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    Twitterの企画にて、こちらのめめこさんのイラストに小説をつけさせていただきました!
    https://poipiku.com/1847423/4379782.html

    神秘的で温かいイラストと一緒に読んでいただけると嬉しいです。

    ##ファンフィク
    #ニキマヨ

    【ニキマヨ】time(……あっ、今日は落ち込まれてる日なんですね)
     いつも明るい貴方が、自分にだけ見せてくれる表情が嬉しかった。
     それが本人にとっては辛いものであったとしても、寄りかかられるぬくもりは温かかったから。
     いつもは明るい貴方が、ものも言わぬ動物のようになって私を後ろから抱きしめている。
     首筋に唇を当てて身体に回される腕の強さは言葉よりも雄弁で、いま私という存在が求められているのだということが伝わってくる。
     求められることも受け入れることも、ずっと抵抗があったはずなのにゆっくり時間をかけて、貴方は私の心を紐解いた。
     解かれた紐はお互いの小指に結ばれて、この縁が永遠に消えなければいいのに、と今は思う。
     こうして支える強さがあることがとても嬉しい。
     白いシャツを肌の上に滑らせ、肩口まで露出させる。
     肌と肌が触れ合う面積が増えれば、ぬくもりも感情も分け合えることができる気がするから。
     そして何よりも貴方が好きだと私に言うから。

     肌が好きだというのなら差し出そう。
     匂いが好きだというのなら好きにしたらいい。
     私は減らないし、共有する思いも時間も一緒に増えていく。

     私を抱きしめる貴方の手の上に、肩に手を添える。
     そうすることでこれでいいのだと伝わるといいという願いを乗せて。

    「マヨちゃん……」
    「なんですか?」
     ずっと何も言わずに、ただ抱きしめていた貴方が掠れるように名前を呼ぶ。
     口をききたくないのならそれでもいいと思っていたはずなのに、やはり声が聞こえると嬉しくて、私はすぐさま返事を返してしまった。
    「……好き」
     私の耳にようやく届く程度の声でかけられた愛の言葉はこの部屋の中に溶けて満ちていく。
     その味を味わってから、私も口を開く。
    「……私もです」
     身体に回る手の力が強くなる。
     より私という存在を確かめようとするように。
     そんなに力を込めなくても、私はどこにも行かないのに。
    「……しばらくこうしていてもいいっすか?」
    「いいですよ……この夜が明けるまで」

    ----
    お好きなイラストでということでしたので、ニキくんが後ろからマヨイを抱きしめている絵がすごく好きでこれで書かせていただこう!となりました。

    マヨイとニキの表情がすごく素敵で、特にマヨイの表情が、こういう顔をしてこの状況とニキを受け入れられるようになるまで、どんなことがあったんだろう?とかいまどんなことを考えているんだろうと思いながら、書きました。

    どこか詩のように、軽やかだけどしっとりとした文にしたいなぁ、なんて考えながら言葉を選びました!
    起承転結をつけて、雰囲気を邪魔したくなかったので、短いお話になってしまいましたが、書いている間中、私も癒されました!ありがとうございました!
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    梅酒美味しい

    DONE何番煎じのギャグです←
    ずっとミュージックの待機時間にアイドル達がわちゃわちゃしてる姿があるだろうなぁと思っていたので書いてみました。
    まずは自分の推しであるSwitch編にしましたが、まだネタがあるので気ままに書いていこうと思います。
    また、ゆくゆくはユニット関係無く絡んでいこうと思います。
    あんさんぶるスターズMusicの読み込みまでの時間
    それは所属するアイドル達にとってはカオス過ぎる時間だった・・・

    カオスな待機時間(Switch編)


    『ーこれからライブを開始します。今から呼ばれるメンバーは、至急用意された衣装を着てステージまで来て下さい。ライブ曲はエメラルドプラネット。サポートメンバーは深海奏汰と守沢千秋。ライブメンバーは・・・』

    夏目「おヤ、僕たちの曲だネ。ライブの構成も僕たちSwitchかナ?」

    『・・・右ポジション、春川宙。』

    夏目「ほらネ。やっぱり僕たちが選ばれる運命ダ。子猫ちゃんも分かっているじゃないカ。」

    『左ポジション、青葉つむぎ。』

    夏目「フフ、久しぶりの3人揃ってのライブだネ。それに免じてセンパイがいる事も多大目に見ようじゃないカ。」

    『最後に、センターポジション・・・』

    夏目「さぁ、その可愛らしい声デ僕の名前を呼んデ。子猫ちゃん。」

    『・・・月永レオ。』

    夏目「・・・ハァ!???ちょっとコレどういう事!??おかしいデショ、このメンバーで僕がセンターじゃないなんテ!!!」

    レオ「わははは!!!!オバちゃんにはるじゃないか! 996