【三暮小話】昼休み・屋上
木暮と赤木は普段一緒に昼を食べているが赤木が委員会で別行動。三井は普段徳男と一緒だが徳男(たち)は食当たりで休み。
一人で弁当を食べようとしている木暮に気付き、「一緒に食わねえ?」と声をかける三井。
屋上の開けたところとは逆サイド(出入り口の反対側、普段は三井と徳男(たち)が使っているので、他の生徒はほぼ来ない)で昼を食べる二人。
食べ終えて話をしている時、木暮の髪に小さい枯葉くずが付いているのに気付く。
取ってやろうと手を伸ばし、ついでに(何故かついでに)耳を触る。ビクリと肩が跳ねる木暮。
「何っ…?」
「いや別に、なんとなく」
「なんだよ、なんとなくって…」
「んー」(耳を触り続ける三井)
「やめろよー」
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