。
「音符。プレーンを見たか?」
「そう言えばプレーン見かけてないですよね…」
疑問に思った音符が、「クロードさん」
と、話しかけてきた。
「どうしたの?」
「さっきからプレーンが居ないんです」
「え?イベントスペースに行ったはずじゃないの?」
「イベント開始前に俺達は見てないから、クロード達の方に居るのかと思ったんだが…」
「俺がイベントスペースに来る前はレーヴと一緒に居たけど…そっから見てないよ」
それをクロードの肩で聞いていたレーヴが気配を感じ取った。
「…ボクのセンサーによると、プレーンは小学生ぐらいの女の子が持っています」
「女の子って…まさか!」
音符はさっき受付で出会った女の子の事を思い出した。
「やっぱりあの子がプレーンを拾ってたんだよ!レイ!」
「ならその子を探すしかないね」
「そしたら名簿確認しよう、君は参加名簿を持って来て」
クロードは男性社員に指示を出し、そしてレーヴに話しかける。
「レーヴ、その女の子はまだ近くに居る?」
「残念ながらお店を出ていますね…恐らくオーナメント作りで終わった後に、親御さんが会計しています…」
アヴニールの4人は「そんな…」と落ち込んでいた。
男性社員が戻ってきて、クロードに名簿を渡した。
「社長。これが名簿欄です」
「ありがとう。…どれどれ」
参加名簿欄には参加してくれた子供達の名前が書かれており、音符にその子が座った番号を聞いた。
「25番です。最後の方だったのは覚えてます」
「25番……みつぼし せいら。多分この子だろうね。メモをしておこう」
クロードは「みつぼしせいら」という名前をスマホにメモをとり、音符に見た目の特徴を聞いた。
「長い髪にウェーブがかかって、黒いカチューシャで薄ピンク色のコートを着てました」
「なるほど…」
「なら俺が撮影した写真にあるか確かめてみよう」
緡真はイベントを進行しながら、クロードにSNS用写真を頼まれカメラ撮影をしていた。
「…恐らくだが、この子か?」
写真には24番の席に座る子の後ろに、不安そうな顔をした子が写っていた。
「その写真、俺のスマホに送って」
「緡真、俺やレイ達にもグループで送ってくれ」
「了解だ。クロードと俺らアヴニールでプレーンを探しに行くぞ」
「待って僕らも行くよ、レーヴが悲しそうな顔してるから」
エドガーの肩にいた悲しそうな表情を浮かべたレーヴが、「きゅ〜」
と、鳴いていた。
「ならチーム別に手分けして探そう。あとフランはトラスタとメルジュに連絡して」
「…分かった。藤達はどうするんだ?」
フランソワが藤や社員達に質問し、
「我々は片付けをしておきますから、クロードおぼっちゃま達はプレーンを探しに行ってください」
「プレーンちゃん見つかるって信じているわよ。音符ちゃん」
「そ、そうですよね」
「なに照れてんだし、音符」
音符は春乃にそう言われて照れていた。
「社長、ここは任せてください!」
「もしその子に会えたら、プレーンのストラップ持っていってあげてください!」
女性社員の1人がプレーンのマスコットをクロードに渡した。
「ありがとう。…じゃあ7人でプレーンとセイラちゃんを探しに行きますか!」
音符達は「おーっ!」と、行った。
一方のプレーンは、
「…プ、プレ〜」
セイラのバッグの中に入っていた。
「ママ、オーナメント作ったよ!」
「あら〜綺麗に出来てるじゃない。落とさないようにしまいなさいね」
「はーい!」
セイラと母親はショッピングモールでお買い物をしていた。
「ねぇママ!あれサンタさんだよ!」
セイラがサンタクロースに走って近づいた時、中にいるプレーンが「プレ!プレッ!」
と、バッグの揺れによって鳴いていた。
「あ!」
セイラが躓き転けそうになった時、
「危ない…」
1人の青年が助けた。
「あ、ありがとう…ございます」
「怪我…ない?」
彼女を助けたのは、メルシィジュエルの狗那だった。
「かわいい…」
「…なにが?」
