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    みえろ

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    みえろ

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    刀剣男士の本能について

    #刀剣乱舞
    swordDance
    #二次創作
    secondaryCreation
    #掌編
    conte
    #キャラクター名なし
    noCharacterNames
    #500字未満
    500Words

    事例報告 ある本丸の、一振の刀剣男士の話である。彼は現存しない刀であったが、自身が損なわれる歴史も、元主が死ぬ歴史も心乱すことなく守り抜いた。審神者からは頼りにされ、仲間からの信頼も厚かった。顕現して数年がたったある時、彼は後から本丸にやって来た別の男士と深い仲になった。二振が同じ部隊で出陣した際、彼は敵に狙われた相手を庇って深手を負うが、お守りを所持していたため破壊を免れた。彼は重傷の状態で本丸に帰還した。経緯を聞いた審神者は、直ちに彼を刀解処分とした。


     刀剣男士は逸話から生まれる。逸話が発生し、語り継がれてきた歴史を改変されれば男士の存在は脅かされる。ゆえに彼らは歴史を守る。歴史をありのままに維持することは刀剣男士の生存本能であり、我々はその生存本能を利用して歴史を守っているのである。本事例のように、『正しい歴史』以外のために自らの命を危険に晒す男士は、正常な生存本能が備わっていないと判断される。本能の制御を受けない男士の存在は歴史改変の重大なリスクであり、速やかに除去されるべきである。
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    みえろ

    DONE(ルビミスってたのでルビなしverに差し替えました)

    山姥切国広と大包平の短編です。おもしれー男を見つけてしまった山姥切国広。
    霊力供給(?)ネタです。キスまでの接触があります。

    某本丸を見ていいなと思った組み合わせではありますが、某本丸とは別のとある本丸の話です。

    作中で大包平→山姥切国広の呼び方は山姥切としていますが、どちらもいるときはフルネームで呼び分けているのかなあと考えています。
    一匹狼、おもしれー男に出会う1.
    「俺も行く」
     そう口にした瞬間、部隊の視線がさっと自分に集まるのを大包平は感じた。ただ一振り山姥切国広だけが、思案するようにゆっくりとこちらを振り向いた。
     感情の読めない碧の瞳、その視線を真正面から受け止める。咄嗟に口をついて出た言葉だったが、間違った判断だとは思っていなかった。山姥切は否と言うかも知れない。だとしても、大包平はあくまで主張を通すつもりでいた。
     だから、皆が静かに見守る中、山姥切が黙ってうなずいた時、大包平は思わず目をまたたいた。頭の中で組み立てていた反論が霧散する。誰にとっても予想外だったのだろう、かすかなざわめきが部隊の中を駆け抜けた。
     刀を手に、山姥切は立ち上がった。大包平もそれに続く。最後に隊長を振り返り、ひとつ大きくうなずいた。俺に任せておけという意気だったのだが、曖昧にうなずき返す隊長の顔には、期待よりも心配が現れていた。
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    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作レベルでも原作以上でも。

    例のマフラーについての捏造話。
    『……これ、お前にやるよ』
     遡ること数週間前、あたしはリビングで突然、獠に紙袋を押し付けられた。中を覗くと、黄色いマフラーが入っていた。これってまさか、獠からのプレゼント……? でも、その日はあたしの誕生日でもなければ、クリスマスでもなかった。
    『どうしたの、これ……』
    『キャバレーの福引で当たったんだ。どうせ俺は使わねぇしな。気に入らないなら捨ててくれ』
     獠はそう言い残して、リビングを出ていった。

     あたしのために選んでくれたわけでもなく、邪魔なものを押し付けられただけ。ほんの数十秒前までは、喜びで満ちていたあたしの心が、急激に冷えていった。それでも、獠がくれたものだし、捨てるのも忍びなく……。なんだかんだ言って、獠があたしへ初めてくれたプレゼントでもあったし、あたしはそのマフラーを大切に使うことにした。

     しばらくして、あたしはそのマフラーを身に着け、キャバレーへツケを払いに行った。ママへ直接マフラーのお礼を伝えたら、怪訝な顔をされた。
    『そんな福引、うちの店ではやってないわよ。よその店の間違いじゃない……?』
     いや、聞き間違いは無いはずで、獠は確かにここの店だと言ってい 1560

    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    獠と香ちゃんが好きなかほるさんには「ほら、目を閉じて」で始まり、「ここが私の帰る場所」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば3ツイート(420字)以内でお願いします。
    #書き出しと終わり #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/801664

    だって、好きなんだもん(*´艸`*)
    しょうがないよね😂😂
    「ほら、目ぇ閉じろよ」
     いくらキスをするときは目を閉じるのが礼儀でも、それはできない。真っ昼間の明るい獠の部屋で、なぜか獠に押し倒されているあたしは、獠を睨みつけていた。今、この状況で目を閉じてしまったら、それは同意として取られてしまうに違いない。それだけは嫌だ。まだ、昼から伝言板を見に行かなきゃいけないし、ビラ配りもしたい。あんたとここでもっこりが始まっちゃったら、それが全部できなくなる。
    「つまんねぇ意地張ってると、襲っちまうぞ?」
    「最初からそのつもりのくせに!」
     両手で押し退けたって、獠の身体はびくともしない。首筋にキスをされたら、力が入らなくなる。
     どうしてこの男は、いつもこうなんだろう。そんなに心配しなくても、あたしはもう、他に行く場所なんてないのに。あたしが愛しているのは、獠だけ。毎夜毎夜、そう言ってるじゃない。あたしはずっと、獠のそばにいる。夜になれば、あたしは必ずここへ帰ってくるわ。だって、ここがあたしの帰る場所だもん。

       了 434

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