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    jusimatsu

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    jusimatsu

    DONEデアアイワンドロ お題「お酒」
    当然のように騎空団入りしてるデアアイ。
    ワンライなのでノー推敲です。

    ――――――――――――――――
    デアンとアイザックを含む騎空団の面々は、依頼後の宴から帰るところだった。
    依頼内容は魔物の討伐。強さは大したことがないが数が多い上に、種族もバラバラなため独自の縄張りまで形成しており、自警団では手に余るとのことだった。
    長期戦になることを覚悟していたが、偶然優秀な騎空団を引き当てたために早期解決となり、喜んだ依頼主が依頼料に加えて町の特産品の酒を大盤振る舞いしてくれたのだ。

    「いや~、あのお酒、本当においしかったねえ。しかもお土産にまでもらえるなんてラッキーだよ」
    「そうだな」

    アイザックが酒の味について話すのはこの帰り道の間だけですでに6回目だが、酒による思考能力の低下を知ったデアンは黙っていることにした。

    「お前は酒に弱いと思っていたのだが、空の民はみなこうなのだな」
    「だから言ったじゃないか。僕は人並みに飲めるほうだって。グラスに半分の量で寝落ちたりしないだけ、まだマシな方なんだよ」

    料理も酒も十分な量を楽しんだアイザックは、それでも自らの足できちんと歩いていた。
    あまりに弱いとアイザックの言った通り少量で酔いつぶれたり、最悪の場合は一舐めしただけで具合が悪くなるものもい 1666

    jusimatsu

    DONE親友のレストランにごはんを食べに行くデアアイ。
    ワンドロなのでノー推敲です。
    ――――――――――――――――――――――――
    「あいよ、特大ウィンナーとポテトの盛り合わせにビールお待ち!」

    ドンと景気のいい音とともに、デアンとアイザックの目の前に二人分のウィンナー盛り合わせとビールのジョッキが置かれる。
    二人はアイザックの親友夫婦が営むレストランに来ていた。今日は正真正銘二人きりの、デートだ。

    「きたきた。これが僕のおススメでね。ここに来たらいつも食べるんだ。他のメニューは、これを食べながらゆっくり考えよう」
    「提供スピードの速い品を食べている間にその他の品を用意させるのか。効率的だ」
    「まあそんなところだね。美味しいものを食べてると待っている間でも話が弾むし、空腹のまま待ち続けるのは辛いものさ」

    アイザックが特大ウィンナーを頬張り、ビールを煽る。一気に表情が崩れ、締まりのない笑顔になった。

    「さあデアンも食べて。ついでにメニューも見ようか。今日はここに来ることが決まってたから、朝食は軽めにしてたんだ」
    「ここで多く食べるために量を減らしていたということか。理屈はわかるが合理的とは言えないな」

    デアンはメニューのページを繰りながらどれにするか決めかねているようだ。
    確かに決められたものが配給される月 1746

    jusimatsu

    DONEデアアイの温め鳥みたいな添い寝
    全体的にアイのストレス値が高め
    ――――――――――――――――――――
    アイザックがデアンから奇妙な提案をされたのは、アイザックが月での生活に慣れ始めて少し経った頃だった。
    眠りたいがアドレナリンが余り気味なため、速やかに寝付くためにアイザックの助けを借りたいというものだ。
    睡眠導入剤が必要ならば自分の専門ではないと言うと、必要なのは薬剤の類ではなくアイザックが近くにいることだという。
    数年単位で睡眠を取らずに活動可能なデアンの、その睡眠を取るタイミングがちょうどこの頃であること、機関がいずれ月に乗り込んでくるフォッシル―空の民―を決して侮ってはいないことなどから、休息には最大限の効率が必要であると彼は判断した。
    そして毎日睡眠が必要なアイザックの時間を無駄に拘束するわけにはいかないので、睡眠を取る時間を同じにする。つまりは一つの部屋で一緒に眠る。それがデアンの提案だ。

    「うん、合理的だね。すごく合理的だ……」

    なぜデアンの睡眠に自分が必要なのかわからないが、そうしなければいけないのならお互いの睡眠時間を合わせてしまうのは理にかなっている。ただ、本当になぜ自分が必要なのかはわからないが。

    「俺の部屋ならば二人が眠るのに十分な広さがある。そこで構わない 4082