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    Fantome

    コラロだらけ やりたい放題
    表記ないものはだいたいこらろです。
    なんでも許せる方向
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    Fantome

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    🫀コレクターの話(全年齢)

    息をするようにコさんはしょた口に手を出してます

    ⚠️口さんを清らかななにかだと思ってる方にはおすすめできない仕様。

    心臓の部屋🫀命の音が聞こえる

    遮音にこだわって作ったこの部屋は外の音を通すことはなく、中の音を響かせる。コツコツとブーツの踵から音を鳴らし、壁一面に並んだ中からここ最近お気に入りのひとつを取り出す。

    手に触れるとソレはまるで今、生命を刻み始めたようにドクンと震えた。己のたてる音ばかりが響いていた部屋にドクドクと鼓動が強く音を奏でる。

    (あぁ、これは誰の心臓だっただろうか)

    うっとりと瞼をおろして透明な箱に守られた心臓に頬を寄せる。ドクドクと力強いこの鼓動は大好きなあの人に似ている。

    「「…コラさん」」

    初めてコラさんって呼んだ日。名前を呼ぶ度に嬉しそうに笑ってくれるコラソンの表情が見たくて何度も何度も名前を呼んだ。星の瞬く夜、眠りに誘う優しい腕の中で甘えるように名前を紡ぐと、強く抱き寄せられた。分厚い胸に顔を埋めるとドクドクと強く脈打つ鼓動を感じる。「…コラさん。」小さく名前を呟いて、顔を擦り寄せるとドクンと大きく跳ねてドッドッドッと早くなった鼓動。

    「ロー…、」

    呼ばれた名前に顔をあげると赤い瞳がこっちを見ている、視線を逸らすことなく見つめ合う、ドクンと刻まれた拍動と共に赤が月明かりに煌めいた。自分の心臓の音がうるさい。早くなった二人の鼓動が重なりあい、まるでひとつに混ざり合うようだ。痺れるような感覚に呼吸も早くなる。コラソンの赤い瞳に翳がさす。いつのまにか腰に回っていた左腕がグイと強く抱き寄せる。誘われるままに身体を伸ばすと鼻先が触れ合った、肩に触れた掌は熱く、強く脈打っている。まるでそこにも心臓があるようだった。コラソンの掌が心臓ならば、この身体は全てが心臓になってしまったのかもしれない。小さな身体がコラソンの鼓動に呑み込まれるように早鐘を鳴らす。身体が熱い。

    はっ、

    小さく熱を溢すと、漏れた吐息を逃さぬように唇が重なった。サイレントの中、奪うような口づけと響く水音、どちらのものか分からない心臓の音。まるでこの世界には2人しかいないみたいだった。


    あの夜を愛しんで今日もまたあの日をなぞりコラソンに似た鼓動を探す。

    この心臓は平常時のコラソンの鼓動に似ているからお気に入りなのだ。

    (あの夜と同じ音を紡ぐ心臓が見つかったらどうしようか…)

    想像するだけで口が渇き、すぐに唾液が充満する。

    ハッ

    熱い息を漏らして、壁一面に並べられた心臓をひとつひとつ指でなぞる。

    (…この心臓は転んだ直後にびっくりした時と似ているし、これは体格が似ていた男の心臓…)

    代わりになるものなんてないのは分かっているのにコレクションは溜まっていくから仕方がない。あの日、能力をもっと早く使いこなせるようになっていたならコラソンの心臓を抜き取って大事にガラスケースに入れて飾ったのに。2人で逃亡しても、コラソンが海軍に戻っても、ドフラミンゴに捕まっても、万が一のことがあっても、手に入れたのならば絶対に手離さない。

    ふぅと叶わない夢に溜息を溢してお気に入りを元の場所へ戻す。棚もだいぶ手狭になった、要らなくなった誰のものかもう忘れてしまった心臓を乱雑に箱に入れる。もっと、もっとたくさん集めたら大好きなあの人に辿り着くことが出来るだろうか。

    この世には同じ見た目の人間が3人存在するという。コラソンに似た人間は中身も似ているだろうか。開いてみてみたいものだと現実を逃避してしまう。さぁ、視界の隅、積まれた箱いっぱいの心臓の処分はどうしようか。


    (脈打つ貴方の心臓にキスしたいの)
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    Fantome

    DONEフレバンスがあったら
    きっとローさんは頭がよくて顔も医者としての腕もいいと自覚しているスーパーモテ男なんだろうな。と思った妄想の産物(コラ←ロに見えるコラ⇄ロ)
    それは恋におちたと言うには長い前フリで女ってのはなんて面倒くさいんだろう。わざと相手に聞こえるようにため息を吐いた。感情が昂っているからか相手は気にする様子もない。

    「俺に不満があるなら別れればいい。」

    違うそう言う意味じゃないと騒いでいるが、興奮した高い声が頭に響いて耳障りだ。

    「付き合う時に言ってあるだろ?お互い面倒になったら別れるって、あんたもそれに了承した、だから付き合っていた。」

    物分かりのいい女だと思っていたが勘違いだったみたいだ。特に不満も無かったんだがこんなに面倒な女だったとは誤算だった。

    「今までありがとう。お別れだ。」

    話しは終わったと伝票を掴んで席を立つ。私はこんなに貴方を愛してるのにと叫んでいるがよくこんな公共の場で恥ずかしげもなく騒げるものだ、お店の人にも迷惑だろう。迷惑料も兼ねてレジに多めにチップを置いて、振り返ることなく店を出る。結構気に入っていた店だったが当分来れないなと本日何度目になるか分からないため息を溢した。この店の挽きたての珈琲がしばらくは飲めないのは惜しい、もう少し味わっておくんだった。そもそもデート場所に使うべきではなかった。
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