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    ののむら

    94ロドに沼中です。小説になれないプロットやお絵描きを公開する予定です。

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    ののむら

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    モブドラがあった前提のロナドラ、死キョン。お清めっクスです。
    僵尸設定はご都合主義です。致しております。

    君のものだよロナルドは新米の死神である。黒いローブを頭まですっぽりと纏い、骸骨をデフォルメした面をつけ、大きな鎌を右手に携えている。銀の癖っ毛に空を映したような青い瞳を持った美青年だ。最近やっと一人前として一人で仕事を任されるようになった。仕事は死を迎えた人間の魂を刈り取って冥府に送ること。冥府に送った後のことは知らないが刈り取った魂の記憶が見えることもあるらしい。ロナルドは他人の記憶を見たことはないが、強い執着や未練があるもののほうが記憶が見えることが多いらしく見たくもないと思っていた。
    その日、ロナルドはある古代道術を使う道士の魂を刈り取りに来ていた。
    中華風の邸宅、その長い廊下の真ん中で道士の男は蹲っていた。もうすぐ肉体は完璧に死ぬ。横で佇みながら魂が出てくるのを待っているとふわっと青白い炎が浮かび上がってきた。細く青い光が肉体と炎を繋いでいる。
    ロナルドは左手を魂にかざし、持っていた鎌を右上から左下に滑らせた。
    大した手応えもなく死んだ肉体と繋がっていた糸が消え、炎は一瞬大きくなり続いて集約した。光が集まって消える寸前、ロナルドの脳内に映像が流れ込んで来た。
    長い廊下の先の地下室に続く階段。その先の先の部屋に一体の人影が両手を前に伸ばした状態で佇んでいる。瞬間、額に札を貼った痩身の男の体を組み敷く光景が明滅し、ロナルドはふらりと体をよろめかせた。
    「うっわ…変なもの見ちまった…コイツの記憶だよな…」
    ため息をついて横たわる足元の死体を見やる。脳内に流れてきた映像の廊下はちょうどここだった。
    「うーん…」
    仕事の管轄外だ。ただ妙に気になった。
    少し迷って足を奥に進めた。

