ブドウシンクでブドウの房を洗っていると、私の背後にラファが現れ、力強い腕で私の腰を包んだ。彼はブドウが欲しいと言うので、私はボウルからブドウを取り出し、彼の唇のそばに置いた。私は彼を見上げ、彼は私を見下ろす。彼はゆっくりと葡萄を噛む。果汁が溢れ出し、私の指を伝って滴り落ちる。彼の舌は果汁を追いかけ、ゆっくりと私の指を吸い、舐めてきれいにする。
私はもう一粒のブドウを手に取り、もう片方の手で彼に食べさせる。噛む、吸う、舐める。私は何も言わずにブドウを食べさせたが、その静寂は低い口笛で破られた。それはデルだった。すぐ近くに立っていて、フードをかぶった目で私たちを見つめている。
彼の飢えを前にして、私はもう1粒のブドウを手に取り、彼に差し出した。彼は前に進み、ラファは抱擁を緩めることなく私の左側に移動した。デルは私の右側に立ち、同じように私に腕を回す。彼はついにブドウを口に含み、その間私の指にキスをしたり舐めたりしている。私はラファと同じ量のブドウを食べさせたが、ボウルにブドウが残り少なくなっているのを見て止めた。
デルが私の顎をなでて顔を上げると、ラファが私の開いた口に葡萄を放り込んできた。私はその実を噛み砕いたが、デルは私の唇にキスをした。デルの温かい舌が私の口の中に入り、冷たいグレープジュースと対照的で、私は震えた。デルは私の口から離れ、新しいブドウを口に入れ、噛むように言った。今度はラファが私の顎を自分の方に傾けて、同じように激しいキスをする。息を引き取ると、ラファとデルが交互に残りのブドウを私に食べさせ、残りはゼロになった。
葡萄がなくなり、ボウルが空になると、二人は私の上に舞い降りてきた。額、頬、唇にキスをし、美味しく食べさせてくれてありがとうと言うのだ。