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    くうと

    試用 使わないかもしれない ※流れの文字書きです

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    くうと

    PROGRESS・もう過ぎ去った剣介誕の剣衛
    ・一年前に書いた話の続き?番外編?のようなものですが、前の話要素は大体書いてあるので読まなくても良いような気がします
    ・いずれ直します(いずれ)
    【剣衛】一年後の海の話 そういえば、秋の海にはあまり来たことがなかったかもしれない、と。剣介は目の前の景色をやたらと新鮮に感じた自分がいるのに気付き、その理由を考えた。
     雲ひとつない青空も、その中で輝く太陽も、そして、下に広がる海と砂浜も。剣介の視界にうつるすべてが明るくてまぶしい。けれど、一ヶ月ほど前と比べれば、どれも柔らかさを持ち始めた、落ち着いたものになっていた。
     もちろん、昼前だというのに日差しはしっかりと強く、真っ直ぐに剣介たちの方に降り注いで来てはいる。涼太がこの場にいたならば、日焼け止めか日傘を推奨されただろう。しかし、夏に受けたみたいな、何もかもを溶かしそうな熱はない。まるで、どこか遠くに行ってしまったようだ。そうしてそれは、太陽に限った話ではない。真っ青な空は八月のものより透き通り、よそよそしくなった風にも見えるし、海と砂浜の輝きもおとなしく見える。季節の移り変わり、時間の流れがはっきりと見えて、うまく言葉にはできない、寂しさのような感情が浮かぶ。
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    くうと

    PROGRESS・珍しく時事ネタを書いた!のでその日のうちに上げます、勢いだけで書いて見直しできてないので色々おかしいところがあると思います
    ・キスの日の話ですがキスはしてない剣衛(お付き合いしてる)
    【剣衛】キスの日の話 衛、と。少し離れた位置にいた恋人の名前を呼ぶと、彼は即座に反応して剣介の近くに寄って来る。
    「今日はキスの日なんだってさ」
     剣介のすぐ横に腰を下ろした衛に、剣介がスマートフォンの画面を見せながらそう話すと、ばちばちと音がしそうな大きい瞬きの後。えっ、とへっが混ざったような声が返ってきた。
    「そ……そうなんだ?」
     衛からきちんとした相槌が返ってくる頃には、その頬はほんのりと赤く染まっていて、正直なやつだなぁ、と。しみじみとした感想が浮かぶ。ただ、そうらしいよ、と返事をする剣介の顔にもじわじわと熱が集まり始めていたので、衛のことは何も言えない。あんまりにもあからさまに照れる衛の様子につられた、というのも嘘ではない、けれど。衛に見せたスマートフォンの画面にうつる、今日が何の日であるかを教えてくれるウェブサイトを開いた時には、剣介の胸中は気恥ずかしさでいっぱいだった。だから、衛が見せる反応も何となく理解できる。
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