    深紅の扉をすり抜けようとして、ガツンとぶつかる。
    「いってぇ〜。結界か」
    ひゅっと鎌で扉を斜めに十字を描くように切る。扉は切れなかったがふつり、と糸のような物を切る手応えはあった。手を前に出し通れることを確認して扉をすり抜ける。入った室内にはブラケットが一つだけ灯っていて薄暗かった。
    壁には様々な札が貼られ、左には天蓋付きのベッド。右の奥には両手を前に伸ばした人型。
    ロナルドは人型の前に立ってその姿を観察した。骨のような細い体に両脇の開いた袖の付いていないチャイナ服。それとは別に長い広い袖は二の腕から先を覆っている。下履きは履いていない。頭にはツバが上を向いた帽子。肌は青白く、何やら赤い塗料で所々に文字が見てとれる。額には黄色い札に赤い字で文字が書かれていた。
    「…人、ではねぇな…それにしても凄い格好…」
    顔を見ようとして黄色い札をペロリとめくろうとしたところ、ペリっと札が剥がれてしまった。
    「あっ」
    しまった、と慌てて札を額にくっつけるが、ペラリと落ちてしまった。
    「やべー。なんか糊とかくっつけないとだめか」
    落ちた札を拾おうとしゃがむと前の人型の腕が降りた。
    「あの男は死んだのかね?」
    声に驚いて見上げると紅い瞳がロナルドを見ていた。
    「えっ…しゃべっ」
    「黒衣に大鎌。見たところ君は死神だね?」
    「…そうだけど…お前は何なんだよ」
    立ち上がって顔を見る、大きな落ち窪んだ目、高い鼻筋。美形ではないが愛嬌のある顔立ちだ。
    「私か、元はダンピール…吸血鬼と人間のハーフだったんだが、ある男に殺されて僵尸にされてね。今は動く死体って感じだな」
    「…魂は残ってるな。体は死んでる…のか?わかんねぇな。魂は…確かに何かで縛られてるな」
    「ふむ。君の力でどうにか出来ないかね?」
    「魂に直接絡みついてるから俺じゃ無理だな。魂ごと切っちまう」
    「いいよ、それで…いや、でも待って。どうせ最後になるのなら私のお願いを聞いてくれないか?」
    「お願い?」
    「抱いて欲しいんだ」
    「ヴェッ!」
    ロナルドは飛び上がった。
    「だっだっだっだっ」
    腕をあげて少し仰け反りながら顔を見て真っ赤にさせてるのを見て僵尸はくすくす笑う。
    「面白いな君。もしかしなくても童貞だろう?」
    「うっせー!!童貞で何が悪い!!」
    「悪いとは一言も言ってないよ。…駄目?私は男だし出来ないかな?」
    コテン、と首を傾げるその顔をロナルドは見返す。脳内に死んだ男の記憶がフラッシュバックした。細い足を割り開いて己の物を突き入れることを想像してしまいロナルドは顔と股間が熱くなるのを感じた。
    「…むっ、無理じゃねーと思う、けど…何でだよ…」
    「正直な話、嫌な記憶を上書きしたいんだ。僵尸にされてからの記憶も一応あってね…その…性欲処理に使われていたものだから。少しでも良い記憶に置き換えたくて」
    性欲処理と聞いて、少し違うのはでは?とロナルドは思った。死んだ男はこの僵尸のことを好きだったのだろう。いや、執着していたのほうが正しいのかも知れないが。
    「…俺が抱けば少しはましな記憶になるのかよ」
    「君は美しいし、少し話しただけだけど好感の持てる男だよ。君に抱いてもらえたら嬉しいな」
    「…初めてだからきっと上手くねーぞ」
    「準備は私がするよ…と言っても殆ど必要ないがね。どうかね?」
    「…おう」
    「いいってことでいいかね?ありがとう!」
    ぱっと花が咲くように笑う顔にドキドキと心臓が高鳴った。

    「こっち」
    そっと手を取られてロナルドはベッドへと連れて行かれた。
    「横になってくれる?」
    促されてベッドの上にのぼると僵尸は近くの戸棚からボトルを出してきて自らもベッドに上がった。
    「あ、ローブ脱いで?」
    「わかった。…なぁ、名前教えろよ」
    「ん?ドラルクだよ」
    どらるく、どらるく、と口の中で呟いてロナルドはドラルクを見つめた。それにふんわりと笑ってドラルクは尋ねる。
    「君の名前は?」
    「ロナルド」
    「短い間だけど、よろしくね。ロナルドくん」
    「あぁ」