「かわいいクマさん…!」
「…ボクが着てる服のことか?」
セイラは狗那が来ているパーカーのイラストに目をキラキラさせていた。
後からセイラを追っかけていた母親が、「すみません!うちの子が…」
と、狗那に話しかけていた。
「…危なかったから助けただけです。それじゃ」
狗那はすぐさま去ろうとした時、
「プレ〜」
と、聞こえ、狗那は耳をピクッとさせた。
「じゃあね!お兄ちゃん!」
「待って———」
狗那が声をかけようとした時、セイラはサンタクロースがいる方へ行ってしまった。
すると、後ろから声が聞こえた。
「狗那君、流石は動体視力は高いだけあるね」
「すぐどっかに行ったと思ったら、やっぱり狗那は優しいわね」
一緒に買い物に来ていたちゆりと翡翠、そして姉の詩夢とマスコットのアメトリンがニコニコしながら見ていた。
「…見てるんなら、ボクのサポートしてよ」
「狗那がちゃんと1人で話せるの…私、嬉しいよ!」
「フーン、狗那の成長を見届ける詩夢ねぇ…」
「うるさいぞ、ちびオオカミ」
「フーン…その顔は何か感じ取った顔してるわねぇ…狗那」
アメトリンもバックの中身にいるプレーンに反応していた。
「一応、他チームに連絡しておきましょ」
「…分かってる」
狗那とアメトリンが意思疎通をしているのを見てちゆり達は「うん?」とポカンとしていた。
ショッピングモールの駐車場から歩いてくる4人組がいた。
トライシグナルスターのベル、游空、フェニル、そしてマスコットのウラヌスが、年末年始の買い出しに出ていた。
ウラヌスが少し気まぐれた顔で「餅飾りてぇ!」と、言ってきた。
「花氷さん用意してないのか?鏡餅」
「いや、花氷が用意するわけないのは分かってるだろ。ベル」
游空がベルに呆れた顔で言った。
「でも今はホリデーシーズンっちゅー!」
「俺もその気になりたいが、ばぁばがしっかり準備しなさいって言われたからよ…」
「相変わらずお前の婆さん、変わんねぇな」
「それにプレーンを探さなきゃ。特徴は写真の通りの…」
ベルの長い話が始まるのかとウラヌスが呆れた時、
「茶色いうさちゃんとさくらんぼ姫で遊ぼ〜っと」
親子連れとすれ違った。
ウラヌスが振り返ると、バッグから茶色い耳が飛び出していた。
「が、がぁるる⁉︎」
「トライどうした?ウラヌス」
「あ、あの耳…!」
その声に気づいたのか、セイラは母親に、
「ママ、早く帰って、おばあちゃんと晩御飯作りたいな」
と、早歩きで母親を引っ張った。
「待ってくれ!」
ウラヌスは急いで引き止めた。
母親は呼び止められ戸惑っていたが、セイラは母親の腕を握りながらウラヌスを睨んでいた。
「…あの何か用でしょうか?」
ベルが急いで誤魔化した。
「あー、いえなんでもないですよ!今、俺に舞ってくれって言っただけですから!」
「そう…なんですか?」
母親はかなりポカンとした顔でベルを見ていた。
ベル達はあはは…と苦笑いをしながら誤魔化してしまった。
「ママ早く行こうよ!」
「そうね。それじゃあ失礼しますね」
「は、はいー」
ベル達は2人を見送った後、一気にため息をついた。
「ったく…ベル、プレーンを返せるチャンスだったろ…」
「がぁる…ああいうところで、なんで誤魔化したんだ」
「…だってあの子からしたら多分俺達怖いと思うぜ?それにすぐ帰したらあの子は悲しむと思うし…」
「確かにそれはありえるっちゅー…急に返せって言われたら多分怖いっちゅ…」
彼なりの優しさをフェニルは頷いた。
それもそのはずだ、目つきが鋭い平気175cm以上のチームメンバーを前に小学生が見た時、怖がっていたことがあったのだ。
「だから今、俺達が出来ることはクロード達に連絡する事だ。多分あの子は、理由があってプレーンを拾ったと思う」
「はぁ…なら連絡しなくては」
游空はまた深いため息をついた。
「じゃあ俺が打っておくよ。とりあえず、花氷さんに頼まれた物買いに行こうぜ」
