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    咲良(さくら)

    @yurutto_sakura
    ゲームskyを元にしたオリキャラのイラストやお話しを書いています!
    師匠を探す雪白(ゆきしろ)と、師匠の友人紺碧(こんぺき)を中心として、登場人物の心情と空を飛ぶ描写に力を入れて書いています。
    年齢不詳の雀たちや、2人が惹かれあっていくところも書いていきますよー!!
    BL苦手な人は退避ッ!!
    顔あり、白肌、衣装や設定など変更してあるので苦手な人は退避ッ!

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    咲良(さくら)

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    本編④
    出会った当初、警戒心の強い雪白はなかなか紺碧と打ち解けられませんが、
    だんだん親密になっていきます。
    紺碧は、リラックスしていると天然な部分が出てしまうようです。
    草原での一コマ。
    最後のキャンドルメッセージは実話。
    いいネタをありがとう(๑˃̵ᴗ˂̵)

    ##本編
    ##星くず書庫

    穏やかなひととき
    今日は紺碧さんと草原に光を集めに来ている。
    巨大な神殿は雲に浮いているようで、広々した空に自由に舞う大きなマンタと白い鳥。
    いつでも強い風が吹いていて、俺たちのケープも風をはらみ勢い良くはためいている。
    誰かが塔に火を灯したらしい、鐘が鳴り響いた。

    * * *
     
    星の子は火を体内でエナジーに変えて生きている。
    そして星の子同士で一定の距離近づく、手をつなぐなどしたとき、お互いの光のエナジーが体内を行き来するようになっていて、距離が近いほどよく巡る。
    エナジーが巡ることで互いに光を補完しあい、一緒に飛ぶとき動きを合わせられるようになる。
    これにも相性があるようで相性がいいと動きも良くシンクロし、かなり飛びやすくなる上にエナジーの補給も早くなる。

    * * *

    「すごい飛びやすいんだけど、雪白くんどう?」
    小鳥のさえずりのなか、俺の手を引きながら紺碧さんが聞いてきた。
    「俺もそう思っていました」
    雨林でキャリーしてもらったときもそう思ったが、彼も同じように感じていたのか。
    お互いを行き来するエナジーの巡りが一定で滑らかだ。
    「雪白くんが、結構エナジーの容量多いのかな? なんか流れ込んでくるのが早いというか、多い」
    「え、でも俺そんなに羽根の数多くないですし、そんなはずないと思いますが」
    容量は羽根の枚数で決まる。
    彼は11枚羽根、圧倒的に俺よりも多い。
    「紺碧さんのエナジー管理が上手だからじゃないですか」
    「うーん。ま、相性がいいってことで」
    顔にかかる髪を耳にかけながら彼は言った。
    そういえば、彼は少し変わった髪色をしている。
    腰までありそうな銀の長髪なのだが、所々が青色なのだ。
    とくに耳の後ろ、左右にひと房ずつある青い髪の束が印象的だ。
    ピンクの髪の星の子は見たことがあるが、こういう髪色の人もいるんだな。



    俺は今自分が身に着けている「怒れる運び人」のケープを指先でつまんでみた。
    明るい海のようなブルーグリーンの鮮やかなケープ。
    これは紺碧さんに借りているもので、今まで着ていたケープはしばらく手入れをしていなかったせいで傷んでしまい、修繕に出している。
    彼のケープは俺には大きいので、ケープというよりマントみたいだ。
    彼と一緒に飛んできたケープは、今までどんな経験をしてきたのだろうか。


    ふと、隣に彼が居ないことに気づいた。
    慌てて見回すと、マンタに攫われていく紺碧さんの姿。
    「あああ、雪白くーん! 飛んできてー!!」
    上空から声だけが降ってくる。
    俺は苦笑しながら、手つなぎを使ってすぐ隣にワープした。
    しっかりしているように見えて、時々こんなことがあるんだよな。
    「書庫の最後も、マンタトラップでなかなか火が取れないんだよねぇ」
    悠々と神殿へ向かうマンタの背の上、彼がのんびりと言った。
    陽の光があたたかい。
    「ああ、あそこ。分かります」
    ふわり、ぐるぐると何周もさせられた経験がたくさんあるのを思い出し、みんな経験あるんだなと笑う。
    「さ、降りよう」
    神殿が近づき、差し出された手。
    日差しの中で彼の髪も、金の飾りのついた白いケープも眩(まぶ)しい。
    このskyの世界は、どこを見ても美しいな。
    目の前いっぱいに広がる景色と、目の前の人を見て俺はふとそう思った。



    「紺碧さん!」
    神殿横のキャンドルのメッセージを眺めていると、面白い伝言を見つけた。
    いいものを見つけた、と顔に書いてありそうな表情の雪白を見て、紺碧が伝言をのぞき込む。
    「なになに? “このメッセージを見つけた人はラッキーです! 小指という小指をタンスにぶつけないでしょう!”」
    読み終えないうちに笑いだす紺碧さん。
    我慢していた俺も吹き出し、笑いだす。
    「これ・・・紺碧さんにぴったり・・・」
    笑いを押さえながら俺が言うと、彼はさも意外そうな顔をした。
    「えーなんでー!僕しっかりしてるでしょ」
    「だって今朝、洗って乾かしたお皿、野菜を保管している棚に入れようとしてましたよね」
    「ええ!見られてたの!!入れてないよ!入れそうになったけどさ!」
    入れそうになったのは事実なんだな。
    笑いすぎて出てきた涙をぬぐって、お互いなにか言い合いながら次のエリアへ向かう。
    穏やかな一日の、小さいけれど幸せな出来事だった。

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    咲良(さくら)

    DONE璃兎(りと)→大樹マシュ。
    青紫の目。身長5くらい? 
    雨寧さん宅のジェイスさんとお付き合いしている。
    ジェイスさんは軍人。
    璃兎は学生。普段は寮に住んでいる。
    自由奔放、男の子だけどガールズトーク、スキンシップ大好き、テンション高め、生足むき出しのあざといショタ。

    雪白→創作の髪型。
    黄色の目。
    身長6くらい?
    真面目な好青年。
    雨林で紺碧に助けられ、共に暮らしている。
    雪白と璃兎璃兎(りと)が珍しくツリーハウスへ遊びに来た。
    彼は闇の穢れを祓い、傷ついた兵士を癒す「癒し手」になるため学校へ通っている。
    (雨寧さん世界の設定)
    普段は宿舎で生活しているのだが、今日は外出が許可された日らしい。


    ツリーハウス2階にある雪白の部屋で、他愛のない話しで盛り上がり、璃兎の恋人、ジェイスの話題になった。
    軍人の彼は、相変わらず多忙を極めているようで、一緒にいられる休日はとても貴重なのだという。
    璃兎は素直にのろけるし、素直に彼が大好きだと表現する。


    雪白は、璃兎がどれだけジェイスを慕っているかを感じるたび、胸の深いところが疼(うず)く様な感覚を感じていた。
    誰かを慕う気持ちが、痛いほど分かる。
    それは師匠を思う気持ちとはまた別の、熱く焦がれるような感情。
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