    ロナルドはローブを脱いで足を伸ばす。
    その上にドラルクが跨り、ロナルドの頬に口付ける。するりと細い手がロナルドの股間を撫で上げた、
    「ふふっ、嬉しい。ちょっと勃ってるね」
    ドラルクの手がそのまま黒いズボンごと下着を下げると先っぽがピンクの大きな陰茎が現れた。
    「うわ…立派だね」
    ドラルクは驚きながらも華奢な指先を太い肉棒に這わせ、上下に擦り上げる。すぐに手の中のものはさらに大きく硬くなり、先端から先走りが溢れ出す。
    「…っ」
    息を詰め、火照った顔で目を潤ませるロナルドの顔にキスを降らせながらドラルクは微笑んだ。
    「ロナルドくん、可愛いね」
    「…お前は…なんかえっちだな」
    「そうかな?」
    苦笑するドラルク。
    「ん、もういいかな。ちょっと待っててね」
    ローションを手に出して指に絡め、ドラルクは後ろから手を回して自らの後孔に2本の指を入れた。くちゅ、ぬちゅと濡れた音をさせて抜き差しする。
    「ん…ふ…ぅ…」
    少し苦しげに眉を寄せる顔を見上げながらロナルドはドラルクの細い腰を撫でる。
    「…なぁ、俺やってもいい?」
    「…ん…良いけど…楽しくないと思うよ?」
    「お前のこと気持ち良くしたいんだ」
    熱を含んだ空色に見つめられドラルクは顔が熱くなるのを感じた。
    「あ、ありがとう…それならお願いしようかな…その…指2本ぐらいなら簡単に入ると思う。4本入ったら入れるのでいい?」
    「4本だな。痛かったら言えよ。あと、気持ち良いところ教えて」
    ドラルクがやっていたようにローションを指に絡めて指を2本沈める。ドラルクの指よりは太さのあるそれをぬぷりと呑み込んだ。中は体温は低いが冷たくはなく、死んでいると言われても信じられそうになかった。
    「…中で指広げて動かしたりして…んっ…そう…じょうず…」
    言われた通りに指を中で開いて上下に動かす。中が吸い付いて来るかのように動かくのが心地よくてここに自分の物を入れたら…と期待が高まる。指をぐるりと動かすと細い体が跳ねた。手前にしこりがあるのを指先で押し込むとビクビクとドラルクは震えた。
    「あっあっ…そこだめっ」
    「何で?気持ち良いんじゃねーの?」
    「きもちいっけどっ…っぁ…わけわかんなくるからっ…だめっ」
    「ふぅん?」
    指を3本に増やして広げるのを優先して慣らしていく。スムーズに動くようになったので4本目も入れて動かした。
    「は…ぁ…そろそろ大丈夫…ロナルドくんの…頂戴?」
    ころんと寝転がり服の前を持って足を開くドラルク。
    「…おう」
    ゆっくりとロナルドは覆いかぶさり陰茎を入れていく。ずぶずぶと狭い肉を割り開いていく感触。と低いけれど心地よい体温。
    突き当たりまで入れて、動きたいのを我慢してドラルクの様子を伺う。
    「…はぅ…奥まできてるぅ…」
    目を潤ませて苦しそうなのに嬉しそうな顔にロナルドの心臓は締め付けられる。見た記憶ではドラルクは札を貼られていて顔が見えなかった。
    これは俺だけが見た顔だということにぞくぞくと背筋が震える様な喜びを感じた。
    「…動くぞ」
    コクリと頷くのを確認して腰を動かし始めるロナルド。入れる時は前立腺を狙い、行き止まりを優しく突く。
    「っぁ…ぁん…ひっう…きもちいい…きもちいいよぉ…」
    「…っ…俺も…俺も気持ち良いっドラルクっ」
    最初は遠慮があったのが段々と余裕がなくなり奥をがつがつと穿つ。そのたびに肉筒はきゅうきゅうと中のものを締め付けた。
    「あっ…あっ…い、いくっいっちゃう!」
    ぴゅっとドラルクのものから白濁が吐き出されるとともに中はぎゅうっと引き絞られ、ロナルドも堪らず奥に吐精した。
    「…ふぅ…は…ぁ…」
    余韻にぴくぴくと跳ねる体の上の上に覆いかぶさり、唇を合わせる。
    「ん、ぅ…」
    歯列をなぞる舌におずおずと口を開いて答えるドラルク。
    「ん、ぷ…はぁ…っ」
    ぬるぬると絡まる舌を伝ってロナルドの唾液がドラルクの口の中に溢れる。端からこぼれてしまうのをもったいないと感じながらコクリと飲むと後孔に収めたものがまた反り返って行くのを感じた。
    「…なぁ、もう一回、いい?」
    ロナルドの潤んだ瞳と困ったような表情を見てその愛らしさにドラルクは胸が締め付けられる様な気がした。