ベルはすぐさまグループチャットにてセイラを見た事をスマホに打ち始めた。
「ショッピングモールの入り口付近でクロードが探してる女の子見つけたぜ。やっぱり警戒してる」
早速、狗那から返信が来た。
「ボクらもあった。サンタクロースのグリーティングのあたりで見た。プレーンはその人間が持ってる」
「狗那達、今ショッピングモールいるのか?」
「いる」
「どこの?土屋?赤坂?」
「成田市じゃなくて幕張新都心」
トラスタやメルジュがセイラを見た場所が幕張新都心だと言うことが分かった。
幕張新都心は千葉市美浜区・花見川区にある建物だ。
最寄りの海浜幕張は東京へ行く電車もあるため、幕張メッセでイベント等が行われていると、県外から沢山の人がやってくる。
「じゃあ住んでるとこ割り出すのは難しいな…」
2人のトーク中にクロードから返信が来た。
「トラスタとメルジュが見た子って、特徴が一致しているって事?」
「ウラヌスがプレーンの耳が外に出ていたのを見たんだ」
「ボクもプレーンの声がバッグから聞こえた。その人間で間違いない」
「クロード、今からでもプレーン探すか?」
「いや…時間的に夜になると厳しくなるかも…多分女の子が持ってるだろうし」
現在の時刻が午後17時45分。外は日が短い冬であるため、だいぶ暗くなっている。
「人間を探すのは明日?」
「うん、そうなるね。午前9時にエトレヴ邸にみんな集まれる?」
「トラスタ大丈夫だぜ〜」
「メルジュも大丈夫ってちゆりが言ってる」
「アヴニールは?」
クロードに聞かれ、音符がトークに入ってきた。
「スイートアヴニールも大丈夫です!」
明日午前9時にエトレヴ邸で14人と3匹が集まることになった。
午後18時26分、三星家。
拾った本人である三星セイラは、バッグからプレーンを出して遊んでいた。
「うさちゃん、紅茶はどうですか?」
おままごとに参加させられており、目の前にはさくらんぼのマスコットが置かれていた。
(リアルでカフェのお手伝いしてるから、なんだか違和感プレ…)
プレーンはぬいぐるみのフリをして、セイラに遊ばれながら我慢していた。
「セイラ、晩御飯がもうすぐできるよ」
「あ、おばあちゃん」
セイラの祖母がやって来て、セイラはそのままリビングへと向かった。
「うさちゃん、さくらんぼちゃん、後で遊ぼうね」
扉が閉まるとプレーンは肩の力を抜いた。
「プレ……疲れたプレ〜」
「疲れたでしゅ……」
「プレ?」
「でしゅ?」
プレーンと同じようにさくらんぼのマスコットがリラックスしていた。
「ぷ、プレ〜!?」
「喋ったでしゅ〜!?」
互いにびっくりして飛び上がった。
「…さくらんぼさん喋れるプレ?」
「チェリボンでしゅ。お日さまレストランのオーナーでしゅ!」
なんとそのさくらんぼは、クロードがコラボしていたお店「お日さまレストラン」のオーナーだった、
「あれ?なんだか見たことあるでしゅ」
「プレーンだプレ。スイートアヴニールのマスコットプレ。オーナーって事はもしかしてクロードが言ってたコラボ先のオーナーさんプレ?」
「クロードって事は、黒和茶屋でしゅか?」
「そうプレ!プレーンはさっきまでそこにいたプレ!けど拾われたプレ…」
「チェリボンもセイラって子にぬいぐるみと勘違いされて拾われたでしゅ…」
「同じプレ?」
「同じでしゅ」
チェリボンも同じ日にセイラに拾われてしまっていた。
チェリボンはお日さまレストランにて、度々身内に見つかりそうで見つからずに今に至るという。
プレーンが「プレーンも同じプレ!」
と、驚きながら言った。
「従業員の皆…なにしてるんでしゅかね?」
「音符達に会いたいプレ…」
「チェリボン、新宿で頑張ろうとしていた矢先に、幕張新都心まで来てしまったでしゅ…」
「多分ここは千葉市プレ。さっきセイラちゃんがお墓参りに成田市に来て帰りにカフェに寄ったって言ってたプレ」
「じゃあチェリボン達は千葉市のどこかにいるって事でしゅね…」
中編へ続く…