Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    Tears_reality

    @Tears_reality

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 63

    Tears_reality

    ☆quiet follow

    枕営業してた秀くんとそれに気づいたPの話。

    枕営業の話(P秀)「秀、秀、大丈夫か?」

    「大丈夫だよ。プロデューサー。そんなに心配しなくても。」

    「でもお前…」

    「俺だって男だよ、こんなこと…」

    なかったことにしたいのに頭のなかに焼き付いて離れないあの光景。プロデューサーが俺に向ける目はとても悲しげで。そんな顔させたかったわけじゃないのに。

    「ぴぃちゃん、あのね…」

    「先輩…その先は…」

    花園先輩を止めようとしたその時だった。プロデューサーが俺の手をとって別室に連れていったのは。

    「お説教なら後でいくらでも聞くから」

    「そうじゃない。なんでお前はそうなんだよ。」

    「必要なことだから。仕事が欲しいって言ってたじゃん」

    俺のその言葉を聞いてプロデューサーは深くため息をつくと俺と額を合わせて言う。

    「確かに仕事は欲しい。でも俺は秀に笑っていて欲しいんだ。これは俺のわがままだ。この業界にはまあそう言う良くないものもあるけど、俺はお前に光だけ見ていて欲しいんだよ。」

    光だけ。言いたいことはわかるけどあんた、俺にそんなこと言えるの。あんただって俺と同じ穴の狢のくせに。プロデューサーは気づいてない。抱きしめるプロデューサーをそのままに俺は心の中で小さく呟いた。

    「嘘つき」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    3iiRo27

    DONEritk版深夜の60分一発勝負
    第二十二回 お題:「発明」「ごく稀に俺」
    司視点 両想い
    ※イベント「スマイルオブドリーマー」のセリフネタバレが含まれます
    バサリ

    「っと、落としてしまったか。んーと…これは何のノートだ?」


    ある日の休日。
    学校もショーもお休みとなったため、脚本を書くために貯めていた資料の整理をしていた。


    その時に落ちてしまった、1冊のノート。
    忘れやすい俺は使用用途を表紙に書く事が多いのだが、このノートだけは何も書かれていなかった。

    書き忘れか、あとで書こうとして忘れたか。どちらも同じか。
    そう思いながらパラパラと流し見し、漸く気付いた。


    「ああ、これ…あの時のノートか」

    あの時、というのは。
    初めて、セカイの皆も交えて、次にやるショーの内容を決めた時。
    意見を纏めるために、わざわざ卸たてのノートを持参していったのだ。


    なんだかんだ決まる前に例のえむの事件もあったりしたため、すっかり忘れていた。


    改めて書き殴ったようなノートの内容を見ながら、あの時のことを思い出す。



    なかなか内容が決まらなくて。というか全員これがやりたい!と譲らなくって。
    そんな中でえむの元気がないって教えてもらって。

    確か、そうだ。その日の帰りに、出会ったんだ。
    えむの、兄さん達に。


    それで、彼らの言ってることに対 3301