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    凪子 nagiko_fsm

    戦国無双の左近と三成、無双OROCHIの伏犠が好きな片隅の物書き。
    さこみつ、みつさこ、ふっさこ でゆるっと書いてます。
    ある程度溜まったらピクシブにまとめます(過去作もこちら https://www.pixiv.net/users/2704531/novels

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    POIPOI 26

    凪子 nagiko_fsm

    MAIKING【エグシャリ】
    ラブラブ遠距離恋愛してるエグシャリを書きたかっただけなのに、その前段の話が終わらない件3本目。ようやくくっついたので、次からはただ砂糖吐かせる方向にしたい。
    くっついてもやっぱりキス止まり。
    1本目 https://poipiku.com/4425960/11388818.html
    2本目 https://poipiku.com/4425960/11394420.html
     あれから1年。
     中尉に昇進したエグザベは、サイド3駐留艦隊の新型艦エンドラでモビルスーツ小隊を率いる立場になっていた。若干25才の若さではあるが、ソーラ・レイ攻防戦での実戦経験を買われてのものである。
     駐留艦隊とはいえ付近の哨戒が主な任務であり、ズム・シティの官舎に帰るのは月に1度か多くても2度程度だった。
     そんな多くもない非番の日に、戦友でもあるコモリ・ハーコート中尉から呼び出しがあった。彼女はあのあと情報局に転属となっていたので、それほどマメに連絡を取り合っているわけではない。そもそもエグザベが所属する宇宙攻撃軍と情報局はあまりいい関係ではない。
     待ち合わせはエグザベもたまに寄るカフェ。こういう場所を選ぶのだから大した話ではないのだろうと軽い気持ちでやってきたエグザベを、先に到着していたコモリが迎える。
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    凪子 nagiko_fsm

    MAIKING【エグシャリ】
    昨日の続き🟥←🟩前提のエグシャリだけどやっぱりキスまでしかしてないしなんなら付き合ってすらいないし薄暗い。まだ続く……
     ソドンを含めソーラ・レイ破壊任務に当たった艦隊は満身創痍で、その後の反乱軍掃討は後続の艦隊に任せることになった。とはいえ、切り札のソーラ・レイを失った反乱軍の士気は目に見えて落ち、雪崩を打ったように敗走する烏合の衆は規律の取れた正規軍の敵ではなかった。首謀者は捕縛され、程なくして一年戦争後で最悪の反乱は鎮圧されたのだった。


     ボロボロの機体をソドンに回収されてすぐにシャリアとエグザベは医務室送りになった。戦闘の疲労はありつつもそれ以外は特に問題がないエグザベと違って、シャリアの方は明らかに顔が青ざめている。サイコミュの負荷が異常だった証だ。
     体のスキャンと簡単な脳波検査をされ、特に異常なしと診断されたエグザベはあとは自室で休息するようにと医務室から出されたのだが、シャリアの方はそうはいかなかったようだ。不思議そうに首を傾げている医官に「中佐、どうかしたんですか?」と聞けば、ただの部下に簡単に言えることではないのか「ああ、まあ……本国に戻ってから軍病院で精密検査だな」と返された。
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    MAIKING【エグシャリ】
    シャア←シャリ前提のエグシャリ。キスまでしかしてないよ。
    最終決戦捏造。中佐が大佐と再会したうえでケリつけて少尉とくっつくまで。
    中佐にかっこよく戦ってもらいたかっただけかもしれない……
    続きます。全部書けたらピクシブに出すかな。
     ソーラ・レイ。それは一年戦争で使用された史上最悪の兵器。サイド3のコロニー一つをそのまま巨大なレーザー砲にするという狂気の兵器は、一年戦争終結後もサイド3中域に封印という形で漂っていた。
     ――戦後処理に合わせて解体してしまえばよかったものを。
     そうできなかったのは、ジオン公国がまだ地球連邦政府を脅威に感じていたからに他ならない。万が一また戦争になるようなことがあれば、再び使用することを前提にそこに留めおいたのだ。その脅威が自分たちに向けられる可能性に目をつぶったまま。
     
     反乱軍にソーラ・レイが奪取されたという報は、すぐに本国の統帥本部経由でグラナダにも伝わっていた。
     反乱軍は、ザビ家に不満を持つ一部の高官が、戦争が終わって職にあぶれた旧ジオン軍人を束ねたものだった。それを焚き付けて武器供与をしたのは連邦軍だ。ソーラ・レイでサイド3のジオン公国首都ズムシティを焼き払うと言ってのけた反乱軍相手に交渉の余地はなかった。
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    MAIKING【ふっさこ】珍しく真面目でシリアス寄りな伏犠→←左近。
    おぼろげな記憶とイメージで書いたら時間軸はOROCHI2だけど、古志城ステージは無印という代物に。実際はこんな場面無いです。この後エロ付けてpixivに出す予定。
    【ふっさこ】別れは直ぐ側に 思った以上に戦況が悪い。
     黒く不気味にそびえる古志城を見上げながら、左近は無意識に顔を歪め舌打ちしていた。
    「どうしたんじゃ? お主らしくもなく苛立っておるのう」
     左近の隣で、伏犠がいつものように余裕のある口調で言う。だが、その表情はいつになく硬かった。

     左近と伏犠の二人は、呉軍を主とする一軍を率いて古志城東側の攻略に当たっていた。
     広大な戦場は見通しも悪く、西、南、北門にそれぞれ布陣している友軍の状況は目視できない。しかし、時折やってくる伝令の報を総合すれば、どこも似たりよったりの苦戦ぶりのようだった。
     特に東側には敵の戦力が一際厚く配置されていたようで、最初に斥候を放ってから、左近は攻めあぐねていた。力技で押し切るには予想される犠牲が大きすぎる。かといって、いつまでも手をこまねいているわけにもいかない。策を巡らせて散発的に仕掛けてみるものの、あまり大きな戦果は得られなかった。それもそうだろう。軍略を巡らせ戦術を駆使しても、大きすぎる戦力差はそれだけでは埋まらない。
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