※ナチュラルに同棲
(リビングのソファとかかなぁ)(ざっくり)
「なァ、メルメル〜」
「なんですか?」
「今日一緒に寝よ?」
「…嫌ですけど」
「なんで?」
「なんでとは?」
「別にエッチしよって言ってるわけじゃねぇし、いいじゃん?」
「ばっ!…黙るか死ぬかしてくれません?」
「メルメルそればっかり!酷い!」
「はぁ…」
「なァ〜、たまには頑張ってる燐音くん甘やかしてくンね〜?」
上目遣いでねだってくる。俺がこの顔に弱い事を知っていてやってくるからタチが悪い。
「……。」
「ダメ?」
「……添い寝ですからね?」
「やったー!メルメル愛してる!」
「…安いセリフだな」
ガバッと抱きつかれ、頬を少し赤らめながら言うセリフでは無い。それでも恋人を甘やかしている自分を誤魔化したくて、自分もしたいと思ってるなんて思われたくなくて、つい口に出してしまった言葉は戻らない。
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