砂上の行軍誰しも痛みを抱えて生きていると言うけれど
その人達のほとんどに帰りたい時間だとか場所があって
自分にはそれがなくて 空っぽだって気づいてしまっただけなんです
ドコに戻っても同じだな それならこれからドコへ行ってもきっと同じ
アルバムのように過去を何度もひっくり返して無理矢理 笑顔を探し出して生きてきました
引きつって張り付いたような笑顔を幸せだったと言い聞かせて 前へ 前へ
終わらない砂浜をずっとずっと歩いてる
足のひとつも縺れるだろう 涙が落ちたとしてそれは砂がしたこと
そろそろ疲れて来たな ここが限界だろう まだ歩けるか
誰かの悲しむ姿なんて少しも見たくないから
死よりもさらさらと崩れて消えたい 砂上の行軍は今日も続く