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    Fantome

    コラロだらけ やりたい放題
    表記ないものはだいたいこらろです。
    なんでも許せる方向
    思い出したように加筆修正されます

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    Fantome

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    口〜受オンリーであげさせていただいたバレンタインこらろの口ー視点。

    ⚠️頭の中がお花畑の人が書いてます

    【現パロ】バレンタイン
    「コラさん、これ今年も貰ったんだけど…食べるか?」

    「お、いいのか?」と嬉しそうなコラさんに頷いて「ほら、」と手渡すとさっそくビニールを開けてハートのチョコをひとつ取り出して眺めている。珈琲を2人分淹れて、ソファーの前のローテーブルに置くとコラさんがチョコへの視線はそのままにありがとうと笑う。隣に腰をかけてコラさんの方をみると少し見上げる形になる。いつもより近い位置でコラさんを眺めることが出来るからコラさんがソファーに座っている時は隣に座ることにしてる。深く座り直して膝を抱えてコラさんの横顔を満喫する。コラさんはこちらの視線を気にすることなくチョコを見つめて難しい顔をしている。

    (…もしかしてバレたか?)とひやりと汗が背中を伝う。

    毎年貰ったチョコレートにこっそり自分が用意したチョコレートを紛れ込ませていたんだが今年はコレを作ってみた。

    いつものバレンタインならば手作りの品など何が入っているかも分からないので受け取らないのだが去年は黒足屋から貰ったチョコを持って帰った。よく知っている奴だし、料理人を目指している黒足屋が作ったものなら味も間違いないだろう。学食でバイトしている黒足屋は、学食に来てくれた女子に配る用に毎年チョコレートを用意しているらしくルフィが世話になったからとローにもひとつくれたのだ。

    例年通りこのチョコもコラさんと分け合いながら食べようと持って帰ると美味しいと大絶賛でペロリと全部食べていたのでよほど気に入ったのかと思い、今年は手伝ってもらって作ってみたのだ。

    合コンという名のゼミの女子共を誘って飲み会のセッティングという面倒はあったが合コンの方は声かけから店選びまでシャチが快く引き受けてくれた。

    (シャチにも今度礼をしないとな…)

    本当はレシピだけ聞いて自分で作ろうとしたのだが練習も兼ねて作ってみると思った以上に難しかった。味もイマイチだったと伝えると黒足屋が手伝ってくれると言ったので手伝ってもらった。黒足屋がハートの型を用意していたからハートの形なのは仕方ない。別に特別な意味はない。

    レシピのメモを渡された時もニヤニヤ締まりのない顔で揶揄ってきたのでコラさんに渡すと言ったのに、きっと勘違いしている。普段お世話になっているし、どうせ渡すなら美味しい方がいいだろうと言っているのに恋はいいなーなんてまったく俺の話を聞いてない。

    (これはきっと恋なんて可愛いものではない)

    なんとか形になった中で比較的綺麗に出来たものを包んだつもりだったがやっぱり黒足屋が作ったものに比べると不恰好だった。形は少し悪いけど味は良かったんだが…

    去年コラさんがまた食いたいくらいだと言っていたから作ってみたんだが失敗だっただろうか。

    黒足屋の保証があるから味に自信はあるんだけど

    「食べないのか?」

    見られれば見られるほど歪な形のハートが恥ずかしく感じてきた。

    「いや、美味そうだなって」

    そう言ってこちらを探るように視線を寄越す。紅茶色の瞳は全て見透かしているようで目を逸らした。早く食べろと急かすと漸くチョコレートはコラさんの口に吸い込まれていった。

    ずっと摘んでいたせいでチョコは少し溶けてしまったのかコラさんの口の端に付いてしまっていた。ぺろりと舐めとる仕草が色っぽくて思わず唾を呑み込む。


    「…美味い?」

    「ん、去年より美味い気がする。」

    良かったと、知らず知らず強張っていた緊張が溶ける。

    「もういっこあるけど…」

    喜んでくれたならもっと包んでくればよかったと思った。食べる?と最後のチョコを指差すと食べさせてと口を開けるコラさんは俺よりずっと年上なのに可愛い。

    「自分で食べろよ…」

    仕方ないなといいながらコラさんの手の中、袋から最後のチョコレートを取り出して、口に放り込む。コラさんの体温は常人より少し高い。コラさんの掌の溶けてしまったのか摘んだチョコは少し柔らかかった。

    指の先に少し付いてしまったチョコごと指を舐られる。慌てて手を引き抜くとコラさんが悪戯が成功した子供のように楽しそうに笑っている。顔が熱い。このチョコレートの様にぐずぐずに溶けてしまいそうだ。

    「ごちそーさん!」

    「…ばか」

    (コラさんと間接キス…)

    顔を背けて舌で人差し指に僅かに残ったチョコを舐めとる。コラさんの視線が煩い。確認するとコラさんがこちらを覗き込んでいた。思ったより近い距離、触れそうな唇にドキドキする。そっと耳元に顔を寄せて「来年も期待してる。」なんて、コラさんには敵わないと思った。



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    Fantome

    DONEフレバンスがあったら
    きっとローさんは頭がよくて顔も医者としての腕もいいと自覚しているスーパーモテ男なんだろうな。と思った妄想の産物(コラ←ロに見えるコラ⇄ロ)
    それは恋におちたと言うには長い前フリで女ってのはなんて面倒くさいんだろう。わざと相手に聞こえるようにため息を吐いた。感情が昂っているからか相手は気にする様子もない。

    「俺に不満があるなら別れればいい。」

    違うそう言う意味じゃないと騒いでいるが、興奮した高い声が頭に響いて耳障りだ。

    「付き合う時に言ってあるだろ?お互い面倒になったら別れるって、あんたもそれに了承した、だから付き合っていた。」

    物分かりのいい女だと思っていたが勘違いだったみたいだ。特に不満も無かったんだがこんなに面倒な女だったとは誤算だった。

    「今までありがとう。お別れだ。」

    話しは終わったと伝票を掴んで席を立つ。私はこんなに貴方を愛してるのにと叫んでいるがよくこんな公共の場で恥ずかしげもなく騒げるものだ、お店の人にも迷惑だろう。迷惑料も兼ねてレジに多めにチップを置いて、振り返ることなく店を出る。結構気に入っていた店だったが当分来れないなと本日何度目になるか分からないため息を溢した。この店の挽きたての珈琲がしばらくは飲めないのは惜しい、もう少し味わっておくんだった。そもそもデート場所に使うべきではなかった。
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