ロールキャベツはお好きですか? その後ダイとポップが不思議な体験をしたその数日後──
その夜も、彼らはポップの部屋で、熱い濃厚な夜を過ごしていた。
あの不思議なお姉さん達に貰った例のアイテムだが、その夜再度使用され、例によってドロドロのベチョベチョになってしまったのだった。
そして事後──
「うわっ……またコレ、デッロデロになってんなぁ……」
ポップはソレを指先で摘みながら持ち上げる。
「ソレ……明日どうやって部屋に持って行こう……」
ダイはそのアイテムを見て、困惑の表情を浮かべた。
初めてソレが使用された際はダイの部屋だったので、ダイがそのまま部屋の洗面所で洗濯をして、乾かし、仕舞っておいたのだ。
だが、ここはポップの部屋。
明日の朝にはカッピカピの状態のソレを、そのまま部屋へ持っていくのは、リスクが高い。
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