    「君の気のすむまで…して…」
    「ヤダってもやめてやれねーかも…」
    「ん、やめなくていいよ♡いっぱい頂戴♡」
    「うぐっ…言質とったからなっ」
    「っんぅ」
    硬くなったもので奥を突くロナルド。
    小刻みに捏ねるようにして腰を動かす。
    「…ぁ…ん…あっ…」
    「なぁ、上書きって…どうやって抱けばいいの?」
    「…っん…君の好きに…っ…してっ…」
    「そうじゃなくて…忘れたいんだろ?」
    「…はっぁ…ぅ…きみの…君の顔が見える体勢がいい…」
    「わかった」
    ちゅっと軽く口付けて体を起こすロナルド、ドラルクの右足をまたぎドラルクの左足を持ち上げて肩にかける。
    「ふ…っ…ぅ…あっあっ…」
    小刻みに奥を突くロナルド、段々壁が柔らかくなる。
    「…ぁ…これ…ふかいよぉ…」
    「…ごめん、もっと奥入れていい?」
    「え?」
    「…まだ全部はいってない…」
    「うわ…ぁ…」
    「…駄目?」
    「いっ…いいよ…」
    「ゆっくりするから」
    「ん…うん…」
    捏ね回す様に奥を突くロナルド。ぐぽんと結腸に亀頭が入り込む。ビクビクと体を震わせ潮を吹くドラルク。
    「あっあっあ〜!!」
    「すげ…しゃぶりついてくるっ…」
    動かさずともイってしまうロナルド。腹の中を叩く精液にドラルクも体を震わせる。
    イッたあと、少しだけ奥に擦り付けてから抜くロナルド。余韻に体を震わせるドラルクに少し無理をさせたかも、と反省しながら頭を撫でる。
    「大丈夫か?」
    「…ん、うん…」
    余韻が引くのを待って起き上がるドラルク。
    「…ありがとう…良い思い出になったよ。さぁ、切ってくれるかい?」
    「…やだ」
    「え?」
    「…俺、お前のこと好きになっちゃった…もっと一緒にいたい」
    「…………」
    「俺の恋人になって…」
    「ふはっ…うん。いいよ…恋人になろう。そうと決まったらここから出なくちゃな。…住むところとかどうしよう…」
    「俺のところ来いよ」
    「えっ…死神ってどっか住んでるの!?」
    「冥府と現世の間に街があってそこに住んでんだよ。賃貸だけど」
    「賃貸」
    「広くはねぇけどもう一人ぐらい大丈夫だ」
    「そっか。じゃあお世話になろうかな…どうやって行くの?」
    ローブを着て前を持ち上げるロナルド。
    「え?そのローブの中に入れば行けるの?」
    「死神のローブ舐めんなよ。閻魔庁の中と天国、地獄以外なら大抵何処でもいけるわ」
    「はー。そんな大事な物簡単に脱ぐな。ほいほい脱いでくれちゃって…心配だわ」
    「うぐ…まぁいいだろ。入れよ…」
    「あ、ちょっと待って」
    引き出しを漁って黄色い札と筆と赤い液体が入った瓶を取り出すドラルク。
    「?なんだよ、それ」
    「君に私の主人になってもらいたくてさ」
    「…主人とかじゃなくてもいいだろ」
    「んー。でも、他の人に札はられちゃうとその人のものになっちゃうかもしれないんだよね…保険だと思って貼ってよ」
    「…なんて描けば良いんだよ」
    「勅令这是我的」
    「なんて?」
    「…私が描くから君は塗料に血を混ぜてくれ。死神って血でるの?」
    「でるぜ。精液も出てただろ」
    「確かに…死神ってあんまり人と変わらないんだな」
    「んー、まぁ霊力ないと見えないし触れない以外は似たようなものかもな」
    言いながら鎌で手を切って血を落とすロナルド。ドラルクは塗料と血を混ぜて、筆で札に字を描く。
    「よし、貼ってくれるか?」
    「うん」
    ペタリ、と札を貼るロナルド。
    瞬間、ドラルクの体が蒼く光り、ロナルドと霊力のパスが繋がる。
    「これで私は君のものだ!これからも宜しくね!ロナルドくん!」



    本当僵尸設定とか生かせてないし捏造だしエロちゃんと書けてないしでお目汚しで申し訳ない。
    本当はもっといっぱいエッチさせたかったけど無理でした。貧弱語彙…私は床にぶちまけられたポテチ…。

    読んでくださり本当にありがとうございました!
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