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    いなーさ

    @ottonounkohunda

    すたおのSS保管置き場です

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    いなーさ

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    幼馴染現パロクロ&アシュ

     ぼくたちは いつもいっしょにいた

    「クロード、きょうのほいくえんのしんたいそくてい、ぼく5せんちのびたんだよ」
    「ぼくだってたくさんのびたもん!アシュトン、いっこうえだからってにいちゃんにいちゃんするなよっ」
    「なんだよ、ぼくのほうがうえだぞっ」
     
     ぼくとクロードのおうちは となりどうしだった
     おとうさんとおかあさんどうしがなかよしで ぼくがうまれて クロードがうまれて あかちゃんのときから かぞくどうしでいっぱいあそんだ
     ぼくはクロードがだいすきだった

     でも けんかもいっぱいした
    「アシュトン、おとこなのにギョロあんどウルルンすきなの?ぼくのともだち、すきなこおんなのこしかいないよ」
     クロードがぼくのすきなきゃらくたーのギョロあんどウルルンをばかにしたときは とくにおこった
     らいだーより れんじゃーより ギョロあんどウルルンのほうがずっとずっとすきだった
    「べつにいいだろっ」
     ぼくがおこったらクロードはすねた でもしらない

     でも いちにちのさいごはいつもふたりだったよ
    「クロード…こわいゆめみちゃった…いっしょにねてよ」
     ぼくのおかあさんがおしごとでいないとき ぼくはクロードのおうちにおとまりしてた
     おふとんはべつべつだったけど さみしくなって よくどっちかのおふとんでいっしょにねてたんだ
    「もう、しょうがないなぁ」
     クロードはおふとんにいれてくれた
     でもね クロードもつよがりさんだったんだ
    「うぅ……おとうさん…」
     クロードはおとうさんがだいすきだったんだけど おしごとがいそがしくて うまくあまえられなかったんだ
     おいていかれるゆめをみて よくないていたんだよ
    「だいじょうぶ、だいじょうぶだよクロード、ぼくがいるよ」
     そういうとき ぼくはなきやむまで クロードをなでなでしてあげた

     そうやって ずっといっしょにいると おもってたのに

    「クロード…いなくなっちゃうの?」
    「おかあさんのじっかのほうにいくんだって」
    「かえってくる?」
    「わかんない……うええ、うわあああん、アシュトン…ぼく、はなれたくないよぉ…」
     クロードがいっぱいないて ぼくもいっしょにないた
    「うん……うん…ぼくも…」
     ぼくとクロードはずっと バイバイするまでぎゅっとしてた
    「いつか、ぼくをみつけてね。ぼくはかわらないでいるから…」
    「まってて…」
     ぼくたちは ちゃんとバイバイできたんだ



     十年後のある日、転校生として学校に来て僕のクラスに突然入ってきた子は、僕の鞄についたキーホルダーを見るなり、いきなり言ったんだ

    「なんだよ、まだギョロウル好きなんだ」

     幼い頃に買ってもらったもので、ボロボロになる度に修繕してきたから、自然と裁縫の腕が上がってしまった。

    「しょうがないだろ、好きなものは好きなんだから」

     僕が伝えたかったのは、ギョロ&ウルルンだけじゃないんだけど。気づいたかはわからない。
     おかえりの気持ちを込めて、僕は彼を強く抱きしめた。


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    recommended works

    hk_krhr

    DONEシルイン(+クロヒル)位の小説になりますので、こちらはウィークタグの方は避けます。自分の書いた現パロ設定でシルイン(特に風紀委員してるグリットちゃん)を見たくなったが故に同時生成した産物です。
    グレン氏の話を拾おうと思ったのですがキャパ上拾い損ねてしまい、申し訳ない限りです。
    シルイン好きさんのお肌に合うかわかりませんが、どなたかにでも少しでも楽しんでいただければ幸いです。
    【現パロ】ぐりっとちゃん、恋心自覚の巻。【シルイン】【注意書き】
    1 書いている人の主生息地がクロヒルです。ですが、こちらはシルインがメインです。ただ、そちらも影響してクロヒル要素もそこそこ含んでいます。
    2 クロヒルweekに際してあげた小説の現パロ設定と合わせて書いたシルイン小説になります。(この設定でシルインを唐突に書きたくなったため。)こちらだけでも読める筈ですが、少し設定がわかりにくいかもしれません。
    3 でも謎のこだわりを発揮してしまい長いです。ご注意ください。
    4 その他 青獅子NLをメインに小説書くのはこちらが初なので気になることなどあるかと思います。どうしても気になる際はそっとご指摘いただけますと幸いです。
    5 主な登場人物 シルヴァン イングリット(後半の方が出番多いです。)
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