和泉守兼定
「……は…?…つまんねぇ冗談言ってんじゃねぇよ」
こちらも理解が追いつかない系。知らせに来た政府の人間に行き場のない感情をぶつける。胸ぐら掴んで政府の人の目をぐって睨みつけるけど、相手は別に動じることも無く、ただ掴みかかられるのを受け入れてくるだけだったからパッと手を離す。「…葬儀は明日、向こうの世界で執り行われます。……お顔を見られるのは…今日のうちかと。」って言われて、勝手にずっと一緒にいる、日常を共に生きる、本丸が役目を終える最後の日を一緒に迎える、そう思い込んでた自分の危機感のなさに絶望した。
まだ実感が湧いてないから、向こうの世界に行ったらこれは実はドッキリで普通に生きてるかもしれない。縁起でもないドッキリを仕掛けやがってって怒ったら済む話かもしれない。その少しの可能性を信じて急いで向こうの世界に行く。
779