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    623_sant

    @623_sant

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    623_sant

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    リョガ種
    年齢操作有
    種22、リョガ19位のイメージ
    2人が3歳差だと信じて疑ってない妄想
    種の喫煙描写あり
    なんでも許せる人向け
    カッとなって書いた

    #リョガ種
    lyoga

    リョガ種寝る前に確かにあった温もりが隣から消えた事を感じたリョーガは目を覚まし横を見る。
    ほんの数時間前に文字通り床を共にし、一緒に寝ていた筈の相手は姿を消しており、起き上がり欠伸をしながら辺りを見回す。
    トイレ、風呂、キッチンの方向へ視線を走らせるが明かりはついていない。
    首を傾げどこに行ったんだと思いながら窓を見ると寝る前には閉まっていたカーテンが人が一人通れる程度開いており、リョーガは床に落としていたTシャツとズボンを拾い着ると窓の方に足を向ける。
    窓の外を見るとそこにはベランダでこの部屋の主である種ヶ島がおり、火のついた煙草を持ちながら外の景色をぼんやり見ていた。
    時折褐色の指が煙草を口に運び吸うとふぅ…と煙を吐き出す。
    それが様になっていてなんとなくこれを自分の物にししたいと思った。
    徐にポケットからスマフォを取り出すとカメラを起動して種ヶ島に向ける。
    種ヶ島にピントを合わせ、いざ撮ろうとした瞬間画面越しの煙のを吐いている種ヶ島と目が合い息を呑む。
    パシャリとカメラのシャッター音だけが響く。
    目線を上げると種ヶ島はリョーガを見て目を細めて笑い、リョーガは最初から気づいて居たのかよと肩をすくめる。
    窓を開けようとするリョーガを種ヶ島は手でそれを制し手元の携帯灰皿に煙草を押し付けて揉み消してから自ら窓を開けた。
    「起こしてまった?」
    「いや、湯たんぽが消えた気がして起きただけだぜ」
    「ははっ、俺のせいやんそれ」
    悪い悪い。と軽いノリで謝る種ヶ島に別にと答えながらも視線は煙草に注がれる。
    「あんた煙草なんて吸うんだな。」
    「たまーにな。普段はせえへんよ。でもセックスした後とかはこうやって吸いたくなるなぁ」
    さっきのリョーガ情熱的やったで☆と揶揄うように言えばリョーガは久しぶりだったからなと笑う。
    「…一服したしもっかい寝よか」
    添い寝したるわと言う種ヶ島が近づくと煙草の匂いがふわりとリョーガの鼻腔に届く。
    今まで種ヶ島から感じた事がなかった匂いがするのが少し嫌だった。
    名前を呼ぶと自分を見る種ヶ島の肩を掴むとさっきまで煙草を咥えていた唇に食らいつく。
    突然の事に種ヶ島は目を見開くが、察したように目を瞑り口を薄く開きリョーガを招いた。
    ぬるりと舌が入り込み絡ませあう。
    いつもより苦い唾液に少し顔を顰めながらもいつもの味になるまで貪り上書きしていく。
    唇を離す頃にはすっかり息が上がり、瞳にはとろりとした情欲が見え隠れする。
    お互いこのまま寝てしまう程どこもかしこも衰えてはいない。
    「なぁ、目が覚めちまったからこのまま少し体動かそうぜ」
    「ええよ。起こしてまったお詫びに相手したるわ」
    いっぱい楽しませたるわと笑い挑発する種ヶ島は酷く妖艶で、リョーガは唇を舐め上等と呟いた。
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    wonka

    DONEアベルとアビス/アビアベ寄りですが左右不問
    悪夢を見たアベルの話
    nightmare母が刺された時のことは今でも夢に見る。
    もう乗り越えたことだと思ってはいてもその悪夢が訪れるたびに鮮明な映像で繰り返し見せつけられる凄惨な過去の光景。子供だった頃ほどは動揺しなくなったものの現実と見紛う悪夢はそれでも良いものではない。
    また今日も。ああ、この後母は殺される。二度と見たくない光景がまた繰り返される。頭にこびりついて離れないこの先の光景から目を逸らしたくても自分の意思で止める術のない夢の中では目の前の事象をただ眺めいることしかできない。母から食べ物を受け取った男が懐に忍ばせていたナイフ、それが母の身を切り裂く、その場に倒れ噴き出す赤い血でみるみる染まってゆく美しく優しかった母……夢に見なくとも忘れることのできないのにそれでいて何度も見た悪夢だ。そう思った矢先、血に染まる母の姿はみるみるうちにアビスに変わった。母の返り血を浴びた男の立っていた場所には鮮血の赤に染まる自分がいた。え、と思わず溢れた声は夢が現実が分からない。心臓がどくどくと音を立てて鼓動を早める。違う、アビスは助かったはず。そう自分に言い聞かせるも血溜まりなかのアビスはびくともしない。「お前を庇ってそいつは死んだ」どこからともなく声がした。違う、アビスは死んでない。「お前を庇ったせいで」「アビスは死んだ」違う、違う、そんなこと命じてない、望んでない。アビスは今でも……責め立てる声はアベル自身の声に似ていた。うるさい。耳を塞いでもその声は止まない。アビスの体から流れでた血が立ち尽くすアベルの足元にまで広がっていた。うまく息ができない。は、は、と自らの乱れる呼吸音が耳に響く。酸素が足りなくなっていく感覚に視界が暗くなった。
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